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2012.09.07

ブランド経営

こんにちは。スマイラです。

この前、書店でたまたま見かけて、こんな本を読んでみました。

ガバガバ儲けるブランド経営ガバガバ儲けるブランド経営
(2005/10/21)
小出 正三

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著者の小出さんには大変申し訳ないのですが、タイトルに品はないし、目次を見て構成にも少々疑問を持ったのですが、立場上、「ブランド」とか「ネーミング」とか「デザイン」とかがタイトルに付いているものは一通り読んでみよう、と思っているので、購入しました。

読んでみると、構成については、当初の印象どおり、もうちょっと練った方が良かったのではないか、という印象は拭えませんでした。
しかし、内容はまったくしっかりした本で、これはタイトルで相当損しているなあ、と感じました。

ブランド経営とか、知財経営というのは、弁理士の世界ではしばしばテーマに挙げられるものですが、それが何か、となると、なかなか説明しにくいものです。

この本では、20世紀の「より安く、より多くの人へ、より良いモノを」という「古い経済感覚」に基づく前提が崩れた、と説明します。
そして、21世紀の儲けの論理として「ブランド経営」を主張しています。
その要諦として「非競争」と「主観的な満足」を挙げ、「この論理を生かす最大の武器がブランド」と述べています。

詳しい内容は、同書を読んでほしいのですが、商標=ブランド、ブランド=商標、というような理解をしてきた私のような弁理士にとっては、非常に示唆の多い本であることだけは間違いありません。

著者のいう「非競争」は、ランチェスター戦略の説くところの「ナンバーワン」に通じるところがあるような気がしますし、「より安く、より多くの人へ、より良いモノを」という「20世紀の古い経済感覚」は、ランチェスター戦略の説く「強者の戦略」しか語っていないような気がします。

そういう意味では、この「ブランド経営」は、ランチェスター戦略という切り口から見ると、「弱者の戦略」のひとつの具体例を述べているようにも思います。

いずれにしても、タイトルで食わず嫌いをしないで、読んで良かったな、と思わせられる本でした。

最近の書籍のタイトルは、編集サイドの意向なのでしょうが、ちょっと煽り立てるものが多すぎるような気が、個人的にはしています。

何でもそうですが、中身をちゃんと見ないうちは何も言えないものですね。
というわけで、この本はオススメです。

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お待ちしています!
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