2014.12.29
原発ロジック その3
こんにちは。スマイラです。
今日の東京は、午前は雨でしたが、午後から夕方ぐらいまでは曇り、その後また小雨という少々落ち着かない天候でした。

ところで、クリスマスの日に仕事で渋谷に出たら、ハチ公もサンタの衣装になっていました。こんな感じです。
さて、先日の続きです。
安全を確認すること、つまり、ミスをなくすことは、人間が人間である限り、あるいはこの世に自然災害があり、その規模の範囲が限定的でない限り、極めて困難というかほぼ無理であり、考え方の方向性としてちょっと違うんじゃないか、ということまで書きました。
仕事でも自然災害でもそうだと思うのですが、多くの問題は「ミスをしたこと」「ミスが起こったこと」「自然災害が起こったこと」ではなくて(もちろんこれも大きな問題ではありますが、これは不可避的と認めてしまって)、その後の対処があまりにも不適切であった、という点にあるのではないでしょうか?
仕事で言えば、ミスをしてクレームが発生したというのはもちろん問題ではありますが、その後の対処の良し悪しによって、そこからのお客さんとの関係性は雲泥の差が生じると思います。
原発の事故だって、起こってしまったものはしょうがないとはいえないところが残酷なところではありますが、それ以上に、その後の対処が必ずしも良くはなかったというのがこの結果を招いているのだと思います。
なぜ良くなかったのでしょう?
「ミスや災害は不可避と考え、それが起こったとしての善後策を考える方が、考え方の方向性として正しいのではないか」と思うのはなぜかといえば、実際の経験がない段階でも、それを考え、用意することは、誰にでもできることですし、そうでなければ同じ失敗を繰り返し続けてしまうと思うからです。
仕事で言えば、他人のミスの段階で、自分だったらそうなったときどうするかと考えることができます。
同じように、もし、スリーマイルやチェルノブイリの事故を見て「日本でこういう事態が起こったときはどうする?」と真剣に考え、廃止や縮小も含めて、行動マニュアルなりを用意しておいたなら、もう少しいい対処ができたのではないかと思います。
たぶん、こういう意見って、「そんなのは理想論」と賢しげな人たちからは簡単に否定されてしまうのでしょうが、それは違います。
「私たちには安全を確認することができるのです」と言っているのが理想論であり、空論です。
論語に「怪力乱神を語らず(かいりょくらんしんをかたらず)」とありますが、人知を超えて安全が分かるというのはまさに「怪力乱神を語る」の類です。
ご相談はこちらからどうぞ!
お待ちしています!
多摩、府中のブランド・ネーミングなら
スマイラ特許事務所
今日の東京は、午前は雨でしたが、午後から夕方ぐらいまでは曇り、その後また小雨という少々落ち着かない天候でした。

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安全を確認すること、つまり、ミスをなくすことは、人間が人間である限り、あるいはこの世に自然災害があり、その規模の範囲が限定的でない限り、極めて困難というかほぼ無理であり、考え方の方向性としてちょっと違うんじゃないか、ということまで書きました。
仕事でも自然災害でもそうだと思うのですが、多くの問題は「ミスをしたこと」「ミスが起こったこと」「自然災害が起こったこと」ではなくて(もちろんこれも大きな問題ではありますが、これは不可避的と認めてしまって)、その後の対処があまりにも不適切であった、という点にあるのではないでしょうか?
仕事で言えば、ミスをしてクレームが発生したというのはもちろん問題ではありますが、その後の対処の良し悪しによって、そこからのお客さんとの関係性は雲泥の差が生じると思います。
原発の事故だって、起こってしまったものはしょうがないとはいえないところが残酷なところではありますが、それ以上に、その後の対処が必ずしも良くはなかったというのがこの結果を招いているのだと思います。
なぜ良くなかったのでしょう?
「ミスや災害は不可避と考え、それが起こったとしての善後策を考える方が、考え方の方向性として正しいのではないか」と思うのはなぜかといえば、実際の経験がない段階でも、それを考え、用意することは、誰にでもできることですし、そうでなければ同じ失敗を繰り返し続けてしまうと思うからです。
仕事で言えば、他人のミスの段階で、自分だったらそうなったときどうするかと考えることができます。
同じように、もし、スリーマイルやチェルノブイリの事故を見て「日本でこういう事態が起こったときはどうする?」と真剣に考え、廃止や縮小も含めて、行動マニュアルなりを用意しておいたなら、もう少しいい対処ができたのではないかと思います。
たぶん、こういう意見って、「そんなのは理想論」と賢しげな人たちからは簡単に否定されてしまうのでしょうが、それは違います。
「私たちには安全を確認することができるのです」と言っているのが理想論であり、空論です。
論語に「怪力乱神を語らず(かいりょくらんしんをかたらず)」とありますが、人知を超えて安全が分かるというのはまさに「怪力乱神を語る」の類です。
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