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2014.08.18

目のつけどころ

こんにちは。スマイラです。

親戚に不幸があり、土曜日曜と帰省し、今日のお昼に帰京しました。実家には十分なネット環境がないため、ちょっとブログもお休みしていました。
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清水港内のマリーナです。真ん中に一緒に帰省した次男が小さく写っています。

亡くなったのは、母の兄の妻=伯母なのですが、私も恥ずかしながら自分が結婚式を挙げる段になって初めて知ったことなのですが、伯父・伯母(はくふ・はくぼ)というのは、自分の親より上の兄弟姉妹を指す言葉で、叔父・叔母(しゅくふ・しゅくぼ)というのは、自分の親より下の兄弟姉妹を指す言葉なんだそうですね。

豆知識でした(笑)。

で、不幸があって思い出したわけでもないのですが、ちょっと前に岐阜の「未来工業」の創業者である山田さんが亡くなったという訃報を拝見しました。

村上龍さんと小池栄子さんが司会をされている「カンブリア宮殿」で紹介されたり、ご著書も何冊かあったり、そのユニークな経営者ぶりで注目されていた山田さんですので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

私もご著書を読んだことがありますが、全面的に賛成とは思えなかったものの、着目するところがさすがだなーと感心したことがありました。

正確な記憶ではないのですが、山田さんの創業された会社の製品は「ローテク」なので、特許を取れるような製品はなかなか縁がない。

けれども、自社製品の色や形を工夫することによって意匠権(物のデザインの権利とお考え下さい)を取得することに力を入れたそうです。

そして、2010年の意匠登録件数では日本を代表するような企業と並んで堂々20位になっています。

なかなか知的財産の活用事例というのは、因果関係の証明というと大げさですけど、関連づけが難しいもので、業績が良くなったとしてもそれがたとえば特許や意匠や商標によるものかどうかを数値化するのは難しいものです。

ですけど、意匠登録件数であれば「全国で20位!」というのが特許庁のデータとしてオフィシャルに発表されるわけですから、これはこれで取引先や金融機関や公的機関に対しては大きな効果が得られるのではないかと思われます。

さすが一世を風靡するような経営者は目のつけどころがいいなあ・・、と一応この道の専門家ながら感心したものでした。



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