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2014.04.09

依存症地獄 その3

こんにちは。スマイラです。

今日も暖かくていいお天気の一日でした。

さて、昨日の続きで、この本を読んで考えたことです。

やめられない ギャンブル地獄からの生還やめられない ギャンブル地獄からの生還
(2010/09/03)
帚木 蓬生

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昨日は「ギャンブル依存症」の重要な一因になっていると思われる「パチンコ・スロット」の日本での環境は、急には変わることがないだろうということまで書きました。

外部環境が変わらないからと手をこまねいていてもどうにもなりませんから、私たち人間側の意識や考え方を変えていかなければいけないのだろうと思います。

著者はギャンブル依存症は「〈意志〉とは無関係です。」「〈意志〉よりも強い〈脳の変化〉がそうさせてしまったと考えるほうが真実に近いと思います。」と書いています。

私は最近特に強く思うのですが、人間の意志の力を過信したり過大評価することは、むしろ危険な側面が強いというか多いのではないかと思うようになりました。そこまで人間は立派にも丈夫にもできていないと思うのです。

歯を食いしばればまだ頑張れるとか、お前の限界はそんなもんじゃないとか、その気になれば止められるはずだとか、言うのは簡単ですが、実行するのは大変です。

私などは、弁理士試験の受験期間中でも、小説を読み始めたり、映画を見始めたり、マンガを読み始めたりして「ああ、おれはこんなことしてちゃいけないんだが・・。勉強しなくちゃいけないんだけどなあ・・」と煩悶しながらもついつい最後まで止められなかったということが何度もありました(笑)。

根深い問題は「依存」を「意志の問題」としてしまうと、結局、意志が弱い人と強い人という二項対立を煽るだけになってしまうところにあると思います。

依存症のアイツは意志の弱い人間、依存症じゃないおれは意志の強い人間、アイツは意志が弱いから依存症になったんだ、と思ったとたんに、この問題に対して無関心になってしまいます。正社員が派遣社員の苦悶に心からの関心を寄せられないのと同じと言ったら言い過ぎかもしれませんが。

さらに、二項対立というのは、自ずと社会全体に進行する性質を持っていますから、これが進んでいけば、お金持ちと貧乏人、勝ち組と負け組、正社員と派遣社員、健常者と障害者、若い人とお年寄り、というように、社会に溝が増え、かつ、広がり、その間には想像力の欠如を要因とする「敵対」と「無関心」を生みだしてしまいます。

その行き着く先はたぶん「何を解決する能力も、他への慈しみもない社会」です。

ギャンブルに限らず、いろんなものへの依存症が、その人の癖や弱さや意志ではなくて「脳の病気である」という認識を、我々ひとりひとりが持つことにより、治療を受ける機会も増えると思いますし、何よりも早く気がつく人が増えてくると思います。

機会があればぜひこの本を読んでもらいたいと思いますが、本当の地獄が描かれています。それは、本人にとっても周囲の人にとっても、とてつもない不幸だと思います。

私も含めて、これを読まれている多くの人は「そんな人は自分の周りにはいないなあ」と思っていると思います。

しかし、自分の周りにどういう人が来るかは自分でコントロールできることではありませんし、知識を持つことによって避けられる偏見や被害はたくさんあり、「依存症」もそのひとつと思いましたので、このテーマで長々と書いてみました。



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