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2014.03.15

キャリアポルノ その3

こんにちは。スマイラです。

一昨日、昨日の続きで、この本の感想です。

キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)
(2013/06/13)
谷本真由美(@May_Roma)

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話しが欧州に飛んだあと、著者の語りは、いかにイタリアが人間味あふれ、人が人らしく楽しく暮らすことができる国であるかに紙数が費やされていきます。

この本の欧州に関する小見出しを並べていくと、こんなのがたくさん出てきます。
《現実主義の欧州》
《変わることなんて無理だと思っている欧州》
《怒りを外に向ける欧州の若者たち》
《仕事の名刺を出して「あなたはどういう人なのかしら?」と言われたワタシ》
《大人が朝っぱらからおやつを食べているイタリア》
《ダメならあきらめろ、人生にはもっと楽しいことがある》

これらは欧州批判のためにつけられた小見出しというよりは、どちらかというと日本批判の論拠として書かれた内容のための小見出しです。

これを読むと、著者のいいたいことは

『分をわきまえない努力なんてさっさと諦めよう。自分を変えようとか向上させようなんてムリムリ。アンタと成功者とじゃあそもそも人間のつくりが違うんだから。仕事なんて給料がギリギリもらえる程度まで適当にやって、あとはサイクリングしたり、ドライブしたり、サッカー見たりして楽しく過ごすのが人生だよ。』

ということであるように思われます。

それもひとつの人生観というか価値観なので、そういう人生を歩みたいという人に私がどうこう言うことではありませんが、自分自身がどっちに住みたいかと問われれば「努力しても報われない可能性が高いけど、報われる可能性もある方」に住みたいと思います。

ちょっと話が逸れますが、著者の話では、諸外国では日本のように競争やランキングに興味を持たないというようなことが書かれていますが(P121~)、ホントですか?

イタリアではサッカーの試合ごとに活躍に応じた採点を選手にしてるじゃないですか?あれは比較とかランキングじゃないんですかね?そもそもサッカーのリーグ戦自体、順位のつくものですし。

最近風潮が強くなったと感じている、周辺アジア諸国を憎み、罵倒することにより、必要以上に自国に誇りを持とうとする思想と、著者のように、欧州諸国を理想的にとらえすぎるあまり、必要以上に自国を卑下する思想とは、根っこは同じなのではないかと思います。

最後に私が「こりゃ、この本及び著者はダメだ」と見切った一節を引用します。

《キャリアポルノ(引用者注:ここでは「自己啓発本」程度に理解して下さい)を読んで、他人(成功者)の真似っこをしようしようと頑張ることは、つまり、自分本来の考え方や、やりかたを否定してしまうことなのです。自分を否定するということは、自分の両親、兄弟、姉妹、出身地、育った家、好きなアニメ、好きな食べ物、嫌いな虫、先祖、思い出などを否定することです。》

そんなことあるわけないでしょー!!

こんな理屈が通ったら、すべての宗教や学問や習い事やスポーツは「自分を否定する」ことになってしまいます。

人を尊敬したり見習ったりするたびに両親に詫び、ピアノを教わるときにはご先祖様に謝り、ゴルフの教本を読んだら兄弟姉妹に頭を下げなければなりません(笑)。



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