2014.02.26
インゲン その3
こんにちは。スマイラです。
昨日の続きです。
軽々と私と長男を抜き去った彼を見つつ、私は「アスリートというのは我々凡人のものさしではとうてい計りしれないものだ・・」としみじみと思っていました。
それまでもプロ、あるいはプロに近いアスリートの凄さというのは知っていたつもりでしたが、こうして自分が体感し、その凄まじい能力を目の当たりにすると、その凄さが一段と身に沁みます。
まったくの想像にすぎませんが、おそらく彼は相当なアスリートだとしても、オリンピックとかツールドフランスのような、世界レベルというほどのアスリートではないんじゃないかと思います。
そんな選手が、私や長男と同じところを走るなんて思えませんから。
そう考えると、いったい私たちが日ごろテレビで見ているような「世界レベル」というのはどれほどのレベルなのか。
私はこのときにそれを痛感したので、オリンピックや世界的な大会に出ているアスリートが、ここ一番の勝負でたまさか失敗したとしても、それを責めたり非難したりなんて気持ちは、これっぽっちも湧いてきません。
彼ら、彼女らは、人生を賭けてギリギリの勝負をしている。それを我々は無料で、安全地帯で、一分の精進も努力もなく、単に同じ日本人というだけで、メダルを期待しながら見せてもらっている。それだけでもう十分ですよ。
さて、私と長男は、這々(ほうほう)の体でゴールし、妻と長女と次男の待つ休憩室に戻りました。
長男はとうとうと、5キロコースが如何に苦しく厳しく険しいコースであるか、そして如何様に自分がそれを克服してきたかを、休憩室から見える5キロコースのいくつもの坂を指さしながら、3人に語りました。
その時です。
先ほどの驚異のアスリートが、5キロコースのゴールを軽く「通過」して、また次の1周を走り始めたのでした・・。
休憩室からそれを見ていた私は「ありゃもう、ニンゲンじゃないな・・」「ありゃインゲンだな・・」といったのが子どもたちに妙に受けて、それ以来、この驚異のアスリートは当家では「インゲン」という固有名詞になってしまったのでした。
当家で「インゲン」といえば、食べ物ではなく、ご本人にはまったく申し訳ないのですが、まずはこのスーパーアスリートを指します(笑)。
フランスW杯から帰国した城選手は空港でペットボトルをぶつけられました。昔、W杯でヘマをしたコロンビアの選手は空港で撃ち殺されました。
超人的な能力を持ったアスリートたちの才能と能力への敬意があれば、そんな事件はもとより、今回巷を賑わした種々の失言(といっていいんですよね?)は、絶対に出てこないと思います。
アスリートたちが真に敬意の中でスポーツに取り組めるようになるように願いを込めて、こんな思い出を長々と書いてみました。
こんな話じゃ伝わらないんじゃないの?ってちょっと心配なんですが・・(笑)。
ご相談はこちらからどうぞ!
お待ちしています!
多摩、府中のブランド・ネーミングなら
スマイラ特許事務所
昨日の続きです。
軽々と私と長男を抜き去った彼を見つつ、私は「アスリートというのは我々凡人のものさしではとうてい計りしれないものだ・・」としみじみと思っていました。
それまでもプロ、あるいはプロに近いアスリートの凄さというのは知っていたつもりでしたが、こうして自分が体感し、その凄まじい能力を目の当たりにすると、その凄さが一段と身に沁みます。
まったくの想像にすぎませんが、おそらく彼は相当なアスリートだとしても、オリンピックとかツールドフランスのような、世界レベルというほどのアスリートではないんじゃないかと思います。
そんな選手が、私や長男と同じところを走るなんて思えませんから。
そう考えると、いったい私たちが日ごろテレビで見ているような「世界レベル」というのはどれほどのレベルなのか。
私はこのときにそれを痛感したので、オリンピックや世界的な大会に出ているアスリートが、ここ一番の勝負でたまさか失敗したとしても、それを責めたり非難したりなんて気持ちは、これっぽっちも湧いてきません。
彼ら、彼女らは、人生を賭けてギリギリの勝負をしている。それを我々は無料で、安全地帯で、一分の精進も努力もなく、単に同じ日本人というだけで、メダルを期待しながら見せてもらっている。それだけでもう十分ですよ。
さて、私と長男は、這々(ほうほう)の体でゴールし、妻と長女と次男の待つ休憩室に戻りました。
長男はとうとうと、5キロコースが如何に苦しく厳しく険しいコースであるか、そして如何様に自分がそれを克服してきたかを、休憩室から見える5キロコースのいくつもの坂を指さしながら、3人に語りました。
その時です。
先ほどの驚異のアスリートが、5キロコースのゴールを軽く「通過」して、また次の1周を走り始めたのでした・・。
休憩室からそれを見ていた私は「ありゃもう、ニンゲンじゃないな・・」「ありゃインゲンだな・・」といったのが子どもたちに妙に受けて、それ以来、この驚異のアスリートは当家では「インゲン」という固有名詞になってしまったのでした。
当家で「インゲン」といえば、食べ物ではなく、ご本人にはまったく申し訳ないのですが、まずはこのスーパーアスリートを指します(笑)。
フランスW杯から帰国した城選手は空港でペットボトルをぶつけられました。昔、W杯でヘマをしたコロンビアの選手は空港で撃ち殺されました。
超人的な能力を持ったアスリートたちの才能と能力への敬意があれば、そんな事件はもとより、今回巷を賑わした種々の失言(といっていいんですよね?)は、絶対に出てこないと思います。
アスリートたちが真に敬意の中でスポーツに取り組めるようになるように願いを込めて、こんな思い出を長々と書いてみました。
こんな話じゃ伝わらないんじゃないの?ってちょっと心配なんですが・・(笑)。
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