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2014.02.17

経験の差 その2

こんにちは。スマイラです。

東京の雪はここ数日の好天でだいぶ解けてきました。

さて、昨日からの続きです。

坂本さんは、そんな苦難を乗り越えて、結局、東洋太平洋ライト級王者となる大変なご活躍をされるわけですが、記事の最後はこんなふうにしめくくられています。

「私は貧困も虐待も絶対なくせると思っている。いじめも。いつの時代も貧乏人はいた、いじめはあったと言って肯定する人もいますが、私は肯定しません。知事にもそう言い切れる人になってほしいですね。」

この坂本さんの意見を「理想主義的すぎる」と批判するのは、あまりにも簡単です。

実際、貧困も虐待もいじめもそう簡単になくなる気配は、今のところありませんから。

けれども、私はこの記事を読んでものすごく強く感じたことがあります。

少なくとも私の知る限りにおいて、本当に想像を絶するほどの辛い目に遭った人、辛い経験をした人ほど、躊躇なく、堂々と、そして衒いなく、理想主義的なことをいい、かつ、心から信じています。

逆に、中途半端な経験しかしていない人や、まったく経験していない人ほど、変に物分りのいい、不都合な現実を肯定するような意見をいいます。

なぜでしょう?

少々迂遠な表現ですが、実際に経験した人は、自分がそういう境遇に置かれたからゆえ、誰もがそういう境遇に陥りうるということを芯から理解しているのに対し、中途半端な経験しかしていない人は、自分はそういう境遇には陥らない、つまりすべては他人事、自分とは別世界のどこかで起こっていること、と心のどこかで信じているからではないかと思います。

長くなってしまったので、続きは明日書きます。



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