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2013.10.17

年収150万円!

こんにちは。スマイラです。

この本を読んでみました。

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)
(2012/11/22)
イケダ ハヤト

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センセーショナルなタイトルと内容で賛否両論の本のようです。著者は有名なブロガーなのだそうで、それも話題になっている一因なのでしょう。

まあ、本のタイトルってのは、数字を入れて、センセーショナルにする、ってのが売れるための王道のようなので(それに多くの書籍の題名は編集者が付けているようですし)、そこに飛びつくのはまさに「飛んで火に入る夏の虫」って感じなのかもしれませんね(笑)。

それはともかく、私はこの本を読んで、なかなか面白い視点なんじゃないかなあ、と思いました。

著者の主張は多岐にわたりますが、私が、我々世代ももっと慎重に考えるべきじゃないかな、と思ったことは「お金至上主義」といって少々言葉が過ぎるのであれば、「経済発展至上主義」が無批判に善であるということについてはもっと見直されてもいいのではないか、ということです。

経済が発展していることは、少なくともしていないことよりもいいことである、というのは、ほぼ現代の定理になっていると思います。

しかし、それによって失ったものにも目を向ける時期、あるいは世代に入っているのかもしれません。

経済至上主義は、その原理的な性質として「拡大一辺倒」の要素を持っていると思います。しかし、拡大すればした分だけ我々の社会や生活が幸福になるかというとそうともいえない。いや、むしろ不幸にしている面も少なくないんじゃないか、という疑問が生じる時期と世代といってもいいのかもしれません。

原発しかり、みずほの反社会勢力への融資しかりで、「食っていくためにはしょうがないんだ」「我々が生き残っていくためにはしょうがないんだ」という主張で、本来立ち止まって考えるべきときにも、思考停止の抑圧が働いているように思えます。

「年収150万円」は少々極端なのだとしても、資本主義という大きなシステムの中でお金を得ようとするために、失ったり、粗末にしたりしているものに目を向けるきっかけになりました。



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