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2013.06.16

三丁目の夕日 その2(了)

こんにちは。スマイラです。

今日も暑い一日でした。雨が降ったせいか、いつものほこりっぽさはなくなっているような気がしました。

さて、昨日の続きです。

「ALWAYS三丁目の夕日」では、堤真一さんが、集団就職で出てくる堀北真希さんを迎えに行くときに今は懐かしい「オート三輪」に乗って駅に行きます。

私も、母方の実家がみかん農家だったので、あの映画のものよりはずっと大型でしたが(といっても、みかんのコンテナを積むための荷台が大きいだけですが(笑))、オート三輪はしょっちゅう乗っていました。

堤真一さんや堀北真希さんが仕事をしている「鈴木オート」の前の道は舗装されていませんが、私が住んでいた辺りも、今から思えば、あの映画のような感じで、舗装された道は少なかった記憶があります。

もたいまさこさんが店番をするような「タバコ屋」は、子どもだったのでさすがに行ってませんが(笑)、あんな感じのおばさんが店番をしている、茶川先生のお店のような駄菓子屋はいくらもありましたねー。

あの映画は、多くの人に「希望溢れていた時代、これから成長していく時代」の象徴とか、「地域社会が機能していて、隣近所の顔が見えていて、人と人との距離が近かった時代」の象徴のように言われます。

そして、その時代の尺度で今の時代を考えても無理、というような論法で語られることが多いような気がしますし、若手の論客といわれる人たちが、そういう話をするのを、私も何度か聞いたことがあります。

彼らが言わんとしていることはものすごくよく分かりますし、あの時代をいい時代だったと思っている人や、実際に公言している人がいるのを、苦々しく思う気持ちも、ものすごくよく分かります。

私自身も、ノスタルジーで語る人を見ていると「ああ、今はずいぶんな目に遭ってるんだろうなあ・・」と同情してしまうクチですから(笑)。

けれども、ちょっと冷静になって考えればすぐ分かりますが、地球上のどこに行っても「ユートピア」なんてないのと同じように、どの時代に行けたとしても「ユートピアの時代」なんてないのだと思います。

「そうかなあ・・?」と思う人は、もし行けるとしたらどの時代のどこに行きたいか(もちろん永住前提で、ですよ)、一度じっくり考えてみると面白いですよ。

私は、行きたい時代はどこにもありませんでした。ってことは、今が一番いいってことですよね(笑)。

まあ、映画なんですから、あまり目くじらを立てないで、フィクションはフィクションとして、のんびり楽しめばいいんじゃないかと思います。



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