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2013.06.08

必勝本とストーリー

こんにちは。スマイラです。

皆さんは、いわゆる「競馬必勝本」って読んだことあるでしょうか?

私は、20代で競馬をやっていた頃は、けっこう読んでいましたし、好きでした。今も好きで、ときどき読んでいます。

競馬必勝本の面白さは、それで馬券が当たるかどうか、とか、競馬で勝てるか、なんてことは当然本気で期待しているわけではなくて(ときどきアマゾンのレビューとか読むと、本気で期待している人がいるのに恐れをなしてしまいますが(笑))、私に限って言えば「新しい競馬や馬券の見方を知る」ことができるところにあります。

思いもしなかった目のつけどころで競馬検討や研究をしている本は、たとえ少々の自慢話が載っていても(実は「競馬必勝本」の大きなひとつの役割は、著者の自慢です(笑))、感心しながら、とても楽しく読むことができます。

そんな感じで面白がって、出てくる本、出てくる本、競馬必勝本に関してはけっこう読んでいたのですが、ある時期からそういった類の本が「データブック」化してきたなあ、と感じたことがありました。

これはやはり、PCが普及し、ネットが普及し、JRAのデータサービスも整ってきたところで、膨大なデータの分析がしやすくなったというのが大きな原因であるように思われます。

それはそれで役に立つ本なんでしょうけど、そんなのはちっとも買う気がしないんですよねー。

よく、ブランド戦略や商品開発やマーケティングの本なんかを読むと「ストーリーが重要!」ってなことを言われますよね。

商品選びでストーリーがあるものをついつい買ってしまうのと、競馬必勝本で少々自慢めいた話があっても著者なりの視点や着眼点がある本を、ついつい面白がって読んでしまうのとは、感覚としては近いのかもしれません。

競馬必勝本だって商品のひとつには違いないわけですから。

人間の中には、数値や論理だけではどうしても満足しきれない部分があって、そういう部分が不条理とか荒唐無稽とか非論理性とかストーリーみたいなものを、知らず知らずのうちに求めるんでしょうね。



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