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2013.05.25

基礎

こんにちは。スマイラです。

いよいよ明日は弁理士試験の一次試験です。全国的に天気は何とか持ってくれそうですね。

私が短答試験に合格した年は、朝から雨が降っていたことを覚えています。

試験会場の、とある大学の、雨をよけるあずまやのようなところで、煙草をすいながら、自分が読み上げて録音した条文を3倍速で聞きながら、ずうっと条文集に目を通していた記憶があります。

そのあと、試験会場の教室が分からなくて気が動転してしまったのも、今思えば懐かしい思い出です(笑)。

私は、弁理士試験の勉強を始めたときは、過去問だけきちんとできるようにしておけば、少なくとも一次試験は合格できるだろう、とたかをくくっていました。

しかし、そういう勉強法でやっていても、なかなか自分の点が伸びないのを見て「ああ、このレベルの試験になると、問題が解けるようになるだけではどうにもならないんだ。その基礎になっている条文をきちんと暗記しないとダメなんだ・・」と暗澹たる気持ちになり、そこから覚悟を決めて、条文をひとつひとつ確認しながら過去問を解く勉強法に変えました。

そうすることによって(当たり前のことですが)、問題を解く時間はそれまでよりも何倍もかかるようになってしまいましたが、解いた分だけ点数は伸びていくようにもなりました。

どんなものでも、基礎からやらないとどうにもならないものがあります。

私自身の拙い経験から言えば、基礎を軽視して事に当たることは、一見、時間の節約のように見えて効率的に思えることもあるかもしれないけど、その実は、遠回りをしていることの方が多いんじゃないかと感じます。

迂遠な言い方でこんなことをいうのは、なかなか切ないものがあるけれども、勉強でも、仕事でも、基礎を軽視する場に身を置き、楽を覚えてしまったら、残念ですがその人はもう「終わり」です。

そうして「終わってしまった人たち」を、私は何人も見てきました。

特に若い人たちは、少々大変に思えても、基礎を身につけられる場に身を置くように、そういう環境や人を求めるようにしていってほしいと思います。



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