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2013.05.21

疾走する産経新聞

こんにちは。スマイラです。

喫茶店に行くと、いろんな新聞が置いてあって、ついついひと通り目を通してしまうのですが、そうして読んでみると、産経新聞というのは、書いてる人も読んでる人も、なかなか異色だなあ、と感心させられます(笑)。

これまで「サンケイスポーツ」はともかく、「産経新聞」はあまり読んだことがなかったので、その点では新鮮ですね。

産経新聞を読んでると、安倍総理はまるで救国の稀代のリーダーのように思えてきますし、橋下市長の発言なんて、どってことないように思えてきます(笑)。

面白いのは投書欄ですね。

朝日新聞や読売新聞や毎日新聞の投書欄もそうであるように、産経新聞の投書欄も、私の感覚では「産経信者」とでも言うべき人たちが書いているように思われます。みんながみんな、石原前都知事みたいです(笑)。

ちょっと前の投書欄では「国民に義務を課す憲法産経新聞案大賛成」「自主憲法制定は避けて通れない道」という投書が並んでました。

最近では、何と言っても「橋下市長は正しいことを言っているのだ、ひるむな」「従軍慰安婦の強制連行はなかった」という投書が並んでいます。

断っておきますが、私は従軍慰安婦の歴史について、ほとんど知りません。兵隊だった人にも慰安婦だった人にも直接お会いしてお話を聞いたこともありません。

というか、祖母ですら戦争のことを孫の私にあまり話したがらなかったのですから、そういう方々とお会いしていたとしても、赤の他人の私などにそんな辛かったことを語らないでしょう。

だから強制連行があったかどうかも分かりません。

ですけど、今や、学校の歴史の教科書でも「聖徳太子は実在しなかった?」「源頼朝と足利尊氏の肖像画は別人?」「鎌倉幕府はイイクニじゃなくて1185年?」「田沼意次は賄賂政治家じゃなくて、実は経済政策を進めた名老中?」といったように、自分が教わった頃には「正しい」とされていた歴史が次から次へと書き換えられてます。

それなのに、どうして従軍慰安婦の強制連行に限っては「あった」といっている人たちもいる中で、「なかった!」と、一市民が自信を持って断言できるのか、そのことが不思議でなりません。

ちょっと意地悪に言えば、この投書者は、過去の兵隊さんや慰安婦さんの何人に直接お話を聞いたんでしょうか?

何を信じるのもその人の自由ですが、少なくとも本の知識を少々かじったぐらいで「間違いなし!」と思い込んで思考を停止し、人に自信を持って話すなんて、私ならちょっと恥ずかしい気がしてきます。



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