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2013.05.20

ことばに注意!

こんにちは。スマイラです。

橋下市長の発言が飛び火して、みんなの党との選挙協力が解消という事態になったみたいですね。

選挙協力をするかしないかなんてことは、はっきりいってどっちでもいいのですが(笑)、そのことを伝えた記事を読んで「うーん・・」と唸ってしまいました。

記事には、選挙協力解消の意向を伝えたみんなの党の渡辺代表に対して、維新の会の松井幹事長が記者団にこう話したと書かれています。

「橋下もおしまいだ、弱ったやつと組む必要ないという話なんですかね。(中略)お願いして一緒にやっているわけではない」(毎日新聞)

この話を読んで「怖いもんだなあ・・」と思ってしまいました。

ちょっとした一言が政党間の関係を悪化させることや、それがひいては国政を動かしかねないということを「怖い」と思ったわけではありません。

人間の品性とか価値観というのが、こんなちょっとした言葉の中に出てくるのが「怖い」と思ったのです。

維新の会の松井幹事長は、あたかも他人の(この場合は渡辺代表の)考えや判断基準を説明するかのようにこんなことを言っていますが、そうではなくて、おそらくそれが彼(あるいは彼ら)の判断基準なのでしょう。

だって、相手は維新の会に対して一言も「おしまい」とか「弱った相手」なんて言ってないんですからね(笑)。

普通の読解力の人が普通に素直に、この「維新の会」と「みんなの党」のやり取りを読めば、「政党間の価値観が違っている=党の理解を得られない(から選挙協力はできない)」と言っているか、もう少々意地悪く解釈しても「こんな発言をしているようでは国民の支持は得られない=選挙で勝てない(から選挙協力はできない)」と言っているに過ぎないように思われます。

そしてこれは、選挙で勝つことが目的である政党の判断基準として、至当だと私は思います。

ある人が「おしまい」か「おしまいじゃない」か、「強い」か「弱い」か、で、これまで人や組織を判断をしてきて、これからもするであろう人は、そういっている当の本人である松井幹事長じゃないの?ということが、この発言からは透けて見えるような気がして「ふとした一言って怖いもんだなあ・・」と思ったのでした。

以前、同じ職場に「私は『勝ち組』とか『負け組』という言葉が嫌いなんです!」と言いながら、一流企業の旦那さんと結婚をし、子どものいる女性社員のことを「あの人は「勝ち組」だ・・」と、妬みきっている女性社員がいました(笑)。

こんな風に、ちょっとしたところで、自分の中にある隠しておきたい本当の価値観がつるっと出てしまったりするので、言葉というのは本当に注意しなければいけませんねえ・・。



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