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2012.07.21

選択論文の前日に

こんにちは。スマイラです。

明日は弁理士試験の論文式試験の後半戦の選択科目の試験があります。
選択科目の試験には、免除制度というのがあり、たとえば理系科目の大学院卒や、行政書士、司法書士、などは、免除されます。

私は何の免除資格もなかったので、選択科目である著作権法を受けました。
結果として、この選択科目の論文試験を、一番多く受けることになってしまいました。

受験生や弁理士以外の人には分かりにくいかと思いますが、私の受験歴は、短答試験2回、論文必須科目2回、論文選択科目3回、口述試験1回、というものです。

言い訳をするわけではないのですが、論文試験の二年目は、当時中学二年の長男が学校を休みがちになり、家庭内が大変な時期でした。
ちょうど試験前に勉強どころではない状態になってしまい、今年はもう無理だ、と諦めていましたので、選択は落としたものの、必須科目の免除を得ただけでもラッキーという感じでした。

これは、決して苦労自慢で書いているのではありません。
私だけでなく、多くの受験生も、言わないだけで、何らかの困難や難局を乗り越えて合格を勝ち取っている、ということを、今の(弁理士試験に限らず、いろんな試験の)受験生に伝えたいがために書いています。
特に、弁理士試験のような長丁場の試験では、順風満帆だけで合格に至る人は、ほとんどいないんじゃないかと思います。

それはさておき、最後の一年間は、選択科目を残してしまったので、著作権法の勉強ばかりしていました。
もちろん一年でも早く合格できていればそれが一番良かったのですが、今にして思えば、選択科目を一年間没頭して勉強できたのは、負け惜しみではなくて、良かったと思っています。

というのも、仕事で著作権法の知識があることにより助けられていることが、ものすごく多いからです。

一年間、著作権法の勉強に打ち込み、いろんな問題を答練などでやり、著作権法を取らなかった人ならあまり目にしないような条文まで読んだことで、基礎がしっかりできたと思っています。
だから、お客さんからのいろんな質問にも、たとえば商標や意匠がらみの質問にも、著作権との違いを交えて説明していくことにより、理解していただきやすくなっている、という実感を得ています。

もちろん、著作権ダイレクトの質問にも、根拠をきちんと示して、ご説明差し上げることができます。

それもこれも、受験生活最後の一年間で、懇切丁寧に(又はビシビシと、笑)鍛えて下さったH先生のおかげと感謝しています。

大好きな伊丹十三のエッセイの、たしかあとがきに、「私はただの空っぽの入れ物に過ぎない」というようなことが書いてあったと記憶しています。

今の私も、いろんな方に教えていただいた知識の入れ物にすぎません。
そういう人たちなしには何も成せなかったと、一年前を振り返って、しみじみ思っています。

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