2013.03.27
発明貴族
こんにちは。スマイラです。
この本を読みました。
ずいぶん前に買ってはいたものの、なかなか順番が回ってこなくて読めなかったのですが、最近自分でちょっとした発明をしたので(笑)、何かの参考になるかなあ、と思って読んでみました。
読んでみると、これがなかなか面白くて、1日で読み終えてしまいました。
ずいぶん怪しげなタイトルで、「発明で一攫千金!」的なムードを漂わせている本ではありますが(笑)、内容は至ってまじめなもので、正攻法で書かれています。
著者の石崎さんは、石崎資材という会社の社長さんです。
経営者ですから、特許の価値や、それが書類の書き方ひとつで容易に失われうることもよく分かっていて、発明本にありがちな「自分でも出願できる!」といった考えには否定的で、「専門の弁理士に頼むべきである」とはっきりと書かれています。嬉しいですね(笑)。
趣味と実益という感じなのでしょうが、発明が好きで、特許出願も何件もされています。
今、特許電子図書館で検索してみたら、75件の特許と実用新案が出てきました。
この本は、ビジネスにおける特許や知的財産の活用の全体像をおおまかに把握するのに、とてもいい本だと思います。
ただ、発行が2001年と少々古いため、その点はちょっとだけ注意が必要です。
冒頭に、特許電子図書館での過去の出願例の検索について書かれているのですが、それもちょっと古い感じですし(とは言っても、特許電子図書館は当時に比べれば格段に使いやすくなっているので、この本を読んで実際にトライしてみて不自由を感じることはないと思います)、今はもうなくなってしまった特許の出願公告や異議申立の事件について書かれていたりします(特許法等は、頻繁に改正する法律なので、弁理士試験受験生泣かせです(笑))。
まあ、そこら辺は割り引くとしても、いい本です。おすすめします。
ところで、本文の中に「商標とは名前の特許である」と書かれているところがありました。
言葉の正誤は別として「世間の人たちはこういう竹を割ったような説明の方が分かりやすいんだなあ・・」と感心してしまいました。
ご相談はこちらからどうぞ!
お待ちしています!
多摩、府中のブランド・ネーミングなら
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この本を読みました。
![]() | 発明貴族 (2001/08) 石崎 昭 商品詳細を見る |
ずいぶん前に買ってはいたものの、なかなか順番が回ってこなくて読めなかったのですが、最近自分でちょっとした発明をしたので(笑)、何かの参考になるかなあ、と思って読んでみました。
読んでみると、これがなかなか面白くて、1日で読み終えてしまいました。
ずいぶん怪しげなタイトルで、「発明で一攫千金!」的なムードを漂わせている本ではありますが(笑)、内容は至ってまじめなもので、正攻法で書かれています。
著者の石崎さんは、石崎資材という会社の社長さんです。
経営者ですから、特許の価値や、それが書類の書き方ひとつで容易に失われうることもよく分かっていて、発明本にありがちな「自分でも出願できる!」といった考えには否定的で、「専門の弁理士に頼むべきである」とはっきりと書かれています。嬉しいですね(笑)。
趣味と実益という感じなのでしょうが、発明が好きで、特許出願も何件もされています。
今、特許電子図書館で検索してみたら、75件の特許と実用新案が出てきました。
この本は、ビジネスにおける特許や知的財産の活用の全体像をおおまかに把握するのに、とてもいい本だと思います。
ただ、発行が2001年と少々古いため、その点はちょっとだけ注意が必要です。
冒頭に、特許電子図書館での過去の出願例の検索について書かれているのですが、それもちょっと古い感じですし(とは言っても、特許電子図書館は当時に比べれば格段に使いやすくなっているので、この本を読んで実際にトライしてみて不自由を感じることはないと思います)、今はもうなくなってしまった特許の出願公告や異議申立の事件について書かれていたりします(特許法等は、頻繁に改正する法律なので、弁理士試験受験生泣かせです(笑))。
まあ、そこら辺は割り引くとしても、いい本です。おすすめします。
ところで、本文の中に「商標とは名前の特許である」と書かれているところがありました。
言葉の正誤は別として「世間の人たちはこういう竹を割ったような説明の方が分かりやすいんだなあ・・」と感心してしまいました。
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