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2013.03.04

人は変わる

こんにちは。スマイラです。

ずいぶん前に録画したものの、まだ見ていなかったファミリーヒストリーを見ました。
俳優の高橋克典さんのお父様、勝司さんについてのものでした。
見られた方もいらっしゃるかとは思いますが、感動的なお話しでしたので、書こうと思います。

勝司さんは、海軍予科練で特攻隊に志願しますが、出撃の前に空襲に遭います。

戦友たちは防空壕に逃げたのですが、防空壕がすでに人で一杯だったため、勝司さんは「ここで死ぬのか」と覚悟を決めて、林に逃げます。

これが運命の分かれ道で、防空壕は直撃されて、戦友は皆亡くなってしまったのですが、勝司さんは生き残りました。

終戦を迎え、故郷に戻りますが、戦友を亡くした虚無感で、勝司さんは16歳にして酒浸りの自堕落な日々を送るようになります。

ある日、酒に酔って歩いているときに、教会から歌声が聞こえてきます。ふらふらと教会に近づいた勝司さんを、教会の中にいた人が「一緒に歌いませんか?」と声を掛けます。

その後、何度か教会に通い、歌を歌ううちに、勝司さんは音楽の魅力に目覚めます。

一念発起し、音楽の勉強を始め、音楽大学に進み、横浜の高校の教職の道に就きます。
そこで、音楽部の顧問になり・・という話です。

高橋さんは、勝司さんのお葬儀に、数多くの高校の教え子たちも含め、1000人以上の人が来たのに驚いたそうです。

音楽部の教え子たちは、勝司さんを「人生の師」「目指すべき人」と、今でも心からの尊敬をしています。

私がすごいと思ったのは、いちじは自暴自棄になり、荒んだ生活をしていた勝司さんが、音楽によって劇的な変化を遂げ、最後には多くの人に感謝される人生を送られたことでした。

勝司さんにとっては音楽でしたが、人間は、たぶんどんな人でも、何かちょっとしたいいきっかけがあれば、人生を劇的に変えうるのだと思います。

私も含めて多くの人は、とかく「勝ち組」とか「負け組」とかのレッテルを貼りたがるものですが、特に大人は「いつでも人は変わることができる」という確信を持って人に接することを諦めてはいけないのだ、と教えられた思いでした。



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