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2013.03.01

普通の言葉の商標登録 おまけ

こんにちは。スマイラです。

昨日、一昨日と「普通の言葉の商標登録」をテーマに書きましたが、ちょっと心配になってきましたので、もうちょっと書き足します(笑)。

ここでいう「普通の言葉」というのは、あくまでも商品やサービスとの関係で「普通の言葉」ということです。

スマイラ特許事務所ホームページのここに詳しく書いたのですが、「普通の言葉がダメ」というと「なんだ、SONYとかPANASONICみたいな造語じゃないとダメなのか・・」と思われる方がたくさんいらっしゃるみたいです。

しかし、「APPLE」という「普通の言葉」が登録になっているように「造語でなければダメ」ということはまったくありません。

ですけど、もし「アップル インコーポレイテッド」(会社のアップルのことです)が、商標「APPLE」を商品「りんごジュース」に出願していたら、確実に拒絶されるはずです(あ、ちなみにこれは、アップルが実際にりんごジュースを売ってないから、というような事情とはまったく関係ありませんよ。念のため)。

たとえば、一昨日の記事で例に挙げた「甘いお菓子」は、商品「チョコレート」で出願すれば、ほぼ確実に拒絶されると思いますが、商品「リップクリーム」で出願すれば登録になるかもしれませんし、昨日例に挙げた「メロンパン」も商品「洋服」で出願したら登録になるかもしれません。

しかし、こういっている一方で、事業という面から考えると、たしかに従来からある「普通の言葉」よりも、自分で造った「造語」の方がブランディングをしやすいというのも、一面の真実だと思います。

これも当然のことで、これまで世の中になかった言葉なんですから、使っているのは自社だけということになり、「○○○といえば□□□!」となるのも早いはずですよね。

たとえば「ケーズ」「ヤマダ」「コジマ」と並べれば、唐突に話されても「家電量販店の話だな」と分かりますけど、ここから「ケーズ」を抜いて「ヤマダ」「コジマ」だけにしたら、唐突に耳で聞くだけでは、どこの何の「ヤマダ」で「コジマ」の話なのか分からないと思います。

造語の商標を造るのはなかなか大変なことだとは思いますが、スマートフォンをスマホと呼ぶように、省略してみたり、前か後ろか真ん中を切ってみたり、あるいは何かを付け足してみたり、というような方法で、何かしらの取っ掛かりをつかめるのではないかな、と思います。



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