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2013.02.12

弱者が犠牲を強いられる

こんにちは。スマイラです。

ちょっと古い記事ですが、2月7日の朝日新聞の「私の視点」欄に、弁護士の工藤一彦先生の投書で「移動権」について書かれたものがあります。

移動権については、私もこの記事で書きました。

また、この記事に書いた3人乗り自転車での川崎市の事故は2月4日朝のことですから、それを踏まえての投書ではないと思われますが、まるでそんな事故を予見していたかのような投書になっています。

これまで、このブログでもしばしば書いてきたことが端的に書かれており、心強く思いましたので、引用させていただきます。

「そもそも日本は、道路交通事故で亡くなる歩行者や自転車走行者の割合が、欧米諸国に比べて際立って高い。根っこにあるのは、狭い国土で人が車との共存を強いられてきた現状だ。しかも車が「主」で歩く人は「従」である。
明らかに主従が逆転した交通政策の精神は、歩道橋のあり方に端的に表れる。足の弱った高齢者に歩道橋を渡ってもらうのではなく、生活道路の安全を保障し、子供たちも含め、歩く人のすべてが道路の主役になる政策への転換が、いま求められている。」

先日の川崎市の事故は、右側通行をしており、対向自転車を左に避けようとして転んだのが原因のようです。

けれども、これを以て「右側走行をしたのが悪い」ということは言えません。

このお母さんは、詳しい事情はわかりませんが、もしかしたら不安定な自転車での送り迎えの中、自分に近づく車が見えない恐怖から右側走行をしていたのかもしれませんし、道路構造からやむを得ず右側走行をしていたのかもしれないからです。

妻や、他の女性に聞くと「左側を走るのは、自分に近づいてくる車が見えなくて怖い」としばしば言います。

車も意地悪に「どけどけ!」とばかりに自転車の際をわざと走っていくのもあります。
私はこの前、道幅の広い道路でそれをされて、道路脇の生垣にぶつかりながらよけました。

私でも恐怖を感じるぐらいですから、子供を乗せた女性では、さぞ怖いと思います。

幼稚園や学校の近くでは、通園・通学の時間帯ぐらいは、関係のない車両は入れないようにする、というようなルールは作れないものなんでしょうか?

進入禁止用の柱を数本つければ済むのですから、安価で簡単だと思うのですが・・。



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