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2013.02.04

心の野球

こんにちは。スマイラです。

この本を読みました。

心の野球―超効率的努力のススメ心の野球―超効率的努力のススメ
(2010/06)
桑田 真澄

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大阪の体罰問題に関連して、桑田さん(私の世代だとどうしても「桑田投手」と書いてしまいそうになります(笑))が積極的に発言されているのに興味を持ち、読んでみました。

読んでみてよく分かったのは、桑田さんという人は、非常に合理的な考え方をする人なんだなあ、ということです。

日本のスポーツ指導者にありがちな「精神論」や「根性論」を徹底的に排しています。
そして、そうすることが、長い目で見てそのスポーツを発展させていくただ一つの道である、という確信に満ちています。

弱冠高校1年生で甲子園で彗星のようにデビューしたと思ったら優勝し、甲子園のヒーローとなり、巨人でも何年もエースとして投げ、40歳直前まで現役を続けるというのは、才能は当然のこととして、私のような凡庸な人間にはとても想像できないほどの節制と質の高い努力とプロフェッショナリズムの賜物だろうと思いますが、この本を読むとそのことがよく分かります。

この本は2010年に発行されています。

その中ですでに桑田さんは、特に少年野球の指導者に対して(桑田さんは麻生ジャイアンツという少年野球チームを指導しているそうです)、相当辛辣で忌憚のない意見を述べています。

その意見は、今ちょうど体罰問題で桑田さんがコメントしていることと、ほとんど同趣旨です。

こう書いてあります。

「これだけは言いたい。
『一度壊れてしまった身体というのは、壊れる前の身体には絶対に戻らない』
『一度壊れてしまった心を元どおりに修復することはできない』」

他にも「さすがは超一流選手の地位を何年も維持してきた方だ」と思わせることがたくさん書いてあります。

興味を持たれた方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみて下さい。

普通の社会人はもちろん、野球ファンや、特に少年スポーツの指導をされている方などなら、蒙を啓かされる言葉が、一度ならず登場すると思います。



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