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2013.01.28

原子力のことがわかる本

こんにちは。スマイラです。

先日、次男と一緒に図書館に行ったときに、次男が何を思ったか、こんな本を借りてきました。

原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)原子力のことがわかる本―原子爆弾から原子力発電まで (チャートBOOKS)
(2003/07)
舘野 淳

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今日、読んでくれというので、読んでいたのですが、ものすごく難しくて、私も初めて知ることがたくさんありました。

そんな中「原子力発電の悪いところ」という項目の中に、興味深い記述を見つけましたので、引用します。

「このような(筆者注:チェルノブイリのような)事故が、もし福井県にある原子力発電所でおきると、関西と中部地方のほとんどが人の住めない土地になってしまうのです。日本は地震が多い国です。発電所で事故がおこらなくても、発電所のある場所で大きな地震があれば、建物がくずれたり、こわれたところから放射線が外にもれ出して、大きな事故になるという心配があります。」

奥付を見ると、この本の発行は平成15(2003)年7月1日となっています。

東日本大震災が起こる8年ほど前に、まるで予言しているかのようにこう書かれているのをみて、慄然たるものを感じました。

恐らく、今これを読まれた方も、同じように感じられたのではないでしょうか?

この本は、数学のチャート式の参考書で有名な「数研出版」から、舘野淳さんという方の監修で出版されています。

次男が児童向け書籍の本の中から借りてきたように、あくまで子供向けの本ではありますが、原子力発電所のリスクを「悪いところ」という表現で、的確に指摘しています。

もちろん、この本には「原子力発電のよいところ」も書かれています。

原発再稼動に賛成するにせよ、反対するにせよ、単に感情に流されるだけではなく(感情が大切ではない、と言っているのではありません。むしろ、そういう精神面や感情面が一番大事だと思っていますが、しかしそれだけではなくて)、冷静に実情を知ることが必要なのかなあ、と思います。



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