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2013.01.04

銀輪の巨人 その2

こんにちは。スマイラです。

昨日の続きです。

ジャイアントは、台湾の会社ですが、中国市場に進出します。

そのときに採った戦略が、本書によれば、
「中国進出→低価格・大量生産→収益の悪化」という悪循環から脱し、「国内回帰→高価格・高品質生産→収益の向上」という新しいサイクルを作り出すこと
でした。

創業者の劉金標の言葉でいえば、
「安いものはいずれ逆立ちしたって中国に負ける。高い方で努力しよう、安いほうをあきらめれば、手が空いて、高いものをやれるようになると考えた」
ということです。

そして、日本のメーカーについて、著者は(ちょっと長い引用ですが)
「日本人にもっといい自転車を買ってもらえる余地はあったのに、日本の自転車メーカーは、日本の特殊な自転車市場(筆者注:ママチャリに代表される低価格の自転車市場)に対して受身のままで、そのガラパゴス的な特殊性を変えようとするのではなく自らを適合させようとしたところに間違いがあったのである。
ママチャリのような低価格の商品は、遅かれ早かれ中国製に駆逐される運命が待っている。その前に、中国には作れない高品質でブランド力のある自転車が売れるマーケットを日本において作り出すべく、業界を挙げて努力すべきだった。」
と書いています。

また、今やスポーツ自転車のコンポーネント(ギアやブレーキなどの部品のこと)で、世界を席巻するシマノの社長の言葉として、
「私どもも日本のメーカーであるので言いにくいことではありますが、日本には国内にマーケットがあっただけに、それに安住してしまったと思います。(後略)」
と紹介しています。

キーワードは、「現状維持」と「安住」なのかな、と思います。

どっちも遠ざけるのは難しいものですけど、嫌でもそれをしておかないと、早晩、にっちもさっちもいかなくなってしまう、ということなのだろうと思います。

今回読んだ本は、スポーツ自転車をテーマにしたものでしたが、今や日本を代表する産業であった電気製品も同じような状態に陥っているような気がしますし、これからを考えれば、他の産業もいつ同じような状態になるか分かったものではありません。

そういう危機を打破するために何かを考えなければいけないときに、この本に書かれたジャイアントの戦略は、ひとつの参考になるのではないか、と思います。

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