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2012.11.03

「ワイルド・ソウル」と移民史

こんにちは。スマイラです。

知り合いの方から勧めていただいた「ワイルド・ソウル」を読了しました。

ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2006/04)
垣根 涼介

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文庫本で上下2冊の本で、各巻500ページ近い大作だったのですが、上巻は数日かかったものの、下巻は先が気になって、一日で読んでしまいました。
小説は、これがあるから怖いです・・(笑)。

ブラジル移民の子孫の復讐劇を、ハードボイルドタッチで描いた小説で、展開が早く、文章もものすごく上手なので、すらすら読めてしまいます。
お勧めします。

それはそれとして、私はこの本を読んで、初めて南米移民がどのような境遇だったのかを知りました。

南米移民とか、日系ブラジル人とか聞くと、これまでは、異国の地で大成功を収め、大きな農場を持ち、そこで現地の人たちを働かせて、という、ステレオタイプのイメージを持っていました。

けれども、この本に書かれている移民の姿は、そんなものではないどころか、正反対です。

嘘八百の情報を日本で聞かされて、常人では帰ることができない、作物ひとつ作ることのできない、アマゾンの奥地に連れて行かれます。

その不平や不満を伝えることもできず、伝わったとしても無視され、大農場どころか、アマゾンがしばしば氾濫する枯れ切った土地で、風土病や伝染病、獣や毒虫などに怯える生活を余儀なくされます。

そして、多くの人が、その地で最期を迎えます。

小説とはいえ、根も葉もない嘘では決してない、そんな悲惨な姿に、私は大変な衝撃を受けましたし、自分がこれまでどうしてそういう歴史に一度も触れることがなかったのか、ということもとても不思議に思いました。

これをきっかけに、少し移民の本を読んでみようと思います。

私は、以前も、NHKスペシャルの「大モンゴル」→井上靖の「蒼き狼」→陳舜臣の「小説十八史略」→その他の中国史、モンゴル史の本→馬の本→競馬(あれ?)と、興味の赴くままに進んでいった経験があり、今回も、ここから興味を持った移民史が、どういう進み方をするのか、自分でも楽しみにしています。

これも、私にとっては、小説を読む楽しみのひとつです。

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