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2012.10.27

おしんの戦争

こんにちは。スマイラです。

10月25日の朝日新聞の声欄に、85歳の目黒区の男性からの「国会議員の靖国参拝に危機感」という投書が載っていました。

一部を引用させてもらいます。
「私の親類縁者も多くが戦死した。子供が戦死しても人前で涙など見せられない国情だったが、親たちの悲しみは計り知れなかった。しかし私の知る限り、親類で靖国神社に参拝したものは一人もいない。」

私は、これを読んで、一世を風靡した「おしん」の一場面を思い出しました。

ちょっと話が逸れますが、私は、「おしん」はNHKのドラマ史上最高峰の作品のひとつだと思っています。
橋田壽賀子先生は、偉大です。

以前、妻と一緒に、熱海の近くのホテルに行ったときに、泉ピン子と一緒にいるところをお見かけしたことがあるのですが、その時はまだ「おしん」を見る前だったので(再放送のときに初めて見たのです)、サインをいただき損ねました。
家宝をいただき損ねてしまいました(笑)。

「おしん」は、小林綾子時代がすごく高く評価されていて、たしかにそれもいいのですが、ドラマとしては、やはり田中裕子が演じたところが山場ですよね。

小林綾子時代のおしんが、中村雅俊演じる「俊作あんちゃん」に、「戦争が起こったら絶対に反対しろ」と言われる場面があります。

そして、何十年か経ち、田中裕子時代のおしんは、自分の子供を戦争で亡くします。
そのときに、慟哭して、「俊作あんちゃんと戦争に反対すると約束したのに、なぜしなかったのか?」と自分を責める場面があります。

自分のお腹を痛めて産み、育てた子供を、戦争で亡くした母親の悲しみと悔恨は、私には想像することもできません。
そして、投書にもあるような、その悲しみや悔恨や喪失感を、表すことすら許されない辛さや苦しさも、想像を絶するものです。

けれども、その母親の感情と、靖国神社に参拝する政治家の感覚とは、どうも相当隔たりがある、と直感的に感じることはできます。

幼い子供を疎開させたり、子供に食べさせるために数十キロ離れた農家まで食糧をもらいに行ったという、おしんより少々後の世代の、明治生まれの私の祖母の話していた日常感覚とも、大きくかけ離れているというか、論理が天と地ほども違うような気がしています。

平時に勇ましいことをいうのは簡単ですが、自分の身を切るのは、そんなに簡単なことじゃありません。

政治家の皆さんや、日ごろ勇ましいことを言っている皆さんが、いざというとき、どのように自らの身を切って処して下さるのか、全然期待しないで見ておきたいと思っています。

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