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2014.08.31

渋谷の半日

こんにちは。スマイラです。
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ちょっと重い話題が続いたので、今日はこの上なく軽いお話しで行こうと思います。

中学2年の娘に頼まれて、付き合いで渋谷に行ってきました。

ウチの子たちはすでに二学期が始まっていますが、おそらく世間では今日が夏休み最後の日。

渋谷はたくさんの人、特に小学生、中学生、高校生、大学生と思しき人たちで溢れかえっていました。

付き添いで、有名な「渋谷109」にもたぶん初めて入ったのですが、お客さんや店員さんの99%は若いおしゃれな女性で、これはこれでなかなか居心地の悪い思いをしました(笑)。

私以外の男性は、概ね彼女のお供で連れてこられたような人たちでしたが、年齢と立場の違いこそあれ、所在なさげにしているのは私と同じでしたねー(笑)。

帰る段になって、娘が「友だちとだとなかなか行けないから」ということでスターバックスに行こうとしていたのですが、駅に向かう坂を下る途中で「クリスピー・クリームドーナツ」があったので、急遽方針変更してそこに入ることにしました。

新宿のサザンテラスにある店の前は何度も通っており、いつもとんでもない行列を目にしていたので、どんな味なのかとかねてから思っていたのですが、こんなひょんなきっかけで初めて口にすることになりました。

温めてもらうとふわっとして美味しいですね。コーヒーも一緒に頼んだのですが、それなりの値段がするせいもあり、量も多く、味もまあそこそこでした。

ただ、じゃあもう一回行くかといわれると、私一人なら絶対に行かないだろうな、と思います。そもそも「油+小麦粉+砂糖」を基本的構成要素とするドーナツはそれほど好きじゃありませんし、ま、誰かと一緒なら行くかもしれませんが。

そのあとは、せっかくだから東急ハンズを見たいというのでハンズで文房具を少し買い、帰ってきました。

娘と私用で二人で外出したのは本当に久しぶりでしたが(夏休みに高校見学に行きましたが、あれは一応宿題だったので)、娘が幼稚園ぐらいまでは、毎週末になるとママチャリのうしろに乗せては、図書館や公園や河原や競馬場に行ったものでした。

自転車のうしろに乗った娘はいつも眠ってしまい、手袋や帽子を落として無くしては妻に怒られていました(笑)。

眠ると体が思いっきりどっちかに曲がってしまうので、一所懸命声を掛けて起こしながら、直しながら、運転してましたが、ときどき電柱に頭をぶつけては泣いていました(笑)。

そんなおチビだった娘も、それからだいたい10年が経ち、ちょっと高いサンダルを履くと私とほとんど背の高さが同じぐらいになり、一人前に渋谷で買い物をするまでになりました。

過ぎたときを思うと感慨深いものです・・。



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2014.08.30

地獄の在り処 その2

こんにちは。スマイラです。
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昨日の話しの続きです。

市の「平和の集い」でお話をお聞きした戦争体験者の方がした満州での経験は、まさに「地獄というべきもの」というところまで書きました。

この方のお話では、ソ連が「日ソ不可侵条約」を破って参戦し、終戦を迎え、ソ連軍が入ってきてからの満州は、地獄絵巻さながらです。

街中では平然と日本人を射殺し、その身から腕時計を盗り、女性と見れば見境なく凌辱されました。そのため、女性は坊主頭にして顔を黒く塗り男性のふりをしていたそうです。

「誰も頼りにならない。誰も守ってくれない。殺されても文句は言えない。日本政府は満州を見放した。戦争に負けるとはこういうことかと思った。」という言葉を、グッとくる思いで聞きました。

日本だけではないのでしょうが、「国民の命と暮らしを守る」といっている日本政府は、南米への移民も、シベリア抑留もそうですけど、私の知るだけでもいろんなところでいろんな日本人を結構大人数で見捨てていますよね。

その割りに上官というか幹部というか、役職の高い人はきっちりと生き残って終戦後の豊かさを謳歌したり、高見の見物を決め込んでいるのですから「どういうものか?」と思わないわけにはいきません。

ところでこの人は、終戦の年の9月ごろに「家たのむぞ」と言い残されて、ソ連兵に連れていかれたお父さんと、二度と会うことはなかったそうです。

想像がつくでしょうが、お父さんはソ連で亡くなっていたのです。

お父さんが亡くなったことを知ったのは、終戦から20年ほど経ったころです。お父さんの隣のベッドにいたという人が知らせに来てくれたのだそうです。

奥様やお子さんを思いながら異国の地の果てで亡くなったお父さんの無念を思うと、言葉がありません。

お母さんは32歳で急死されたそうです。その前日には1歳の妹さんを亡くしているそうです。幼い娘を亡くしたお母さんも、お母さんと妹を立て続けに亡くしたきょうだいも、どれほど辛かったことでしょう。

凄絶な体験というしかないのですが、当時は日本中の多くの人がこのような体験をしているはずです。

何百万人、何千万人分もの悲しみと虚しさが、この国の天と地を行き交い、覆い尽くしていたかと思うと、そこまで突き進めさせたものを「狂気」と呼ぶ以外に、私は言葉を知りません。

そして、これが庶民の経験した「戦争」の実相ならば、やっぱりどういう論理を用いても、これを美化したり、「あの時代の方が幸福だった」とか「生き生きしていた」などと開き直らないのが真の強さなのだとと思いますし、「平和ボケ」などといって平和な時代とその時代の人たちを蔑むようなことをしてはいけないと思います。

そういう言辞を弄する人たちの多くが、今回お話しいただいた人の経験の万分の一ほどの辛い経験もしていないというのはまったく由々しきことです。

私が胸を突かれる思いをしたのは、この人が、終戦から70年近く経った今でも年に2~3回は寝ているときにうなされて喚いて飛び起きるときがある、と話したときでした。

たとえ地獄絵巻が目の前に見えなくなったとしても、幼い心に焼きついた地獄絵図は、いつまでも苦しみを与え続けるということなんですね。

この人はその後、日本に帰国し(といっても、満州生まれのこの人にとっては初めての日本「訪問」なのですが)、孤児になっていたために親戚の家に行くのですが、そこでも「穀潰し」呼ばわりされ「帰って来てからがまた一苦労だった」とおっしゃって、話しは終わりました。

まったく切ないお話ではありましたが、聞いた私ができる小さなこととして、ここに書かせていただきました。



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2014.08.29

地獄の在り処 その1

こんにちは。スマイラです。
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8月9日に映画を見に行ってきました。

とはいっても、普通の映画館に行ったわけではなくて、市のホールで無料の上映を見ました。

浅田次郎さん原作の「日輪の遺産」という映画です。

主演は「半沢直樹」ですっかり有名になった堺雅人さん。他にも八千草薫さん、中村獅童さん、ユースケ・サンタマリアさんなども出演しています。

市内に掲示されていたポスターを見て見に行ったのですが、そもそもは浅田次郎さんは好きな小説家だし、その映画をタダで見られるんだから行かない手はないな、ぐらいの軽い気持ちで足を運んだのでした。

行ってみると、ただの(これは「無料の」という意味ではなくて、「普通の」という意味の方です)映画上映会という雰囲気ではありません。

よくよく聞いてみると、府中市の「平和の集い」のようなものの一環として上映される戦争映画なのだということがわかりました。

府中市長の挨拶のあと、戦争経験者の方のお話があり、そのあとに映画の上映というスケジュールでした。

市長の挨拶が終わり、戦争体験者の方のお話がありました。

まあ適当に聞き流しておこうぐらいの気持ちで聞き始めた私でしたが、数分もしないうちに「これは滅多に聞けない貴重な話しだ!」と気がつき、急いでカバンからノートを出してお話を記録し始めました。

その方は満州で終戦を迎えています。小学校5年生だったそうです。

詳しい話しは機会があったときに書ければと思いますが(詳しく書くのを躊躇するぐらい凄まじい話しです)、この人の見たものこそまさに地獄であり、地獄を地獄と認識できない年端のうちに見せられる地獄、つまり地獄がそのまま日常と化して辛さも嫌さも鈍らされてしまうことこそ真に地獄なのだ、と私はしみじみ思ったものでした。

そして、そういった真の地獄こそ、社会構造の中の下の者、弱き者が、否応なく引き受けさせられ続ける、というのが歴史の強く語りかけるところなのではないでしょうか?

ちょっと長くなってしまったので、続きは明日書きます。



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2014.08.28

とんかつ屋さんで その2

こんにちは。スマイラです。
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東京はここ数日、この前までの狂気の酷暑がどこへ行ったかと思うような涼しさになっています。

子どもたちの夏休みも終わり、2学期が始まっていますが、まるでそれに合わせたかのような気候です。

さて、すぐに続きを書こうと思ってたのに、何だかんだでバタバタしてしまって、数日空いてしまいました。

とんかつ屋さんで隣に座った女性が、味噌汁を超高速で箸でかき回しながら食事をするところまで書きました。

その彼女は、味噌汁以外のものを食べるときも、何というか、ものすごい勢いで食べています。何も知らない、ただ隣に座っただけの人に、こんな風にいうのは大変申し訳ないのですが、一言でいうと「びっくりするほどがさつな食べ方」です。

恐らく彼女の育った家庭では、両親のどちらかが泡だて器のように味噌汁をかき混ぜながら食べるのでしょう。そして、彼女に兄弟姉妹がいれば、その兄弟姉妹も同じように食べるのでしょう。

そんな時、私の頭をよぎったのは「ウチの3人の子のうちの誰かがこんな食べ方をする人を彼氏とか彼女と言って連れてきたら、耐えられるだろうか?」ということでした。

考えても詮無きこととは分かっているものの、想像しただけで頭がくらくらとしてきます。

そこはかとない不安を感じたので、妻に話したら、能天気にも「あなたがあれだけうるさく言ってるんだからそんな子は連れてこないはず」と言っていましたが、根が心配性の私は、妻ほど楽観的には考えられないんですよねー(笑)。

私たちは「躾」とか「生活作法」とか「マナー」と、「文化」たとえば「日本文化」というのは、遠く離れたもののように感じていますが、実は「文化」というのは大上段にたとえば「歌舞伎」とか「人間国宝」とか、そういったところに一部だけ生き残ってあるものではないんですよね。

私たちひとりひとりが親をはじめとする先人から教わり身に付いて心身に残っていることや、伝えていくものの中、たとえば食器の持ち方とか魚の食べ方とか、そういう小さなものの中にあるものなんですよね。

と、隣の人の食べ方から「日本文化の存続」まで考えてしまったお昼でした(笑)。



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2014.08.20

とんかつ屋さんで その1

こんにちは。スマイラです。
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今日、出かけるときに車に乗ったら「外気温42度」と出ていました。

それを見た瞬間に「あれ?どこかでこんな数字見たことあったなあ・・?どこだったかなあ・・?」なんて思っているうちに思い出しました。

ウチの湯船の設定温度です(笑)。

外気温が風呂と同じ!?そりゃ、暑いはずだよ。
温まるためのものなんだから!

そんな中、長男は塾に行き、娘は部活に行き、次男は学校に行きました。

子どもは元気なもんです。

ま、私も出かけているわけですが・・。

ところで昨日は、打合せのために八王子に行きました。

お昼を食べようと思い、駅ビルの中のとんかつ屋さんに入ったところ、ほどなく隣の席(といっても席はそれなりに離れています)に若いきれいな女性が座りました。

差別や偏見というわけではないのですが、女性一人でお昼にとんかつ屋さんに来るなんて、なかなか頼もしい(何が!?)なんて暢気に思いながら読みかけの本を読んでいました。

びっくりしたのは、彼女が食事を始めてからでした。

私は(こんなことを書くと嫌われそうでいやですが)食べ方には結構うるさい方で、子どもたちにも口うるさく注意しています。

おかげで子どもたちからは「お父さんなんて、今の学校の給食に来たら怒ってばかりで食べる時間ないよ。それぐらいみんな行儀が悪いよ。」とよく言われたものです。

でも、食事は多くの人の中ですることがあるものですから、少なくとも人に不快感や不潔感を感じさせずに食べるのは最低限の礼儀なのではないかと思い、子どもたちにもそう伝えています。

そのお店のお昼にはしじみの味噌汁がついているのですが、彼女はこれをものすごいスピードでかき混ぜながら飲むのです。彼女ほど高速で汁椀を掻き回す人を、私は生まれて初めて見ました。それはそれはものすごいスピードで、その分、たてる音も「カシャカシャカシャカシャ・・」とかなりのものです。

感覚としては、卵を溶くときや、生クリームを泡立てるときぐらいの勢いでしじみ汁を掻き回していました。

ちょっと長くなったので、続きは明日書きます。



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2014.08.18

目のつけどころ

こんにちは。スマイラです。

親戚に不幸があり、土曜日曜と帰省し、今日のお昼に帰京しました。実家には十分なネット環境がないため、ちょっとブログもお休みしていました。
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清水港内のマリーナです。真ん中に一緒に帰省した次男が小さく写っています。

亡くなったのは、母の兄の妻=伯母なのですが、私も恥ずかしながら自分が結婚式を挙げる段になって初めて知ったことなのですが、伯父・伯母(はくふ・はくぼ)というのは、自分の親より上の兄弟姉妹を指す言葉で、叔父・叔母(しゅくふ・しゅくぼ)というのは、自分の親より下の兄弟姉妹を指す言葉なんだそうですね。

豆知識でした(笑)。

で、不幸があって思い出したわけでもないのですが、ちょっと前に岐阜の「未来工業」の創業者である山田さんが亡くなったという訃報を拝見しました。

村上龍さんと小池栄子さんが司会をされている「カンブリア宮殿」で紹介されたり、ご著書も何冊かあったり、そのユニークな経営者ぶりで注目されていた山田さんですので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

私もご著書を読んだことがありますが、全面的に賛成とは思えなかったものの、着目するところがさすがだなーと感心したことがありました。

正確な記憶ではないのですが、山田さんの創業された会社の製品は「ローテク」なので、特許を取れるような製品はなかなか縁がない。

けれども、自社製品の色や形を工夫することによって意匠権(物のデザインの権利とお考え下さい)を取得することに力を入れたそうです。

そして、2010年の意匠登録件数では日本を代表するような企業と並んで堂々20位になっています。

なかなか知的財産の活用事例というのは、因果関係の証明というと大げさですけど、関連づけが難しいもので、業績が良くなったとしてもそれがたとえば特許や意匠や商標によるものかどうかを数値化するのは難しいものです。

ですけど、意匠登録件数であれば「全国で20位!」というのが特許庁のデータとしてオフィシャルに発表されるわけですから、これはこれで取引先や金融機関や公的機関に対しては大きな効果が得られるのではないかと思われます。

さすが一世を風靡するような経営者は目のつけどころがいいなあ・・、と一応この道の専門家ながら感心したものでした。



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2014.08.16

藍より青し

こんにちは。スマイラです。
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ご近所さんにいただいた立派なスイカです。

先日の誕生日のメッセージで嬉しかったのは、ブログのことに触れて下さった方が何人かいらっしゃったことです。

本当にありがたく、嬉しかったので、ちょっとさぼり気味でしたが、これからはがんばって書いていこうと思います。

昨日は、中学2年の娘の夏休みの宿題のつきそいで、ある都立高校に「高校見学」に行ってきました。よく聞いてみたら、その学校は私の以前の会社の同期の出身校でもありました(笑)。

結構な人気の学校らしくて、このお盆休み期間中にもかかわらず、恐らく父兄合計で100人以上はいらっしゃってたんじゃないかと思います。

先生方も世間はお盆休みなのにご案内や補習のために学校に来ており、生徒たちもこの暑い中、部活動や勉強にとがんばっていました。

学校の中の自習室や補習室はエアコンが効いています。

この暑さの中では当然なんでしょうけど、私が高校生のころのことを考えると隔世の感がありますねー(笑)。

学校も広く、校舎の天井も高く、風もよく通り、ちょっと小さめの大学ぐらいの雰囲気がありました。

校内を回っているときに、生徒たちとすれ違うとみんな大きな声で自発的に挨拶をしてくれ、とても雰囲気のいい学校だと思いました。

途中で案内係の先生が、陸上部の足のすらっと長いモデルのようなきれいな子を呼び止めて、学校の話をさせていたのですが、この子はインターハイに出ていたのだそうです。大したもんです。

娘も学校の雰囲気とかは気に入っていたようです。あとは娘の成績と通学の便でしょうかね(笑)。

こうして見ていて思うのですが、今の高校生って、私のときよりどこを取っても明らかに優れているように思えます。

「最近の若いやつらは・・」みたいにいう人がいますけど、私は自分の高校時代の姿を、昨日行った学校の生徒たちに見せられる自信は全然ないですねー(笑)。いや、これは謙遜でもなんでもなくて。

荀子に「青は藍より出でて藍より青し」といいますが、後世はやはり優れているものですし、そうあってほしいものですよ。

そうでないとしたら、その世代が悪いんじゃなくて、その世代を優秀にさせなかったその上の世代が悪いのです。

「最近の若いやつらは・・」というときは、そうできなかった自分たちの世代を恥じて、そのことをまず肝に銘じるべきではないですかね。

最初から「ダメな世代」なんてあるわけないんですから。



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2014.08.15

行く歳、来る歳

こんにちは。スマイラです。

昨日は私の50歳の誕生日でした。

自分が50歳になったなんて、ちょっと信じられない気分です(笑)。

フェイスブックやいろいろな方法で誕生祝いのメッセージを下さった皆様、本当にありがとうございます。

順次お一人お一人に返信をするつもりですが、今日のところはこのメッセージでお許し下さい・・。

この歳になってこんなに多くの方から心のこもったお祝いのメッセージをいただけるなんて、果報者です。ありがたくも嬉しいことです。

よく「もう◯◯歳だから誕生日といっても嬉しくもめでたくもない」なんてカッコつける人がいますけど、そんなのウソですよね(笑)。

やっぱり誕生日もお祝いも、何歳になっても嬉しいものです。

一休さんじゃないですけど、人間なんて生まれた時から老いと死に向かっているんですから、そんなこと言い始めたら誕生からして、もっと言えば存在からしてめでたくないことになっちゃいますもんね。

ま、そういう人には、試しに飛び切りの美女かイケメンが花でも持って「誕生日おめでとう!」と言えばすぐに化けの皮が剥がれますって(笑)。

それはそれとして、私自身、先天性の病気を持って生まれてきて、そんなに長く生きられないんじゃないかと、幼少期から言われてきたので、50歳というのはしみじみ感慨深いです・・。

昨日も子どもたちが歌と踊りで父親の誕生日をお祝いしてくれましたが、そのハジけた踊りっぷりを見ていると、どうも「ただ単に自分たちが歌ったり踊ったりしたいだけなんじゃないか・・」という極めて妥当な疑念と懸念を抱きつつも(笑)、親だけじゃなくて、他の人たちにも心遣いと心からの祝福のできる子どもたちになってほしいと思います。

ところで、子どもたちからの誕生プレゼントは、最近ちょっとまねごとで始めたイラストの練習をちゃんとしたいと思い、NHKの番組でも講師をされていたカモさんのイラストの本をもらいました。

のんびりイラストを描く生活にはほど遠いのですが、せっかくもらったので毎日少しずつでも描いて上達したいものです。





















2014.08.03

ニッポン禁煙主義人民共和国

こんにちは。スマイラです。
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この暑さにはヒマワリも・・。

先日、以前の特許事務所勤務時代に親しかった後輩と本当に久しぶりに会いました。

私はタバコをやめて数ヶ月経っていますが、事務所時代はお互いスモーカーで、喫煙所でいろいろと話をした仲でした(彼は今でもスモーカーです)。

それでちょっと思い出したのですが、先日、視聴者がテレビの感想を書くような新聞の欄に、キムタクの「HERO」というドラマでしょうか、見たことがないのでさっぱり分からないのですが(笑)、そのドラマの中で主人公のキムタクがタバコを吸っているシーンがあったのが、いいドラマなのに残念だ、というようなことが書かれていました。

それがどのようなシーンであったのか、タバコの演出に必然性があったのかどうなのか(そもそも必然性を求めなければいけないのか、ということ自体、私には疑問ですが)全然知らないので、こんなこというのも何ですが、さすがにこの言い分は行き過ぎなんじゃないかと私などは思ってしまいました。

たしかにいろんな社会的背景や、問題を考えれば、言わんとしているところは分からないわけではありませんが、これを突き詰めていくと、ドラマや映画には、人々のお手本となるべき完全な善人か、無菌室で生きているような登場人物しか出られなくなりはしないでしょうか(笑)?

私は喫煙者でしたので、テレビや映画でタバコを吸っているシーンを見ると共鳴して(?)タバコを吸いたくなる気持ちになるというのは、よく分かります。

だから、そういうインパクトの強い映像媒体ではそういったシーンを控えろという主張も、分からないではありません。

「でも・・」とも思います。

お酒はそんなに好きではないので、ビールを美味しそうに飲む映像を見ても「今すぐ飲みたい!」とは思いませんし、人を殴ったり蹴ったりする映像を見ても「殴ってやる」なんて思いませんし、人殺しのシーンを見て「殺してやる」とか、戦争映画を見て「おれも戦闘機に乗って撃墜してみたいもんだな」なんて思いません。

たしかに無菌室のような状態を作れば、この世に、タバコを吸う人も含めて「ワルイこと」や「ムダなこと」をする人なんていなくなるのかもしれません。

でも、人間なんてもともと完璧な存在じゃなくて、右にぶつかったり、左にそれたり、時に後ろにひっくり返ったりしながらここまで生き永らえてきたんだから、そこまでキリキリを求めてもしょうがないでしょ?

前回記事の子連れのお母さんを罵倒した女性もそうですが、最近ちょっと分からないなあ、と思っているのは、多くの人はこの世の中が、自分にとって「煙も赤ちゃんの鳴き声もちょっとしたウソもない、きれいきれいな状態」になればいいと思っているんでしょうか?

「白河の清きに魚の住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」ではありませんが、クルマやバイクのハンドルと同じで、多少の遊びがなければ普通の人のドライブできるものではありませんよ。

自分の要求だけが通る世の中なんて、絶対にないです。
その要求が通ったころには、自分にも数限りない要求を突きつけられているはずです。

そのときになって「そんなつもりじゃ・・」なんて言っても遅いですよ。



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2014.08.02

不寛容の速度

こんにちは。スマイラです。
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どこをどう辿って着いたのか分かりませんが、偶然こんな記事をネットで見つけました

「子供がうるさいので電車降りてくれませんか」と母親に言った女性会社員の行動について議論
「出社する時の地下鉄で、『子どもがうるさいので降りてくれませんか。みんなこれから働くんですよ』と親子連れに意見したOLに遭遇。泣きそうな顔で子どもを連れて降りたお母さんに勝ち誇った顔をしたOLに嫌悪感。スーツ姿でパリッと決めたキャリア志向さんなんだなぁ。」

私はこの記事を読んで、皮肉や嫌味ではなくて、これだけ自分のしていることのみ価値があると深く信じきれることを「凄い!」と思いました。

思うに、きっとこの攻撃的な女性は、仕事での評価も高いと思いますし、実際にその評価にたがわぬ成果を上げておられると思います。

たいてい、多様な価値観を切り捨てて、単一的な価値に資源を集中させることが、少なくともある程度の短期間においては、ものごとを最も効率的に進行させる最善の方法であることは認めざるを得ないからです。

けれども、この世の中は単一の価値観を持った人ばかりで構成されているわけではないし、人によって置かれている状況も悉く異なります。

そして、これが一番肝心なところだと思いますが、その価値観に単純に優劣をつけることは、誰を以てしてもできません。できないものはどうやってもできないのです。そこはこの女性も諦めなきゃしょうがない。

お金を稼ぐ「仕事」が、一文にもならない「子育て」より価値がある、なんて、誰も決めることはできないのです。

この女性がどのような人生を歩んできて、これから歩むのか、さっぱり分かりませんが、赤の他人である私であっても「これだけは間違いない」と言い切れることが二つあります。

ひとつ目は、誰も好きこのんで通勤時間帯の混んだ電車に幼児連れで乗ろうとは思わないこと。つまり、このお母さんは他に選択の余地がない中でやむを得ず混んだ通勤電車に乗っているであろうこと。

ふたつ目は、誰も好きこのんで自分の子供を(まして混んだ通勤電車の中で)泣かそうなんて思わないこと。さらに言えば、乳幼児は通勤電車のような(少なくとも乳幼児にとっては)非日常的空間や慣れない環境では、精神面が不安定になり、泣き出しやすくなること。そして、一旦泣き出したらそう簡単に泣き止ませることはできないこと。

この女性が何歳か分かりませんが、一通りの教育を受け終えて社会人になっているのでしょうから、たとえ経験がないとしても、これぐらいの想像力は働かせてほしいもんですし、自分だって何十年か前は泣きながら大きくなったんですから、その程度の寛恕の心は持ってほしいものですよね。

じゃないと、どんなに仕事をがんばったところで、多くの人から慕われるような人間性は持ち得ないんじゃないでしょうか?そして、人に慕われない人がどれほど仕事ができたとしても、そりゃ哀れなもんですよ。少なくとも(良し悪しは別として)組織では何の評価もされないんじゃないでしょうかね?

それにつけても、この話といい、以前も書いた保育園の話といい、社会から寛容さがこれほどまでの速度で消失されていっていること、そして、その不寛容を口外したり行動したりすることにまるっきり抑制や躊躇がなくなってきていることに、私はシンプルな恐怖感を覚えています。

うちの子どもたちはもうそこそこ大きくなったからいいようなものの、子どもたちがその子ども(私から見たら孫)を産み育てる頃には、この社会がどれほど寛容でなくなっているかと思うと、大げさではなく背すじが寒くなるような心地がしますよ。



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2014.08.01

竹馬教室

こんにちは。スマイラです。
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ちょっとバタバタしてブログをお休みしていましたが、今日からまた再開します。

府中市の多摩川沿い、ちょうどサントリーのビール工場の南西側に位置するところに「府中市郷土の森」というかなり広い公園があります。

中にはプラネタリウムとか古民家とか昔の府中尋常高等小学校の校舎とか昔の郵便局などがあり、さらには広い芝生や水車や梅園や鯉の泳ぐ池や水遊び場などもある、かなり充実した施設です。

この施設の中の古民家のところには、木で作られた遊具などとともに、竹馬が置いてあります。竹馬は遊具とは違い、アルミとプラスチックでできた市販品ですが。

先日、妻と二人でこの郷土の森に行ったときに、妻が竹馬に乗れるようになりたいというので(なぜ!?)、急遽「熱血スパルタ竹馬個人指導教室」をやってきました(笑)。

コツさえつかめば30分もあれば乗れるようになるだろうとは思っていましたが、果たしてほぼ30分後には10歩は歩けるようになっていました。そこで満足するところが妻らしいと言えば言えます(笑)。

自転車も一輪車も竹馬もそうなんでしょうが(私は一輪車は乗れませんが・・)、要は重心をどこに置くかと、重心をどう制御するかを体で覚えてしまえば、誰でもできるものですね。言ってみれば、それが「コツ」というものなんでしょうね。

私は子どものころに体で覚えてしまったので、どういう風にしたら乗れるかなんて落ち着いて考えたこともなかったのですが、他人に教えようと思うと、自分を客観的に見て伝えることが必要になり、たかが竹馬だけど、人に教えるってのは大変なことじゃわい、と思ったものでした。

妻が言うには、重心をこんなに前に持っていくとは思わなかった、とのことでした。

その話を家に帰って妻が次男にしたところ「おれも乗れるようになりたい」ということになり、先日、私、妻、次男の3人で行ってきました。

次男の場合は握力が弱いのか、それとも倒れることを怖がっているのか、ちょっと時間がかかりましたが、何とか10歩は歩けるようになりました。

やってみて思ったんですが、竹馬ってのは、案外今はやりの「体幹」とか「インナーマッスル」を鍛えるものなんじゃないですかね?

あと、乗っている最中は常に腕の微妙な曲げ伸ばしでバランスを取っているので、腕力も案外使っているように思いました。

そう考えると、たかが子どものむかし遊びではありますけど、知らず知らずのうちに子どもの運動神経やバランス感覚を鍛えるいい機会になっていたのかもしれません。



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Posted at 07:40 | 日常 | COM(0) | TB(0) |