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2013.04.30

一所懸命

こんにちは。スマイラです。

4月22日の読売新聞に、小説家の浅田次郎さんのインタビューが載っていました。

浅田さんの書かれた「一路」という小説について、お話をされています。

一路(上)一路(上)
(2013/02/22)
浅田 次郎

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この小説は(私も読んだわけではないのでよく分からないのですが)、江戸時代の参勤交代について書かれたものだそうです

この浅田さんのお話の中に、ちょっと印象的な言葉がありました。

「昔の侍は原則、出世も抜擢もない。すると一生その役職をやり遂げるプロフェッショナルが育つんだよ。今は大きな会社ほど異動が激しい。“一所に命をかける”プロが育たないのは社会が活力を失う大きな原因だと思うな」

浅田さんは、今でこそすっかり文化人になってしまいましたが、知る人ぞ知る競馬ファンで、直木賞を受賞する何年も前から「競馬本作家」として、大きなサングラスをかけた顔写真で存じ上げていました(笑)。

たしか「競馬の達人」という本だったと思います。私もあの頃は競馬に必死でした(笑)。

その後、直木賞を受賞されたり、多くの作品が映画やテレビドラマになって、すっかり有名人になりましたね。

私のお気に入りは「蒼穹の昴」で、NHKのドラマも見ましたが、少々破天荒ではあるものの、どちらも面白かったです。

あと、浅田さんのエッセイが、昔の椎名誠のエッセイに匹敵するぐらい面白くて、私は電車で読んでいるときに笑いがこらえきれなくなって、エライ目に遭ったことがあります(←これはホントに笑いごとじゃなかった・・)。

もう何年も前の話ですが、武蔵野市で開催された浅田さんの講演会に行ったこともあります。

最近は、物語作家が増えているように思いますが、浅田さんはその最右翼かなとも思っています。

これからも、競馬も含めて、いろんな場面で発信や活躍をしてほしい人です。

同じ競馬ファン、小説ファンとして、応援しています。



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2013.04.29

天皇賞春雑感

こんにちは。スマイラです。

今日はお休みなので、またまた競馬ネタを書こうと思います。

昨日の4月28日「天皇賞・春」が、京都競馬場で開催されました。

「天皇賞」というレースは、春と秋の、年に2回行われます。

春は概ね、昭和天皇の誕生日(今の昭和の日)前後に開催され、秋は10月の終わりに開催されます。

春の天皇賞は、京都競馬場の芝生で3200メートルのレース、秋の天皇賞は東京競馬場の芝生で2000メートルのレースになっており、同じレース名でありながら、まったく趣の異なったレースになっています。

ただ、どちらも同じ「天皇賞」ですので、春も秋も連続して数えられ、今回の天皇賞が第147回、次の秋の天皇賞が第148回、というように回数を積み重ねられていきます。

今回の春の天皇賞は、ゴールドシップが大変な人気を背負い、3200メートルを走り抜きましたが、いつものようなロングスパートが決まらず、5着に敗れてしまいました。

競馬の「人気」というのは「多くの人に好かれている」とか「ファンが多い」というような牧歌的な意味では全然なくて、そのまま「多くのお金がぶち込まれている」という鉄火場的な意味ですから(笑)、騎手は本当に大変なプレッシャーを感じて乗るのだろうな、と思います。

ゴールドシップは、名前からすると、オルフェーヴルのような栗毛の馬体かな、と思ってしまうのですが、実際は「芦毛」といって、灰色っぽい毛色です。

「芦毛の名馬」というと、古くはオグリキャップ、メジロマックイーン、最近でもクロフネなど、多くの馬が思い出されます。

ちなみに、芦毛の馬というのは、最初から灰色とか白ではなく、生まれたときは黒に近い灰色で、年齢を重ねるにつれて白っぽくなっていくことが多いようです。

オグリもマックイーンもクロフネも、それぞれの敗れたレースを経験したあとに、名馬への道を歩みました。

ゴールドシップも、この敗戦を糧に、また新しい名馬への道を歩んでくれるのではないかと期待しています。

ところで天皇賞春は、ゴールドシップと同じ父親を持つステイゴールド産駒(「さんく」と読み、父親が同じ馬をこういいます)のフェノーメノが勝ちました。

現役最強といわれるオルフェーヴルもステイゴールド産駒です。

ステイゴールドは現役時代を見ていますが、どちらかというと小さい馬で、いやはや種牡馬としてこんなに成功するとは、思ってもいませんでした(笑)。



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Posted at 23:12 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.28

ケニアへ

こんにちは。スマイラです。

娘の幼稚園の頃からの一番の友だちが、お父さんのお仕事の都合で、5月からケニアに行くことになっています。

4月一杯で府中を離れ、お父さん、お母さんの実家に一旦行き、そこからケニアに引っ越す予定です。

娘とその子は、中学校でせっかく同じクラスになれたのですが、1ヶ月弱でしばらくのお別れとなってしまいました。

最後の登校日は、ゴールデンウィーク前の4月26日でしたので、その日にクラスのお別れ会をしたそうです。

今日は、その友だちと友だちの妹さんが姉妹で家に遊びに来て、夕食を一緒にとり、そのあとしばらく遊んでいました。

妹さんは、ウチの次男の1学年上で、小さい頃は次男ともよく一緒に遊んでいたので、4人で楽しく遊んでいたようです。

隣の部屋からは、終始笑い声が聞こえていました。

世界は狭くなったとはいうものの、ケニアは遠いですよね。正直言って、どれぐらい遠いのか分からないぐらい遠いです。

3年ぐらいすれば、また日本には帰ってくるそうですが、府中に帰ってくるかどうかは分かりません。

けれども、彼女たちの年齢からしたら、その人生の半分以上を仲良く過ごした友だち同士ですから、ケニアに行ったあとも、現代っ子らしく(?)メールやスカイプを駆使して、友情を育んでいってほしいと思います。

娘にとっては、少しの間、風が吹き抜けるような寂しい思いをするときもあるでしょうが、再会できる日を楽しみに、娘は日本で、友だちはケニアで、それぞれの充実した3年間を過ごしていってほしいと願っています。



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Posted at 23:37 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.27

レンゲまつり

こんにちは。スマイラです。

今日は娘は学校だったのですが、次男は休みだったので、朝からウチの近くのレンゲ田で開催されていた「レンゲまつり」に、友だちと行きました。

チラシを見ると、第13回と書いてありますから、1年に1回開催されてきたとすれば、娘の生まれた頃から続いている計算になります。

私は行っていないので、どんなことをしたのか詳しくは知らないのですが、帰ってきた次男は、レンゲの花束や、わらじ、コマ、草笛などをたくさん持って帰ってきました。

レンゲの花束は、自分で摘んだ花を、そこに来ていたおばさんが花束に縒ってくれたようです。

次男は、母の日のプレゼントといって、妻に渡していました。

ちょっと話が逸れますが、こういうことを平気でできてしまうのは、末っ子の特徴ですね。長男なら照れてできないと思います(笑)。

草笛は、吹き方も教わってきたみたいで、ウチでも吹いていました。そのせいで、長男から「うるさい!」と文句を言われていましたが(笑)。

次男が帰宅後、一番興奮気味に語っていたのが、わらじ編みです。

丁寧に作り方を教わったらしく、こうして、こうして、こうやって作ったんだ、というのを、妻に手取り足取り教えていました。

教えてくれたおじいさんは「昔は3日に1つぐらいの割合で作っていた」と話していたらしく、「すごい!」と次男は驚いていました。

こういう次男の話を聞くと、伝統とか文化とか郷土愛とか長幼の序とかいうものは、無理やり押しつけたり、形式的に教えたり、ましてや憲法や教育基本法にわざわざ書き込んで学校で教えたりしても、意味がないような気がしてきます。

私自身、小さい頃から祖母と一緒にすごし、いろんなことを教えてもらいましたが、教わったことのほとんどは忘れています(笑)。

けれども、教わったときの「大人はいろいろ知ってるんだな」という感情や、「おばあちゃんはどうして甘いみかんがすぐにわかるんだろう?」というような子どもながらの敬意は、今でも心に残っています。

ただ、今となっては、そういう伝統や文化に接する場が減りつつあるということは疑いのないことで、今回、このような場を設けて下さった地域の皆様や、次男に親切に接して下さった方々には、本当にありがたく思っていますし、これからもこういう場を設け続けていってほしいと願っています。



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Posted at 23:28 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.26

学校公開

こんにちは。スマイラです。

今日で仕事は一区切り、明日からはゴールデン・ウィーク!という方も多いと思いますが、娘の中学校は、なぜか明日、学校公開(昔の授業参観のようなものですね)があるそうです。

入学後、初めての学校公開ですから、足を運ぼうとは思っていますが、娘もなかなか微妙な年頃で、先に妻が学校に行き、クラスの状況を見て、他にもお父さんが来ているようなら来てほしいけど、誰もいなかったら来ないでほしい、とのことでした(笑)。

学活(昔でいうホームルームみたいなもんでしょうか)で、委員会ごとにマニフェストみたいなものを発表するそうです。

娘は「環境委員」という、私が中学校の頃にはなかったような委員になっています。
これは、長男から「環境委員は大してやることないから楽だよ」と勧められたという安直な理由でなりました(笑)。

その「環境委員会」の発表の読み上げをさっきまで練習していました。

少し読むたびに、読めない漢字を聞いてくるのですが、自分の娘ながら、その読めなさっぷりにも驚きましたが、それ以上に「その読めないマニフェストはいったい誰が書いたんだ!?」「他人の書いた文章を読み上げて、おまけに漢字が読めないなんて、ちょっと前の総理大臣、今の副総理じゃないか!?」と呆気に取られてしまいました・・。

娘は、背は高いわりに、あまり度胸がなく、心配性で、声も小さいのですが(家の中ではそうでもないのですけど)、明日は、読めない漢字をものともせずに、副総理張りに堂々と発表してほしいものです(笑)。



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Posted at 23:35 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.25

子どもの道

こんにちは。スマイラです。

最近、このニュースをよく見ます。
京都・亀岡暴走事故から1年 「命どう守る」遺族ら模索

事故が起こって、人、特に幼い子どもまで亡くなっているというのに、道路に青線を引いただけという、この動きの遅さは、ちょっと信じられない思いです。

子どもたちのこの道路の通学風景も、テレビで見ましたが、これはとても子どもを通わせられる道ではないですね。

狭い歩道を、押し合いへし合うようにして学校に向かう子どもたちを見ていて、何だか私はこの国の本質的な貧しさに、情けなくなってきました。

以前に書いた「3人乗り自転車」もそうですが、子どもに関する問題については、

(1)今の大人も、ここまで成長したということは、意識するかしないかは別として、誰かの保護の下に成長したはずであること
(2)いずれ、どんな強がりを言っている大人も、今の子ども世代の力に頼らなければならないときが必ず来ること
(3)子どもたちは、自分の意見を反映させる手段を持っていないこと

の三つの点から、論考をスタートさせないといけないのではないか、と思っています。

テレビで、どこかの大学の先生が、この事件への対策について「まず通学のための道を用意して、しかる後に、余った部分を他のものが通るというようにしないとダメだ」という主旨のことをおっしゃっていましたが、まったくその通りだと思います。

幸い、私の住む府中市は、道路行政の整ったところで、歩道も広く、子どもたちは安全に学校に通うことができています。

その分、他の市や街に行ったときは「ここを子どもが通るの!?」と、結構衝撃を受けたりするのですが、今回のケースはそれを通り越して「これで対策をしたつもり!?」と、別の衝撃を受けてしまいました。

ここはひとつ、大人の住民も、自分の今の欲望を通そうとするばかりではなく、未来を見据える節度を持って、できる対策をきちんとしていくべきではないかと思ったものでした。



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2013.04.24

村野四郎さんの歌

こんにちは。スマイラです。

新聞で、府中駅の列車接近メロディーが「ぶんぶんぶん」と「府中小唄」になることを知りました。今日からみたいです。
府中駅メロに「府中小唄」「ぶんぶんぶん」を導入

「ぶんぶんぶん」は、そのあとに「はちが飛ぶ」と続く、日本人なら多くの人が知っている歌ですが、この詩を作ったのが、府中出身の詩人である村野四郎さんなのだそうで、府中市ゆかりということでこの歌になったようです。

私も、村野四郎さんについては、府中市の「郷土の森博物館」の中にある「村野四郎記念館」を拝見するまで、恥ずかしながらまったく知りませんでした。

村野四郎さんのお名前を知ってから、周りを見てみると、ウチの3人の子どもたちの通った(ひとりはまだ通っている)小学校の校歌も、4年前に長男が卒業し、数週間前に長女が入学した中学校の校歌も、村野四郎さんの作詩でした。

小説家や詩人などの文筆家の中でも、今話題の村上春樹さんや、よくドラマになる松本清張さんのように、名前も作品も非常に有名な人もいます。

一方で、私が不勉強だけなのかもしれませんが(笑)、名前は全国区でそれほど知られていないかもしれませんが、府中市という全国から見れば狭い地域の一地方公共団体の中の公立学校の校歌をたくさん作り、何年も何年も多くの子供たちの晴れの舞台に歌われ、いつまでも子どもたちの心と記憶に残る歌を作る村野さんのような方もいます。

いずれにしても、人の心に残せるものを、人生でひとつでも創作できるというのは(上に挙げた人たちは「ひとつ」どころではありませんが)、その裏の見えない努力は大変なものだとは思うものの、本当に羨ましいことだと思います。



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Posted at 23:20 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.23

はじめての「保育族」

こんにちは。スマイラです。

今日は、4ヵ月半ぶりにセミナーを開催していただきました。その話はまた後日に譲るとして。

先ほど帰宅して「報道ステーション」を見て初めて知ったのですが「保育族」という議員がいるそうですね。

今、保育園の待機児童が大きな問題になっています。

つい最近も、預ける保育所がない母親たちが、どこかの区長か市長かに抗議をしているニュースを見ました。

それに対して、横浜市は3年で待機児童をゼロにしたということで、安倍総理はこの方法を「横浜方式」と呼び、国全体に導入しようとしているようです。

しかし、そこで抵抗しているのが「保育族」なのだそうで、この「保育族」というのは、ものすごく力が大きいのだそうです。

昨日の原発の話しもそうですが、この国の構図はいつもこうなんですね。

少数の力ある者の既得権益を頑ななまでに守るために、多くの力なき者を平気で犠牲にし、踏みにじる。

その目的のためには、多くの人たちがどんなに困っていようと、屁理屈をつけてさももっともらしいことを並べる。

ちなみに、先の「保育族」の人は「横浜市長は、市立の保育園を作る努力をしないで、民間に振って、何を偉そうなこと言ってるんだ、と思って聞いていました」と言っていました。

けれども、多くの人が「助かった」と感謝しているのは、「保育族」か、「横浜市」か、どっちでしょうか?

何を言うのも結構ですが、国民の代表である国会議員なんだから、多くの国民の苦悩を少しでも解決するような前向きな物言いと行動をした方がいいんじゃないでしょうかね?



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2013.04.22

小学3年生の論理

こんにちは。スマイラです。

今日、小3の次男が借りてきたオーロラの本を一緒に読んでいるときに、ニュースで、福島の原発について、IAEAが「汚染水が最大の難題」という報告書案を出したことを伝えていました。
IAEA報告書案「汚染水が最大の難題」

私が「汚染水は困ったなあ」というと、次男が「何で汚染水が出るの?」と聞いてきました。

以下、次男との会話です。
「地震で福島の原発が壊れたからだよ」
「何で原発なんて作ったの?」
「原発の方が安く電気を作れるからだよ」
「でもさ、そのとき安く作れても、汚染水が出て、そこで余計にお金がかかるんなら同じことじゃん」

まったくその通りなんですよねえ・・。

冷静に考えれば、小学校3年生の論理でも分かることなんですよね。

東電のいう「安全神話」を信じてしまった、といわれますが、「生あるものは必ず死に、形あるものはいつか壊れる」という仏教の教え(?)を引くまでもなく、未来永劫とまではいわずとも、数十年、数百年単位で考えれば、「絶対安全」なんて誰も断言できるはずはないんですよね。

でも、あえて期限を短く切り、その期間内においては(ということも、一瞬先さえ誰も分からないのですから、こんなこというのも論理的にはおかしいのですけど)「絶対安全!ということにしましょうや」としてしまったのですよね。

未来が誰にも分からない以上、ある程度の蓋然性のもとに物事を進めていかなければ、何一つ進まない、というのは、ひとつの真理だとは思います。

けれども、そんな場合でも、最悪の事態が起こったときに失うものの大きさの測量が、漠然とでもできないはずはないのですから、得るものと失うものを秤にかけて、慎重に考えることが大事なんじゃないかと思います。

「取り返しがつかないものは、本当に取り返しがつかない」という、まったくもって当たり前なことを、私たちは今まさにリアルタイムで経験しているところなのですから。

ここまでの事態を想定したかどうかは別として、昨今の安倍政権の「原発再稼動」の意向を耳にすると、事ここに至って、小学校3年生の子どもでも分かる道理を捨て置くのはどういうもんだろうかなあ、と思う日々ではあります。



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2013.04.21

最後の定期演奏会

こんにちは。スマイラです。

今日は、娘の小学校のブラスバンドの最後の定期演奏会と、卒部式があり、聴きに行ってきました。
130421定期演奏会_convert_20130421232346
もう中学生になって2週間近く経っているので、今更という感じではありますが、これもひとつの区切りですね。

定期演奏会とはいっても、小さな小学校のブラスバンドですので、学校の体育館を使っての演奏会です。
今日もちょっと寒い日だったので、またもや大型ファンヒーターが活躍していました(笑)。

娘は中学ではテニス部に入ることにしたみたいなので、楽器を吹く姿も、これでしばらくは(もしかしたら一生?)見納めです。

この学校では、4年生からブラスバンドに入ることができるのですが、娘が入部したのは、たぶん5年生になってからだったと思います。

毎朝ブラスバンドの練習があるので、頑張って朝早く起きて、学校に行っていました。

楽器も、希望どおりのクラリネットを選ぶことができたし、府中のジャズ・フェスティバルにも参加させてもらって、有名な奏者とも競演できたようですし、良い経験ができたのではないかと思います。

ときどき、クラリネットを家に持ってきて練習をしていましたが、それを聞くともなしに聞いていると「こんなレベルでいいんだろうか・・・?」と、我が子ながら心配になっていたのですが(笑)、まあ、娘なりに一所懸命やっていたんでしょう。上を見たらキリがないですからね。

娘もそうですが、ブラスバンドに入っていた子たちは、中学校で吹奏楽部に入る子ばかりではないようです。

部活が変わっても、娘だけではなく、今日卒部したみんなが、ここで教えてもらったこと、学んだこと、身につけたことを、中学校生活でも生かしていってほしいと思います。

教えて下さった先生や指導者の方、スタッフで活躍された皆さんには、本当に感謝しかないです。
ありがとうございました!



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Posted at 23:25 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.20

7階ゲストルーム

こんにちは。スマイラです。

ここ数日、風の強い日が続いていたのですが、今日は午後から雨が降り出しました。

今日はお休みの日なので、またまたゆるい話を書こうと思います。

スマイラ特許事務所は「むさし府中商工会議所」の会員になっています。ですので、毎月1回、商工会議所からダイレクトメールが郵送されてきます。

主に、セミナーの案内とか、健康診断の案内ですけど、今月のダイレクトメールの中には、刮目すべき情報が入っていました!

「むさし府中商工会議所会員限定 JRA東京競馬場 ザ・プレミアムモルツ × REXS ビギナー向け競馬教室のご案内」という「That’s Fuchu!」というイベントの案内です!

競馬場では、ときどきこんなイベントをやっていますが、人の少ない土曜日にすることがほとんどで、日曜日でも大きなレースの日にやることは、私の知るかぎりあまりありません。

しかし、今回のイベントは、安田記念(GⅠ)当日にやるそうです。さすがは地元府中の商工会議所だぜ!

場所は、東京競馬場7階ゲストルームです。「ザ・プレミアムモルツ」の試飲もあるそうです(私はお酒をほとんど飲まないので、サントリーの人には申し訳ないけど、こっちはまあ、どうでもいいかな・・って感じですが)。

終生一庶民である私は、競馬場には何度も行っていながら、そんなブルジョワールなところに行ったことは、自慢じゃないけど一度もないのですが、きっとさぞや絢爛豪華たる空間であろうことが想像されます。

以前、皇太子殿下ご夫妻や、天皇皇后両陛下が競馬場にいらしたときに、手を振っている映像をターフビジョンで見ましたが、もしかしてあのフロアでありましょうか!?

いつも地べたで、同僚、先輩、後輩、妻子と競馬を見てきた私は、「いつかワシもああいう上の階で優雅に競馬を見てみたいもんじゃて・・」と思っていたものですが、ようやくその夢が叶う時が来ました!

惜しむらくは、当時に比べると、ずいぶん競馬熱が冷めて、遠ざかってしまっていることですね。

でも、すっかり遠ざかって、馬券はちっとも買わなくなりましたが、今でもレースも馬も大好きですから、早速、妻と二人分(妻は競馬はそんなに好きじゃないのですが(笑))、今日申込みをさせていただきました!

6月2日が楽しみです!



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2013.04.19

何を眠たいこと・・

こんにちは。スマイラです。

一人一票の裁判で、違憲・無効判決がバンバンと出ましたが、それに関連して、4月12日の朝日新聞の記事に、自民党の中谷元さんの発言として、こんな言葉が載っていました。

「選挙区は単に人口比で決められるほど単純ではない。高度な政治判断のもと、国会で与野党が議論して法律を定めている」

これって、一見もっともらしい言い様ですが、要は「おれたちのやりたいようにやるんだから、外野の裁判所がごちゃごちゃ言ってんじゃねえ!」ってことと違いますか?

この前、喫茶店に入ったときに、隣の席に、どちらかというとあまり柄の良くない金融業の方が座っていたのですが、途中で債務者から電話が入ったようでした。

その方は「何を眠たいこと言ってるんだ!明日じゃねえ!今日持って来い!」と、「ナニワ金融道」や「ミナミの帝王」バリの台詞を、リアルで仰っていましたが、この中谷さんの発言を読んだときも「何を眠たいこと言ってんだ!?」と言いたくなってしまいました。

今問題になっているのは、中谷さんの仰る「高度な政治判断のもとでの法律」が、国民主権を原則とする憲法に違反しているかどうか、ということですよね?

そして、12月の総選挙の前から「違憲状態」と判示していたのに、何も改めることなく選挙をしてしまったことについて「違憲・無効」と言っているわけですよね?

つまり、これまでは仰るところの「高度な政治判断」を信頼して任せてきたけれども、どうも任せっぱなしにしてきたら、投票価値の歪みが大きくなりすぎたので、それを是正するように言っているわけですよね?

そう言われているのに、何を今さら「高度な政治判断」なんて「眠たいこと」を言ってられるのでしょう?

国会議員になると、みんながぺこぺこしてくるので、自分ひとりで偉くなったように錯覚する人が多いそうですが、どうも「主権者が誰であるか」「誰に信託されて今の地位があるのか」という最重要事項が蔑ろにされすぎているように思います。



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2013.04.18

地域の子育て

こんにちは。スマイラです。

4月12日(金)の朝日新聞に面白い投書が載っていました。

宮城県名取市の68歳の男性からの投書なのですが、この市には「ファミリー・サポート・センター」という制度があるそうです。

この制度は、子どもを預かってほしい若い親が「利用会員」として、子育ての手伝いをしたい子育てOBやOGが「協力会員」として、登録することにより、「協力会員」が「利用会員」の子どもを数時間預かるものだそうです。

この男性は「リタイア後の私たちの力が、少しでも現役女性の役に立つのならうれしい。」と投書を締めくくっています。

預かる側は、OB・OGとはいえ、あくまでも素人なので、保育園のように終日預かることは難しいかもしれませんが、子育て経験があるのですから、数時間だったら楽しく子どもの面倒を見られると思います。

そして、お母さん側からすれば、子育て中は数時間でも子どもから離れて、友だちと話をしたり、お茶を飲んだり、本を読んだり、映画を観たり、あるいはゆっくり眠ったり、で気を抜くことで、また子育てに前向きになれることが多いのだそうです(妻談、笑)。

私が思うこの制度のいい点は、子育てに追われる、あるいは、仕事を持つお母さんの助けになるというのはもちろんのことですが、手伝いをする年長者側も、小さな子供たちと接することで生きがいを感じられますし、それ以上に、その子どもたちが生きるであろう「未来」を、より身近に感じることができるようになるのではないかというところです。

未来を身近に感じるようになれば「この子たちのために少しでもいい地域を、いい国を」という発想になるのではないかと思いますし、面倒を見た子が成長して、どこかで会ったときに挨拶をするだけでも、地域の雰囲気はものすごく良くなると思います。

もし、自分の住む地域にもこんな制度が導入されたら、私も子どもは好きなので、ぜひ「協力会員」になって、妻と一緒に(一人ではやっぱり不安です(笑))地域の子育ての手伝いをしたいなあ、と思います。



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Posted at 22:40 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.17

予期せぬ副産物

こんにちは。スマイラです。

このブログを以前から読んで下さっている方はご存知と思いますが、私は、今日もそうでしたが、移動するときには、自転車をよく使っています。

自転車で移動していると、雪や雨はもちろんのこと、風や日照などのその日ごとの気象条件を身体にダイレクトに受けるので、季節の移り変わりどころか、日単位、週単位の気候の変化がものすごくよく分かります。

ちなみに今日は風の強い日でしたが、風は天気予報などでは分からないのと、分かったとしても向きや強さが一定しないので、自転車の強敵です(笑)。

思い返せば、ちょっと前までは手袋なしには指先が痺れてとても走れなかったのに、今は、安全のために一応してはいますけど、大半は手袋を着けていられないぐらいの暖かさになっています。

喉を痛めることが多いので、それを防ぐために首に巻くものも、どんどん薄手になり、今の季節ですと、少し走るともう外さなければ暑いぐらいになっているので、つけているのは走り出しの数分ぐらいになってきています。

秋から冬、冬から春と移り変わるにつれて、道のりの色彩も変わってきます。

少し前は、桜吹雪の中を走る、というような、風流な場面もありましたが、今の季節は、左右に黄色が増えてきたように感じます。

春から初夏という感じでしょうか。

菜の花やたんぽぽや名前も知らない小さな花が盛んに咲いています。

移動手段が変わり、移動スピードが変われば、目にする景色も、耳にする音も変わります。

私の場合は、どちらかと言うと移動の便宜と実質的なスピードの観点で、自転車での移動を選択しているのですが、こうして日々の、そして季節の小さな変化を敏感に感じられる、というのは、予期せぬ副産物でした。



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2013.04.16

300回!

こんにちは。スマイラです。

昨日の記事で、このブログは300回になりました。

これまで1日だけ寝てしまって書けなかった日があったのですが、その翌日に2日分書いたので、始めてからちょうど300日経ったことになりました。

自他共に認める根性の足りない私が、ブログに関しては300回継続できたことは感慨深いのですが、然したる苦もなく継続できているのは、やはり元々文章を書くのが好きだからなのだと思います。

率直に言って、自分で言うのもなんですが、内容はどってことないし、ほとんど書いてないに等しいんじゃないか、という日もないではありません(←いや、遠回しにいうまでもなくはっきりとあるんですが(笑))。

しかし、このブログは「続けるために続けている」という自己循環的な要素が極めて強いものですので(笑)、明らかに内容の薄いところは読み飛ばして、ご興味を持っていただけるところだけでも、今後も読んでいただければ、筆者としてはこれほど嬉しいことはありません。

ときどき、予期せぬ人から「ブログ読んでますよ!」とお声掛けいただき、虚を突かれるというか、少々照れくさい思いをすることもありますが、それはそれで、本当に嬉しくもありがたいことです。

少なくとも、嘘だけは書いているつもりはありませんので、私の人間性とか、ものの見方とか、考え方が伝わるものになれば、と今後も倦まず弛まず続けていきたいと思っています。

次にこんなことを書くのは、365回のときか、400回のときか、500回のときか分かりませんが、続けられるかぎり毎日書き続けていきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

「迷わず行けよ!行けば分かるさ!ダーーーッ!」

ですね(←何のこっちゃ?)。



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2013.04.15

今年初セミナー!

こんにちは。スマイラです。

4月23日(火)15:30から17:30まで、三鷹で今年初のセミナーの講師をすることになりました。

セミナー後の18:00からは懇親会もあり、多くの方とお知り合いになれるチャンスだと思いますので、ご都合の宜しい方は、ぜひいらして下さい!

詳細はこちらをご参照いただければと思います。

今回のセミナーは、お話をいただいてからあまり時間がなかったため、昨年行ったセミナー「知的財産権のリスクと活用」を大幅に増強して、お話させていただくことにしました。

そうはいっても、元々完成したものに情報を追加していくというのは、情報の整合性とか、どこまで掘り下げていくか、あるいは広げていくかといった点で、なかなか難しくて、今日ようやく一通りの資料が完成したところです。

必要と思われる情報をできるだけ盛り込みつつも、散漫にならないような内容にするのは、なかなか大変ですねー。

それこそ「盛り込む気になればいくらでも(笑)」という衝動を、聞きに来て下さる方が知りたい、聞きたい、と思うものに絞り、できるだけ分かりやすく伝える、ということが、セミナーでは特に大事なような気がします。

私たち弁理士などの知財を仕事にしている者が参加するセミナーであれば、少々話しが散漫になっても「これも勉強になるから」「いつか使うときが来るかも」という感じで、集中力を切らさずに聞くこともできます。

しかし、別に本業をお持ちで、その本業に知的財産を活かしたいと思ってらっしゃる方は、やはり、自社事業に活用できそうなところへの関心が高くなるのは当然のことです。

昨年の、このテーマで開催したセミナーは共催だったため、持ち時間1時間でしたが、今回は倍の2時間ですので、去年お話できなかった部分も含めて、多くの方が知的財産権に関心をお持ち下さり、ひとりでも多くの方が「ウチも活用してみようかな・・」と思って下さるような内容にしたいと思っています。

資料が一通り完成したので、明日からは時間を見つけてリハーサルをしていきます。

とはいっても、自分でしゃべったものを録音して聞き直すという程度ですが(娘が聞きたいといっているので、仮想オーディエンスでやってみようかと思っています(笑))、当日までに、皆さんのご期待に応えられる内容に仕上げていきたいと思っています。



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2013.04.14

情けないよ・・・

こんにちは。スマイラです。

4月7日の天声人語で、安倍総理が民主党の小西議員から「日本国憲法のなかで一番大切な条文は何か?」と聞かれて、答えられなかったというのを知り、これだけでも結構驚いていました。

その後、興味を持って、ちょっと調べてみたら、安倍総理は憲法学者の芦部信喜先生も知らなかったということを知り、これにはさすがに「元なんちゃって法学部生」を自認する私も、ひっくり返るぐらい驚きました!

私も恥ずかしながら相当な「なんちゃって法学士」ですが、残念ながら、芦部先生のお名前は存じ上げてますから、安倍さんには全然及びません(笑)。

しかしまあ、憲法改正を訴える現役の国会議員であり、総理大臣でもある安倍さんが、芦部先生の名前も知らないってのは、マズいんじゃないですかねー。

どれぐらいマズいかの比喩を上げようかと思ったのですが、ちょっと思いつかないぐらいマズいです(笑)。

「できない子レベル」でいえば「小学校を卒業した子が九九ができない」というぐらいにやばいですが、安倍さんは権力がある分、そんなたとえじゃあとても間に合いません(笑)。

そもそも、改正ってのは、今の憲法に問題があるからするはずなのに、今の憲法の問題どころか、基本的な解釈も、中心的な学説も、それをした人の名前も知らないんじゃあ、お話にならないでしょ?

以前から、安倍さんのいうことは、美しい国とか、故郷を愛するとか(安倍さんは東京生まれの東京育ちのようですが、愛すべき故郷は東京でしょうか?それとも選挙区の山口県でしょうか?)、自衛隊だと捕虜になったときに云々とか、どうも釈然としないというか、分散しているというか、何を言っているのかよく分からないなー、と思っていました。

けれども、今回、芦部先生の名前も知らなかったというお話でやっと分かりました。
要するに、根本(こんぽん)や基礎から理解する気も勉強する気もない人で、そういう人のその程度の発言だったってことですね。

育ちと地位はあるから、情報だけはたくさん入ってくる。
だけど、根っこを理解しないで、その周辺情報だけでしゃべるから、聞いてる方からすると訳の分からない話ばかり出てくるんだ、と。

私たちの仕事でいえば、法律は大して勉強してないけど、知財実務セミナーとかで知識を部分的に聞きかじりしてきたことを大声で話す「浅薄な人」って感じです。

しかし、まあ、芦部先生の名前も知らない人が総理大臣で、憲法改正を企んでるというのには、本当に驚きを通り越して呆れていますし、今さらながらに弱っちゃったなあ、日本人にとって悲劇だなあ、と・・。

もしかしたら、何かの高等戦術で知らないフリをしただけかも、とも考えましたが、そうしたところで安倍総理にも自民党にも現政権にも何のメリットもないので、本当に知らなかったのでしょう。

総理ともあろう者が「情けないよ・・・」。

これ以外の言葉が見つかりません。



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2013.04.13

チャレンジ・スピリット

こんにちは。スマイラです。

4月10日の朝日新聞の「経済気象台」というコラムに「デザイン戦略のわな」と題した、興味深い一文が掲載されていました。

それによると、ソウル・モーターショーで韓国の自動車メーカーである「現代・起亜グループ」の自動車デザインが日本車を凌駕したと感じる。しかし、個別に見ると「格好いい」けれども、道路や街中にあくの強いデザインが溢れかえると逆に「飽き飽きする」とあり、こう書いています(これが「わな」と題している所以です)。

「プレミアムデザインとして少数であれば、素晴しいと思えるデザインも、量産車としてあふれかえってくるとむしろあか抜けないように見えてくる。
逆に平凡なデザインが多い日本車も、このような中ではすっきりかっこよく見える瞬間があるから不思議なものだ。」

私はこれを読んで、二つのことを感じました。

ひとつは、たぶんもう10年以上前のことになると思いますが、アップルには「デザイナーの役員」がいるという話を聞いたときの衝撃です。

当時、私はすでに意匠の仕事をしていましたが、おそらく日本では「デザイナーを役員にする」という発想はなかったのではないか、と思いますし、実際ほとんどいなかったのではないかと思います。

「アップルはそんなにもデザインに力を入れているのか!?」と驚いたことを覚えていますが、その後のアップル製品のデザインの秀逸さ、美しい商品と包装、さらにその売れ行きは、皆さんご存知のとおりです。

もうひとつは、韓国の会社の柔軟性とチャレンジ・スピリットです。

このコラムにも書かれていますが、フォルクスワーゲン・グループのデザイン部門を統括したペーター・シュライヤー氏を2006年に起亜のデザイン担当副社長に起用したそうです。

私も、ネットで起亜のデザインを少し見てみましたが、好き嫌いはともかく、たしかに斬新だとは思いました。

デザインに関して、私の経験からよく思うのは(実際はデザインだけでなく、発明や商標など、知的財産全般にいえるのですが)、今の時点で多くの人たちが気に入り、「格好いい」と感じるものは、概ねピークを過ぎています。

むしろ、今の段階では多くの人が違和感(場合によっては不快感)を感じるデザインや、発明であれば「そんな発明、誰がどんな風に使うの?」と疑問に感じられるものの方が、大化けすることが多いように思います。

そういう「今の時点では少々違和感を感じるデザインや発明」が商品化されたり、プロトタイプとしてでも世に出るためには、多くの人が雁首を揃えた会議で常識的な決定をするより、ある程度トップダウンで強引に進めないと、日の目を見ないのではないか、と思っています。

おそらく、起亜がそういう車をモーターショーに出してきたということは、会社に危機感があり、柔軟性やチャレンジ・スピリットもあるということなのでしょう。

仕事で関わったこともありますから、日本の自動車会社にも大いに頑張ってほしいと思っていますが、こういった「現代・起亜」のようなチャレンジは、たとえすぐには花が開かなくても、先に書いたアップルの例などからしても、雌伏の期間を経て、いずれ大きな果実を実らせるような気がしています。



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2013.04.12

難しいことを簡単に

こんにちは。スマイラです。

今日、もう一日だけ、この本について書きたいと思います。

伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

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この本の第5章は「文章力をアップさせる」、第6章は「わかりやすく伝える」というものです。

私の仕事は、文章を書くことの比重が高いですし、こうしてブログも毎日書いていますし、「わかりやすく伝える」ことは、私の仕事の中で最も重要と考えていることですので、これらの章については特に興味を持って読みました。

「音読する」「カタカナ語を氾濫させない」「○○性、○○的を使ったらその内容を具体的に書く」「難しいことも簡単に書く」「相手の立場に立って伝える」といったことが指摘されています。

実際に声を出してはしていませんが、「音読」は、このブログでも、仕事の書類でもしています。

池上さんご指摘の通り、書いたときはそう思わなくても、自分で「音読」してみると、流れが悪かったり、自分の言いたいことが伝わらない書き方だったり、ということに気がつくものです。

カタカナ語については、以前の会社で散々聞かされ、聞いているこっちが恥ずかしい思いを何度もしてきました。

厳密にはカタカナ語ではありませんが、「特許庁」のことを「JPO」といっているのを聞いたときは、最初は何を言っているのか分かりませんでした(笑)。

なぜ「特許庁」じゃなくて「JPO」?特許庁といった方が、聞き間違えがなくていいと思うのですが・・(笑)。

そんな経験から、私は意識して使わないように心がけています。

ただ、しばしば世間で使われるカタカナ語や、仕事の世界で通常使われるカタカナ語や、カタカナで言わない方がむしろ誤解されやすい語まで無理やり排除するのも、少々嫌味ったらしいので、それはしないようにしているつもりです。

カタカナ語に関しては、英語の達者な方とお話したときに、「大して英語ができない人ほど、カタカナ語を使いたがる」ということを聞いたので、それからはそれまで以上に用心して使わないようにしています。今以上に英語ができないと思われるのは、イメージダウンですからねー(笑)。

たしかに、これまでの経験からすると、留学経験があったり、外国の資格を持ってらっしゃる、外国語の達者な方は、そんなにカタカナ語を使わないですね。少なくとも、そういう人たちが「JPO」というのを聞いたことはないです(笑)。

「難しいことを簡単に書く」とか、「相手の立場に立って書く」というのは、これまでこの仕事をしてきた中で、資格を取る前から一番気をつけてきた点です。

これはやはり、元々営業職をしていたというのが大きいような気がしています。

その甲斐あって「分かりやすい」とお褒めいただくことが多くて、いつも恐縮しつつも、嬉しく思っています。

自分のこの仕事における持ち味というか強みは、優れた専門知識を持った先輩、同期、後輩がたくさんいる中で「ここら辺しかないんじゃない(笑)?」とも思っているので「この部分に関しては誰にも負けない!」というぐらいに、さらに磨きをかけていきたいな、と、この本を読んで改めて思ったものでした。



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2013.04.11

プライドが高い人は成長しない

こんにちは。スマイラです。

この本を読みました。

伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

商品詳細を見る

テレビでも有名な池上彰さんですが、語り口そのままの平易で分かりやすい文章で書かれています。

しかし、内容はなかなか幅広く、かつ、深いと思いました。

この本の中に「プライドが高い人は成長しない」という一節があります。

自信家になってしまったら、その後の成長はあまり見込めない、ということを、いろんな例を挙げて説明しています。

中央官庁のキャリア官僚で「この人、何でこんなにプライドが高くて、エラそうな話し方をするんだろう」という人はいつしか姿を消してゆき、反対に、ざっくばらんな正確で、こちらの話をきちんと聞いてくれる人は、どんどん出世していった、という話は、なかなか示唆に富んでいます。

私のこれまでの経験で考えても、エラぶっている人にロクな人はいませんね(笑)。

特に会社でそこそこ上の役職にいっている人によく見られる傾向ではありますが、そっくり返りそうな勢いでしゃべっている人ほど、自分より役職が上の人と話すときになるとびっくりするぐらい卑屈になるというのを何度も見てきました。

逆に、こんな経験もあります。

事務所時代に、ある意匠を担当しました。

創作された方は、ある大学の先生で、(私にとっては)難解な論文をたくさん書かれている方でした。

事前に先生から、論文や資料をお送りいただいて、何度も読んでいたにもかかわらず、どうしても内容を完璧には理解できなかったので、先生がご来所されたときに率直に「先生、お恥ずかしい話しですが、いただいた資料を何度も読んだのですが、この部分がどうしても分かりませんでした・・」と打ち明けました。

すると、先生は「それは○○○さん、分からなくても当然なんですよ・・・」と、非常に丁寧に、かつ、詳しく説明をして下さいました。

そのお話を聞きながら、私は「本当に立派な人っていうのは、こんな素人を相手にしても、全然偉ぶったりしないものなんだなあ。偉ぶっている人たちってのは、結局は偽者なのかもしれない」と思ったものでした。

このことは、その後、数多の経験を経て、もはや私の信念といってもいいものになっています。

池上さんのこの本で、このことを再確認しました。



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2013.04.10

陶酔と美談

こんにちは。スマイラです。

北朝鮮が今日、明日にも、ミサイルを発射するというニュースが流れています。
未明の奇襲発射も

このニュースを聞いていると、私は、もちろん自分の知らない時代のことではありますが、もしかしたら、日本が日中戦争から太平洋戦争に突入していった時代の雰囲気もこんな感じだったのかなあ、と思ってしまいます。

そういう番組が、北朝鮮のテレビ番組全体のどれぐらいの割合を占めているのかわかりませんけど、大きなミサイルを積んで大広場を行軍する戦車、まるで機械のように動く兵隊の行進、アメリカに鉄槌を加えると陶酔したように喧伝する勇ましいアナウンサーのナレーション、民兵、市民に銃と銃弾を配布、など、こういっては何ですが、傍から見ていると「狂気の沙汰」を通り越して、何かの冗談かコントではないかとさえ思ってしまいます。

しかし、翻って考えますと、現代の日本人である我々が、「アメリカが本気で来たらえらい目に遭うぞ」「北朝鮮は本気でアメリカに勝つつもりでいるのか?」「数日で制圧されるぞ」というのは、簡単ですし、多くの日本人の思っているところでしょう。

現に、大してニュースなど見ないウチの長男や長女ですら、これぐらいのことは言います(さすがに小3の次男はまだそこまで分かりませんが(笑))。

現代の我々は、米軍の戦力がどれほどのもので、かつ、世界中で恐ろしくもえげつない戦争を繰り返していることを知っていますから。

けれども、そういっている日本人も、ほんの70~80年前、ほんの数世代前には、大国中国を相手に戦争を続けながら、その一方でハワイでもっと大国のアメリカを奇襲する、という、おそらく現代の我々がニュースで見たら、腰を抜かすようなことをしていたのです。

あまり品のないたとえですが、普通のサラリーマンが、街中で猪木と馬場を相手に喧嘩を売るようなもんでしょうか(ちょっとたとえが古いですね(笑))。

我々の眼には、北朝鮮とアメリカがもし戦争などということになれば、子どもと猪木の喧嘩ぐらいに感じますが、当時の日本人の多くがそうだったかもしれないように、情報がほとんど遮断された北朝鮮の国民は、北朝鮮とアメリカとの戦争を、もしかしたら「白鵬vs日馬富士」の東西横綱対決ぐらいに思っているのかもしれません(たとえを更新しました)。

あるいは「白鵬vs日馬富士」ぐらいに多くの国民に思わせてしまった手前、今さら「いや、ほんとはオレ、普通のサラリーマンなんだよ・・」と告白できずに、ミサイルを撃たざるをえなくなってしまった、ということなのかもしれません。

日本の過去の戦争については、今もっていろんな意見や解釈が、いろんなところから出てきています。

この後、北朝鮮がどのようなことをし始めるのか、あるいはしないのか、まったく分かりませんが、いずれこんなミサイル発射も何かしらの衣を纏って、かの国では「美談」に生まれ変わるときが来るんでしょうか?



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2013.04.09

がんばれ!中学生!

こんにちは。スマイラです。

今日、娘の中学校の入学式があり、無事終わりました。
130409入学式_convert_20130409223052

私は、長男の中学の入学式は仕事で行けなかったので、これが初めての中学校の入学式(もちろん、親として、ですよ(笑))でした。

これまで、3人の子どもたちの入園式や入学式には何度も出ていますが、桜の花の散ったあとの入学式は、今回が初めてだったように思います。温暖化が進んでいるってことですかね(笑)。

桜は満開だったけれども、雨が降り、ずいぶんと肌寒かった卒業式とは違い、今日は花こそないものの、晴天に恵まれた、暖かい入学式でした。

娘の通う中学校(長男の通った中学校でもあるのですが)は、体育館が二層構造になっていて、1階が体育館、地階がこういった行事のときに人が集まるアリーナになっています。今日の入学式はそのアリーナで行われました。

この中学校には、娘の通っていた小学校も含めて、主に3つの小学校から入学します。

中には、小学校は違っていても、幼稚園は一緒だった、とか、習い事で一緒の教室という子もいますが、多くは知らない子たちですから、たくさんの新しい良い友達を作ってほしいと思います。

これから、部活動や定期試験など、楽しいことも、苦しいこともあると思いますが、どれもこれも自分の糧にして、3年後には「楽しかったね!」と友達と言い合える中学校生活を送ってほしいものです。

小学校の卒業式から、今日の入学式まで、「中学校だよ、どうしよう・・!」と不安がっていた娘ですが、明日は友達みんなで登校する約束をしてきたみたいです。

みんなの力も借りながら、少しずつ中学校生活に慣れていってほしいと思います。

娘は小学校のときは、前の日の夜から始まりその日の朝まで、どの服を着ていくかで散々時間を使っていましたが、長男は「中学はもう悩まなくていいから楽だろ?」と言っていました(笑)。

今度は、その浮いた時間を髪型とかに向けるんじゃないかと少々心配していますが、親としては、ぜひとも「勉強」に振り向けて、頑張ってほしいと、これは心から願っております(笑)。



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Posted at 22:35 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.08

ラッキーの糸

こんにちは。スマイラです。

今、弁理士試験の願書の受付期間中です。

私の知り合いや後輩でも、受験する人が何人もいるので、合格目指して、コンディションをしっかり整え、試験の日まで悔いのない一日一日を送ってほしいと祈っています。

私も、試験を受けていた4年間は、毎年この時期になると願書をネットで請求し、妻に特許印紙を貼って郵送してもらうということを繰り返していましたが、結果的に弁理士試験に合格できたのは、自分でいうのもなんですが、間違いなく「ラッキーパンチ」だったと思っています(笑)。

これは謙遜で言っているのではなくて、おそらく、ほとんどの合格者の率直な心情ではないでしょうか?

私の場合でいえば、問題と試験官に、これ以上ないというぐらい恵まれました。

弁理士試験は、一次試験の短答(マークシート)、二次試験の論文(筆記)、三次試験の口述(口頭)とすべての試験形態が異なりますから、それぞれで向き不向きがあると思いますし、一次試験はともかく、二次試験、三次試験は、出される問題は数問ですから、得手不得手の当たり外れもありますし、採点者によって結果が左右されることもありえます。

しかし、敷衍して、かつ、誤解を恐れずに言えば、そもそも人生というものもそんなものなのだと思います。

回数が多いか少ないか、あるいは、それに気がつくかつかないかは別として、試験に限らず、人生全般においても、自分の頭上に、自分を引き上げて道を拓いてくれる可能性のある「まぐれの糸」や「ラッキーの糸」が下りてくることは、きっと誰にでもあるはずです。

肝心なことは、芥川の「蜘蛛の糸」ではありませんが、自分の頭上に「ラッキーの糸」が下りてきたときに、それをしっかりと掴める程度の高さの脚立は、自分の努力で用意しておかなければいけない、ということなのだと思います。

歳を取れば取るほど、人智の及ぶ範囲というのはいかにも狭いと思い知らされますし、そう思うたびに、あと何回下りてきてくれるか分からない「ラッキーの糸」を掴むためにも、今以上に身を慎まなければいけないな、と思い直しています。



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2013.04.07

違和感

こんにちは。スマイラです。

ちょっとアンラッキーなことがあったときや、不愉快な気分をさせられたときに、振り返ってみると「最初からそういえば何となく違和感を感じていたな・・」という「虫の知らせ」のようなものはありませんか?

私は、けっこうあります。

もう半年ぐらい前になりますが、自転車に乗っている最中に後輪がパンクしたことがありました。その日は人と会う約束をしていたので、余計に参ってしまいました。

パンクして思い出したのですが、出かけようと自転車を出したときに、どこがどうとは言えないけれども、何となく後輪の側面にいつもと違うような違和感を感じていました。

普段はそんなことを感じないどころか、タイヤにそれほど目が行くわけでもないのに、その日に限って、なぜかやたらと違和感を感じて気になっていたのです。

その日は2件お伺いする予定になっていて、1件目を無事に終えてすっかり忘れていたのですが、2件目に向かって快調に走っているときに何の前触れもなく「パーン」と音がして後輪がパンクし、出かける前の「虫の知らせ」を思い出したことがあります。

人間関係でも、ときどきそういうことがあります。

私は、どちらかというとあまり人を見る目がなく、人を信じやすく、警戒心レベルの低い人間ですので(いいところがないなあ・・)、誰と話すときでも、基本的に善人である、少なくともニュートラルである、まあいざとなれば話せばわかる、という前提でお付き合いをさせていただいています。

けれども、そんな私でも、時折「違和感」を感じる人がいます。

まあ、違和感を感じても「何かこちらの勘違いだろう」と思って、善人ベースをやめないところが私の学習能力のなさなのですが・・(笑)。

そういう「違和感」を感じるのは、たとえば、主張の対立のしようがない当たり障りのない話をしているのに、ハナから否定されたり、修正されたり、こっちの方がずっと年上なのにも関わらず見下すように指摘されたりする場合です。

そして、そういう違和感を感じた人とは、遅かれ早かれ、人間関係が破綻することがほとんどでした。

もちろん、私の対応にまったく非がなかったとはいいませんが、ここ数年でそういうことが何度かあったので「これからは感じた違和感に正直に行動しよう」と思うようになってきています。

自分の職業なのであえて例に挙げますが、もし皆さんが弁理士に依頼する場面があったときに、何を言ってもにこりともせずに「それはできません」と頭から否定したり、「そうではありません」と修正したりするような人だったら(真にお客様のためを思って言っているか否かは見極める必要がありますが、そうであっても「言い方」というものがあります)、その人とのお付き合いは一考した方がいいかもしれませんね。

そういった「お客をお客とも思わない人」や「コミュニケーションが円滑に取れない人」とは、きっといつかどこかで関係が悪化するでしょうし、何より疲れるでしょう?

ビジネスであっても、というか、本当は「ビジネスだからこそ」というべきなのかもしれませんが、相性や人となりというのは、ものすごく大事なことだと思いますし、その場面や瞬間に感じる違和感とか直感というのは、案外馬鹿にできないものだと、最近は思っています。



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Posted at 18:06 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.06

抱っこ卒業の日

こんにちは。スマイラです。

4月3日の朝日新聞の「ひととき」欄に、小学校の先生をしているお母さんからの投書がありました。

小学校5年生になった男の子が、お母さんと手をつなぐのを急に嫌がるようになったというお話でした。

これを読んで、私も自分の経験を思い出しました。

何年生のときか忘れましたが、何かの用事で、娘と一緒に娘の通う小学校に歩いていました。

娘はいつものようにふざけながら歩いていたので(笑)、小学校のすぐ手前の田んぼのあぜ道で、足を滑らせて膝か脛をすりむいて、泣き出してしまいました。

私は、子どもたちが小さいときはいつも、泣いたら抱っこをして泣く止むのを待つようにしていたので、このときも娘を抱き上げて抱っこをしました。

しばらくの間、娘は習慣で泣きながら抱っこされていたのですが、そこが小学校の近くだということを思い出したのでしょう。

泣き止む前に、自分からするすると下りていきました。

そのあと、涙も止まり、友だちの待つ校庭に、何ごともなかったかのように走っていきました。

娘が抱っこされているときに自分から下りたのはこの時が初めてだったので、ちょっと意外でしたが「娘ももう幼児じゃないんだな」「これで自分の役目のひとつは終わったかな」という感慨も抱きました。

毎日接しているので、子どもの成長はなかなか目に見えにくいところがあるのですが、体も心も、着実に日一日と成長しているということですよね。

子どもたちは、親や大人がどうこう言わなくても勝手に成長していきます。

今は、子どもが大人になってもものすごく干渉したり、子どもと離れられない親が多いと聞きますが、親や社会のするべきことは、子どもたちの成長をきちんと認めて、必要以上の干渉をせず、成長を妨げないようにすることなのかもしれません。



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Posted at 20:09 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2013.04.05

時代は変わる

こんにちは。スマイラです。

今日は、先輩弁理士の先生のところにご挨拶を兼ねてお伺いし、いろいろとお話を聞かせていただきました。

面白かったのは(こんなことを書いていいものかどうか迷っているのですが・・)、特許事務所の栄枯盛衰についてです。

その先生はアメリカの事情にも明るい先生ですので、アメリカの特許事務所や法律事務所は、消えるところがあったり、逆に伸びていくところがあったりと、様々なようです。

もちろん日本だって例外ではありません。

日本をみれば、戦後から東京オリンピックあたりにかけて創業し、いわゆる高度経済成長期に日本経済と共に成長した特許事務所の多くは、創業者の時代を終えて、第二世代に入っているのではないかと思います。

普通の会社の事業承継も(特に中小企業などで社長の人脈やカリスマ性でやっているところは)大変だと思いますが、特許事務所にもそういう要素があります。

特許事務所とお付き合いしたことがある方ならよく分かるかと思いますが、担当者が変わっただけで、対応が大きく変わることがあります(まあ、そういうことはあまりあってはいけないとは思いますが、あるというのが実際のところです)。

普通の会社でも、担当者が変われば対応が変わることがあるとは思いますけど、特許事務所の場合は、会社ほど組織化されていなかったり、上場企業のような監査的システムがなかったり、個人の裁量が大きい分だけ、その影響を受けやすいように感じます。

私も、多くの外国の特許事務所とお付き合いし、担当者が変わることによって対応が変わるという経験をしばしばしました。

まして、担当者レベルではなくて、事務所のトップが変われば、場合によっては経営方針自体も変わりかねません。

さらに、時代の変化によって、顧客が特許事務所に求めるものも変わってくるように思います。インターネットの普及は、それに拍車をかけるでしょう。

自分の事務所のスタンスと、お客様の求めるところを、いかに整合させていくか、いかに時代の要求に合致した事務所にしていくか、ということを、常にお客様目線で考えていかないといけないな、と思ったものでした。



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2013.04.04

公開の代償

こんにちは。スマイラです。

昨日に続いて、もう1回だけ「ワールド・ビジネス・サテライト」ネタを書こうと思います。

京都の従業員20名の中小企業の寝具会社が、日産自動車の特許を使った商品を製造・販売しているという特集をしていました。

日産の高級自動車のアームレストに使用されている特許素材を使って、自社製品のクッション(ソファ)を作っています。

ここで使用されている日産の特許技術は、人の指先を模した表面構造で、滑らかな肌触りを実現した素材なんだそうです。

そして、この会社は、日産自動車の別の特許を使って、新しい商品も企画しているようなお話でした。

特許を取れるような発明をする能力と、特許を活用して売れる製品にする能力は、しばしばiPodなどで「日本の企業は作る力と技術はあったのにアップルに先を越された」といわれるように、まったくの別物です。

それに、日産自動車ほどの会社であっても、いくら「いい」とは思っても、設備や製造技術や市場の問題などでソファやクッションまで作るわけにもいかないと思います。

しかし、こういう「素材」の特許であれば、いろんな製品に応用することができそうなので、自社で市場は把握しているし、商品の企画もできるけれども、素材の開発や発明までするのが困難な企業は、こういった大企業の特許などを活用して新製品を企画するというのは、合理的で優れた方法だと思います。

日産自動車だけでなく、多くの大企業は、莫大な数の特許出願をし、特許を取得しています。そして、それらの情報は、原則として出願日から1年半後にすべて公開されます。

けれども、そのすべてが実施されているわけではありませんし、そもそもすべてが特許になるわけでもありません。単に公開されて終わり、という発明もたくさんあります。

特許になったものでも、今回の事例のように、業界や市場が違えば、実施許諾の可能性も高いと思いますし、特許は維持するだけでも結構なお金がかかるものですから、むしろ、大企業側にとってもありがたい話になるかもしれません。

ですから、市場や製品企画力のある企業が、新製品の企画をするときには、異業種であっても、自社製品に応用できそうな特許を取得していそうな企業の目星をつけて、そこの特許公報を参考にしてみるのもいい方法だと思います。

そもそも特許制度自体が、技術情報の公開の代償として独占権を与えるものですから、多くの会社が公開された情報を活用して、いい製品をどんどん出してほしいと思います。



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2013.04.03

日本ブランド

こんにちは。スマイラです。

先日、テレビ東京の「ワールド・ビジネス・サテライト」で面白い特集をしていました。

アメリカのファッションブランドの「オールド・ネイビー」と、掃除機や羽根のない扇風機で有名な「ダイソン」の担当者が出て、「日本の消費者は厳しいので、日本で成功すれば、アジアや世界で成功するも同然」という主旨のことを述べました。

それを受けて、コメンテーターの高橋進さんが、
「こういう“クール・ジャパン”をうまくブランディングすべきだ。“Made in ○○○”は実際の生産国を書かざるを得ないけれど、“Designed by Japan”とか“ Developed by Japan”というような表記をするようにしたらどうか。」
「“Cool Japan”のロゴシールみたいなものを作って、そういう製品に貼るようにしたらどうか。」
といった主旨のことを述べていました。

私もまったく同感で、我が意を得たりの思いだったのですが、こういう発想は「ものづくり=より高い品質のものを作る」という発想一辺倒ではでないのではないかと思います。

アップルなどはここら辺を実にうまく活用しているように思います。

私の持っているiPadのカバーには、
「Designed by Apple in California Assembled in China(カリフォルニア州のアップル社によってデザインされ、中国で組み立てられた。)」
と書いてありますし、iPhoneが、シャープへの出資劇で一躍有名になった台湾の鴻海(ホンハイ)で製造されているのは有名です。

しかし、多くの人が「アップル製品」への愛着で購入しているはずです。

日本人には、「いい物を作っていればいつか評価される」「分かる人が分かればいい」といったような、一見控えめに見えつつも、その実態は結構傲慢なのではないか(笑)というような精神性というか作法があるように思います。

しかし、上に書いたような、日本人自身もよく気がついていない「日本人のUSP(Unique Selling Proposition)=日本の無形資源」を、何らかの形で有形化=ブランド化して世界に伝え、アピールしていく、という努力を少しずつでもしていくことによって、日本に対する世界からの評価は高くなるように思いますし、日本の自信にも繋がっていくように思います。

(というより、自信というのは、自国を必要以上に美しい国だと思わせたり、過去の事実から目を逸らさせようとしたり、愛国心や愛郷心を無理やり子どもたちに押しつけるよりも、このようにして培われていくべきものではないか、と私は思うのですが・・。)



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2013.04.02

傲慢と卑屈

こんにちは。スマイラです。

ちょっと前のものですが、こんな記事をネットで見かけました。
悲観主義の日本人

たしかに今の日本は悲観主義的傾向が強すぎるように思います。

そして、悲観主義の先に続くのは、明るい未来ではなく、極端な保身主義に伴う内向き志向や、自分だけ良ければという利己的傾向であろうことも理解できます。

そういった傾向が強まるのに伴って、社会全体がシュリンクしていることも、日々感じます。

けれども、問題の本質は単なる「悲観主義」だけではないように思います。

恐らくこういった問題の本質は、日本人は(他の国の人もそうなのかもしれませんが、それはこの際関係のないことです)、傲慢と卑屈、過大評価と過小評価の振幅が大きすぎることなんじゃないでしょうか?

そして、そのように振幅が大きい原因は、過大にせよ、過小にせよ、日本人が自力で自己を評価することを避けて、周りの評価ばかりを鵜呑みにしすぎているからではないでしょうか?

マスコミに書かれたり、外国から言われたりすると、賢しげな人たちが「そうだ、そうだ」という雰囲気になり、みんなが一斉にそっちに向かってしまう。

いかにも胡散臭そうな情報でも、テレビや新聞に「こうだ」と言われると、自分で検証することもなく信じ込んでしまう。

そういうやり方をしていては、自己評価を正しくすることは、とうていできないと思います。

悲観主義を脱することは大事だと思いますが、バブル期を見た私からいえば、だからといって、楽観に走りすぎるのもどうかという気がします。

「日本は美しく素晴しい国だ」というのも、「日本は汚くて酷い国だ」というのも、主張は正反対であっても、その根本のところ、つまり評価手法は何ひとつ違わないように思います。

ずうっと前から、私は「極端なものは概ね間違いである」ということを自分の信条にしてきました。

この世のほとんどすべてのものは「良いところもあるし、直した方が良いところもある」というのが本当のところだと思います。

だから、どこが良くて、どこを直した方がいいのかを、丁寧に考える必要があります。

極端に言い切ってしまえれば、その都度、自力で判断する手間が省けて楽ではありますが、そのちまちまとした手間を嫌えば、その後、もっと酷い困難が来る、というのは、経験上ほぼ間違いのないところではないかと思っています。



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2013.04.01

「だいたい」のすすめ

こんにちは。スマイラです。

今日、4月1日は、多くの会社で新卒社員の入社式が行われる日ですね。

私の新卒入社は、もう何十年も前のことになりますが、実はあまりよく覚えていません(笑)。

小さな会社だったので、そんな仰々しい入社式などはなくて、小さな会議室でお話を聞き、研修をしたような記憶があります。

研修のたびに、そのとき研修をして下さった先輩社員の方にお昼ご飯をご馳走していただいた記憶もあります(こういう記憶は残っているところが卑しいですねえ(笑))。

研修は1ヶ月ぐらいで終わり、ゴールデンウィーク明けからは各部署に配属され、先輩社員と一緒に営業回りをする生活に入りました。

そのとき一緒に営業をしていた上司は、やたらと体力のある、明るい人で「お前はおれの初めての部下だから」といって、とても可愛がってくれました。その恩は今も忘れていません。

私が新卒の頃に何を考えていたかはよく覚えていませんが、バブル期で就職もそんなに悲愴な時期ではなかったので「先輩の後をついてまじめにやっていればそのうち一人前になるだろう」ぐらいの暢気な気持ちだったように思います。

それに比べると、今の若い子たちの話しを聞くと、就職戦線が厳しいこともあるのでしょうが、必要以上に頑張って疲れてしまったり、逆に、完璧にできない自分に苛立ったり、完璧にできないことを恐れてチャレンジすることすら避けてしまっているような気もします。

ですけど、私は「完璧」を目指す時間と余力があるのなら、「だいたいのところ」を一日も早く把握できるような努力をした方がいいのではないかと思っています。

それは、時間と体力の無駄という面もあるのですが、それ以上に、「完璧」を目指そうとすると「部分」「細部」に走ってしまい、全体像を掴むのに時間がかかるのではないかと思うからです。

部分部分を「だいたい」で割り切って把握していけば、全体像を少しでも早く掴むことができると思いますし、全体像が掴めれば、自分のしていることの意味が分かり、多少のやりがいや主体性も出てくると思うからです。

私も、先に書いた上司と一緒の営業車に乗り、重い荷物を持って、いろんなお客さんや下請けさんを毎日ぐるぐると回っていましたが、それぞれが有機的に繋がり、全体像が把握できたのは数ヶ月経ってからでした。

その後は、自分の仕事もやりやすくなりましたし、仕事も主体的に進められるようになった気がします。



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