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2012.10.31

考える訓練

こんにちは。スマイラです。

子供たちと一緒に行った図書館で、たまたま見かけたこの本を読み終えました。

男の論語男の論語
(1999/06)
童門 冬二

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何だか、すごいタイトルですが、内容は「ビジネスマンのための論語講座」みたいな感じでした。
論語と、それに関係する日本史におけるできごとをひとつの事例として挙げて、分かりやすく書いてあります。

童門冬二さんは「小説 上杉鷹山」で有名ですね。私もかなり前に読み、感動した記憶があります。
もし、まだ読んでない方がいらっしゃったら、強くお勧めします。

アメリカの故ケネディ大統領が「尊敬する日本人」として「上杉鷹山」の名前を挙げたことでも、よく知られています。

上杉鷹山の話はさておき、この本の中で、面白い知見がいくつかあったので、それを何日かで書こうと思います。

幕末の長州藩主の、毛利敬親(もうりたかちか)の話が出てきます。
この藩主の下で、部下に考える訓練ができていたとの話の後に、
「幕府が倒れて明治新政府をつくりあげたのは、主として長州藩や薩摩藩の下級武士だ。現在で言えば、山口県庁や鹿児島県庁の係長クラスだ。にもかかわらず、この連中が明治政府の大臣を務め抜いた。なぜそれができたかと言えば、やはりそれぞれの藩において、『考える社員』なっていたからである。」
と書かれていました。

私は、ものすごくかいつまんで言うと、今の日本の停滞は、現状維持を重んじるあまりに、人々に「考えないで生きる訓練」をさせすぎてきたことが原因ではないか、と思っています。

国や世界のことについても、会社についても、いかに考えないで、唯々諾々と従うかに、最大の価値を見出してきたように見えます。

政治家から見れば、政治を諦めて選挙に行かない人ほど好都合な人たちはいません。
会社から見れば、能力を磨くことを怠って、どこにも行けなくなった社員は、ある意味重宝この上ないですよね。

そうしてしまえば、短期間なら、組織の平穏は守られます。

けれども、最後に泣きを見るのは、選挙に行かず、自分を磨く努力をしなかった人たちでし、そうさせてきた政治や会社も、気がついたときには、魅力と勢いを失ってしまい、みんなが損をすることになります。

無思考の罠は、思っている以上に、この世の中に多いと私は感じています。
できる限り多くのことを、自分の頭で考えて決めていくようにしないといけないな、と思っています。

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2012.10.30

口述試験

こんにちは。スマイラです。

先週、弁理士試験の口述試験があったようです。

あったようです、と他人行儀に書くのは、近しい人が誰も受けなかったので、情報がまったくなかったからでした。

ただ、フェイスブックでは、昨年合格者(=同期)が、口述試験の模擬試験の試験官をするということを書いていましたので、ああ、もうそんな時期か、とは思っていました。

かつての弁理士試験の口述試験は、運転免許の試験並みの不合格率だったようですが、ここ数年は、相当数が不合格になる、まったく侮れない試験になってきています。

特に、ここ数年は、受験者の約3割が不合格になっており、まったく気を抜けません。
論文試験を合格した実力者の3割ですから、相当の確率と言うべきでしょう。
私が合格した昨年も、約3割の人が不合格の憂き目に遭いました。

口述試験は、おそらくは、向き不向きが最も出やすい試験じゃないかと思います。
人と話すこと自体が苦手だという人もいるでしょうし、緊張しやすいという人もいるでしょう。

去年の口述試験の後、会社の親しい後輩(受験生ではありません)にそのときの様子を話しました。
すると、その後輩は、「聞いてるだけでお腹が痛くなってきました・・」と言ってました。
こういう人が受けたら大変ですよね(笑)。

そして、会話というのは(というか、広い意味で、人間関係というのは)そんなものなのかもしれませんが、一度躓いて齟齬が生じると、短時間で立て直すことは難しいものです。
特に、試験時間中ともなれば、焦りも相当ですから、一回答えが裏目に出てしまうと、取り返すのは大変です。

仕事でも、一度トラブルがあったり、クレームがあったりして、ケチがついた案件は、いつまでも何かしらの問題に悩まされるのに対して、スムーズに進んだ案件は、どこまでもスムーズに行く、という性質があるように、私は感じています。

試験も、仕事もそうですが、流れをうまく作り、作ったら、その流れに上手に乗る、ということは、もしかしたら人生で一番大事なことなのかもしれません。

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Posted at 23:21 | 弁理士試験 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.29

巧言令色、鮮し仁

こんにちは。スマイラです。

ニュースを見ていたら、ある人が政治についてインタビューを受けていました。
その人は「はっきり物を言える人なら誰でもいい」というようなことを言っていました。

こういう、街中の人の声を拾うインタビューは、ときどきやっていますが、こういう意見が最近多いなあ、と思って見ています。

石原都知事、橋下大阪市長、安倍総裁、石破幹事長、と、いかにもはっきり物を言いそうな、あたかもリーダーシップがありそうな人たちが、政治の表舞台に出てくるようになり、国民全体の期待が高まってきているような気がしています。

私は、そんな雰囲気が、ちょっと怖いなあ、というか、嫌だなあ、と感じている一人です。
特に嫌な感じがしているのは、この人たちが、「強い」とか「美しい」とかの形容詞的表現を、頻繁に使っていることです。
「強い」か「弱い」かは、相対評価ですし、「美しい」に至っては、主観です。

スポーツの世界なら「強い」「弱い」は、大事な基準でしょう。
芸術の世界なら「美」は、大事な基準でしょう。
でも、政治ではどうでしょうか?

どんな強そうな人にも物怖じせずに食って掛かる人と、大切な家族を守るために、文句ひとつ言わず、朝晩の満員電車で会社に通い、一日しっかり仕事をする人とは、どっちが強い人なんでしょうか?

その国の政府のしたことが気に入らないからといって、徒党を組み、その国の資本の店や会社を鉄棒で叩き壊したり、火を放つ人のいる国と、たとえ国同士が揉めても、その国の留学生には責任はないとして、親切に接する人のいる国とは、どっちが強い国なんでしょうか?

バスが一日に一本も通らないけど、田園と里山が広がる地と、排気ガスで汚れた空気の中に、近代的なビルが立ち並ぶ地とでは、どちらが美しいのでしょうか?

そんなこと、誰も決められませんし、誰にも決めてもらいたくありません。

今、論語の解説本を少し読んでいます。
論語や史記は、20年以上前にまとめて読んだ記憶があるのですが、恥ずかしながらそれ以来です。

それはともかく、その冒頭に「巧言令色、鮮し仁」とあります。

くれぐれも、「巧言令色」に浮つかせられることなく、自分たちの子供や孫の世代まで考えて行動しなくてはいけないと、自分を戒めています。

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2012.10.28

戦場のメリークリスマス

こんにちは。スマイラです。

1ヶ月ぐらい前の話になりますが、娘に、今度のピアノの発表会で弾く曲の候補を挙げなければならないけど、何がいいか、と聞かれました。

娘は、私の見るところ、あまりピアノは上手ではなく(これは本人も自覚しているようですが)、練習も熱心にしていないので、二人でYou Tubeでいろんな曲を聴きながら、簡単そうな曲を何曲か候補に挙げました。

私は、ピアノを習ったことは一度もないので、本当に単なる印象で選んだだけでした。

選んでみたのは、モーツァルトのK545、同じくモーツァルトのトルコ行進曲、パッヘルベルのカノン、バッハのゴールドベルグ変奏曲、同じくバッハの平均律クラヴィーア曲集、同じくバッハの主よ人の望みの喜びよ、坂本龍一の戦場のメリークリスマスなどでした。

その中から、娘が「これはとても弾けそうにない・・」という曲をあらかじめ何曲かオミットして(笑)、先生に持っていきました。

先生も、娘がピアノをちゃんと練習していない、というのは、当たり前のことですが、私なんかより余程お見通しですから、少しでも娘に興味を持たせようと気を遣って下さったのでしょう。

候補のうちの何曲かの楽譜を取り寄せて、娘が弾けそうかどうかを考えて下さったみたいです。

私もよく知らなくて、娘に聞いて知ったのですが、ひとつの曲にも、そのままの楽譜(オリジナルどおり)から、ちょっと簡単にしたもの、すごく簡単にしたもの、というように、レベル別に編曲した楽譜があるみたいですね。

それで、つい先日、ようやくピアノの発表会で弾く曲が、坂本龍一の戦場のメリークリスマスに決まったようです。

娘は、先生から楽譜をいただき、今のところ(笑)毎日練習をしています。
先生が見本の演奏をして下さったようで「カッコいい!」と、この曲が気に入っているみたいです。

こっちも曲を知っているだけに、娘の練習がなかなか最初のテーマまでも進まないのに、やきもきしてきてしまうのですが(笑)、何とか本番までには、頑張ってちゃんと弾けるようになってもらいたいものだと思います。

娘も次男も(かつては長男も)、いくつか習い事をしていますが、どの先生方も、仕事の域を超えてとても親切に接して下さり、親として本当に感謝しています。

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Posted at 22:35 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.27

おしんの戦争

こんにちは。スマイラです。

10月25日の朝日新聞の声欄に、85歳の目黒区の男性からの「国会議員の靖国参拝に危機感」という投書が載っていました。

一部を引用させてもらいます。
「私の親類縁者も多くが戦死した。子供が戦死しても人前で涙など見せられない国情だったが、親たちの悲しみは計り知れなかった。しかし私の知る限り、親類で靖国神社に参拝したものは一人もいない。」

私は、これを読んで、一世を風靡した「おしん」の一場面を思い出しました。

ちょっと話が逸れますが、私は、「おしん」はNHKのドラマ史上最高峰の作品のひとつだと思っています。
橋田壽賀子先生は、偉大です。

以前、妻と一緒に、熱海の近くのホテルに行ったときに、泉ピン子と一緒にいるところをお見かけしたことがあるのですが、その時はまだ「おしん」を見る前だったので(再放送のときに初めて見たのです)、サインをいただき損ねました。
家宝をいただき損ねてしまいました(笑)。

「おしん」は、小林綾子時代がすごく高く評価されていて、たしかにそれもいいのですが、ドラマとしては、やはり田中裕子が演じたところが山場ですよね。

小林綾子時代のおしんが、中村雅俊演じる「俊作あんちゃん」に、「戦争が起こったら絶対に反対しろ」と言われる場面があります。

そして、何十年か経ち、田中裕子時代のおしんは、自分の子供を戦争で亡くします。
そのときに、慟哭して、「俊作あんちゃんと戦争に反対すると約束したのに、なぜしなかったのか?」と自分を責める場面があります。

自分のお腹を痛めて産み、育てた子供を、戦争で亡くした母親の悲しみと悔恨は、私には想像することもできません。
そして、投書にもあるような、その悲しみや悔恨や喪失感を、表すことすら許されない辛さや苦しさも、想像を絶するものです。

けれども、その母親の感情と、靖国神社に参拝する政治家の感覚とは、どうも相当隔たりがある、と直感的に感じることはできます。

幼い子供を疎開させたり、子供に食べさせるために数十キロ離れた農家まで食糧をもらいに行ったという、おしんより少々後の世代の、明治生まれの私の祖母の話していた日常感覚とも、大きくかけ離れているというか、論理が天と地ほども違うような気がしています。

平時に勇ましいことをいうのは簡単ですが、自分の身を切るのは、そんなに簡単なことじゃありません。

政治家の皆さんや、日ごろ勇ましいことを言っている皆さんが、いざというとき、どのように自らの身を切って処して下さるのか、全然期待しないで見ておきたいと思っています。

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Posted at 22:38 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.26

ポピュリズムの落とし穴

こんにちは。スマイラです。

今日の朝日新聞の「池上彰の新聞ななめ読み」で、ニューズウィークが年内で発行を中止し、年明けからウェブ版に全面移行することを、初めて知りました。

以前、こんな記事を書いたことがあります。
展示会・電子書籍編
時代の変化は、私などが思っているよりもずいぶん早く来ているようです。
そして、変わった後は、以前の姿をすっかり忘れてしまうものです。

池上さんは「購読料を払っても読みたい。読者にそう思わせる記事をどうすれば提供できるのか。」と書いています。

これは難しいですね・・。

記事がどんなに良くても、読む側の素養というか、資質というか、そういうものがなければ、購読料を払って読むような読者は増えないだろうと思われるからです。

少なくとも速報性については、新聞や雑誌は、インターネットやテレビに到底敵わないですし、いわゆるインタラクティブ性についても、及びません。

そうなると、ちょっと前の新聞に、文芸春秋の人が書いていたように記憶していますが、解説的要素を充実させていくしかないのではないかと思います。

イメージとしては、NHKスペシャルの文字版みたいなものといえばいいでしょうか。

たとえば、今の私なら、あの「森口氏」に代表されるような、虚言癖が、どういう機序で発生し、発展していくのか、について、新聞のページを割いて分かりやすく解説してくれたら、絶対に読みます(笑)。

これから選挙に向けて、各党の政策を、特に立場別(収入や家族構成や年齢など)に応じて、分かりやすく表にして比較解説するような記事も、他のメディアではなかなか困難なことと思いますから、そういう記事も読みたいです。

最近のNHKの番組では、視聴者からのツイッターが出るようになっているものがありますが、投書欄を思いっきり拡大版で載せて、紙面ディベートみたいにするのも、いいと思います。

別に新聞の肩を持つわけではありませんが、多少贔屓目に書いているのは、私たちが速報性だけに流されると、思わぬポピュリズムの落とし穴に嵌ってしまうんじゃないかと、今、少し怖さを感じているからです。

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Posted at 23:22 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.25

フィッティング

こんにちは。スマイラです。

今日は、石原都知事の急な辞職と、国政進出がニュースになっていましたね。
それについて書こうかとも思ったのですが、どうにも気が進まないので、いつものように、どっちでもいい話題にします(笑)。

この前、図書館でこの本を借りてきました。

ロードバイクに乗るときに読む本 改訂版 (趣味の教科書)ロードバイクに乗るときに読む本 改訂版 (趣味の教科書)
(2012/08/24)
エンゾ早川

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いろいろ読んでいくうちに、どうも自分の自転車も、もう少しフィッティングというものをしたほうが良いのではないか、と思い始めました。

自転車はずいぶん前に買ったものの、近くに相談できる人もなく、適当にお尻が痛くない程度の高さにサドルを下げた後は、そのままの状態で乗っていたからです。

今まで、自分の股下寸法すら一回も測ったことなく自転車に乗っていたのは、完全に間違いでした。反省しました。

この本には、股下寸法の測り方や、そこから適正なサドルの高さを出す方法も載っていたので、早速それを参考に、サドルを上げてみました。

まったくどうでもいいことですが、股下寸法を初めて測り、あまりの短さに軽い衝撃を受けてしまいました。
自分では測れないので、妻に測ってもらったのですが「お前、ちゃんと測ってないだろ!?」と八つ当たりしてしまいました。人間、怒りのぶつけどころがないときは、もろいものです(笑)。
(あ、誤解する人もいるかもしれないので、念のために書きますけど、もちろん、本気で怒ったわけじゃないですよ。通常の夫婦間の会話です。そんなにおとなげなくないです。)

でも、脚って、案外短いものなんですね・・。

サドルを1センチちょっと高くして、1センチちょっと後ろにずらしました。
すると、これまでよりもずっと楽に漕げるようになりました。

選手レベルになると、ミリ単位で調整するらしいのですが、その感覚というかイメージも、何となく分かりました。

調子に乗って、ハンドルも少しだけ下げてみたり、何だかんだと調整していきました。

うまくいった部分も、今ひとつだった部分もありますが、そうしてみて分かったことがあります(全然たいしたことではないのですが)。

調整したその時は、結構うまくフィッティングできたんじゃないか、と思ったことでも、10キロ、20キロと走っているうちに、だんだんと違和感を感じ始め、「いやあ、そうでもなかったかなあ・・・?」と思い直すことがあります。

これは、頭で考えた理想と、体の求める理想が、はっきり違う、ということですよね。

何でもそうですが、やってみないと分からないことはたくさんあるし、それも、ある程度、持続してやってみないと気がつかないことも、人にはたくさんあるということですね。

そんなことを、フィッティングからも感じたのでした。

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Posted at 23:29 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.24

造語の功罪 その2

こんにちは。スマイラです。

昨日の記事にコメントが多くて、ちょっとびっくりしているのですが、本人は至って気楽に書こうと思っていましたので、初志貫徹で続きを気楽に書きます(笑)。

私自身は、特許の文章に限らず、造語に対しては否定的な考えを持っていますし、たぶん自分でも造語を書いたり、しゃべったりすることは、ほとんどないと思います。

文章というのは、そもそも誰かに何かを伝えるために書くものですから、読み手との了解の中で書かなければいけないと思っています。
友達に書く手紙やメールなら、その間でしか分からないいわゆる隠語を使うのも、造語を使うのも、ありかもしれませんが、不特定の人が読むことを前提に書く文章では、了解の範囲内にない言葉はできるだけ使うべきではないと思っています。

さらに言うと、これは文章とか言葉というものについての個人的な考えですが、これらは夥しい数の先人の努力なり蓄積なりの上に、使っているものです。
自分が文章を書くとしたら、その先人の後に参入するわけですから、先人の作ったフィールドというか、ルールというか、蓄積というか、それらの範囲を守って書くことが、先人に対する礼というか、マナーというか、そういうものではないか、と思っています。

記憶が薄れて、まったく定かでないのですが、小説を書いていたころに読んだ、井上ひさしか、丸谷才一か、三島由紀夫か、誰かの文章読本にも、そんなことが書かれていたような記憶があります。

最近よく使われる造語に「人財」というようなのがあります。
「財」は「材」よりいいもの、と言いたいのでしょうが、言葉に「好き嫌い」はあっても、「良い悪い」はない、というのが私の基本的な考えです。

特許に限らず、仕事で使う造語というのは、先輩や上司からの指導で使うという場合が多いのだろうと思いますし、ある意味では(善し悪しは別として)プロ同士の会話の中では使わなければどうしようもない場面というのがあります。

私も、営業時代は、下請けさんとの間では、隠語を使って話をしていました。
そうしないとなめられるからです(笑)。

けれど、そういう特別な理由がないところでさえ、自覚的に造語を使うというのは、ちょっと意地悪な見方をすれば、その人の言葉に対する「好き嫌い」や「勝手な思い込み」を無理やり押し付けられているような気がすることがあります。

そういう印象を持っていますので、私は、自覚的に造語や略語や隠語は使わないように心がけていますし、自分と言葉との間の距離は常に一定にして、変な思い入れで文章が偏らないように注意しているつもりです。

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2012.10.23

造語の功罪 その1

こんにちは。スマイラです。

一般に流通しているものかどうか分かりませんが、弁理士に送られてくる「Patent」という、雑誌というか、会報があります。

ただで送ってくれているものかとばかり思っていたのですが、裏を見たらしっかり「定価840円」と書かれていました(笑)。

それはさておき。

この「Patent」の10月号に、「クレームに記載された国語辞典に登載されていない造語『掛合』、『当接』の解釈が争点になった判決」という記事が載っていました。
ちなみに、前の言葉は「ケイゴウ」、後の言葉は「トウセツ」と読みます(笑)。

意外に思われる方もいるかもしれませんが、特許発明というのは、言葉で規定されます。図面とか、動画とか、写真とか、そういう構造などが目に見えるもので規定されるわけではありません。

ですから、特許権侵害の訴訟などの場面では、言葉のひとつひとつの解釈が問題になります。
そのときに、国語辞典や広辞苑にさえ載っていないような言葉は、どう解釈すべきなのか、という問題になり、それが今回の記事になっています。

この記事にも書かれていますが、発明をできるだけ的確に表現したり、あるいは、権利範囲をできるだけ広く確保するために、特許請求の範囲(特許権を取得しようとする部分を言葉で記載するところ。クレームと言ったりします。)には、バンバン造語が使われています。
それはたぶん、他の世界の人が見たら、何だこりゃ?と思うほどの造語のオンパレードです。

先日のセミナーで、切り餅事件の越後製菓のクレームをご紹介したら、場内から軽い笑いが起きたほどでした。それほど分からない、ということですね(笑)。

弁理士が特許出願の代理をし、特許庁の審査官がそれを審査する、という場面においては、プロとプロの世界ですから、まあ、言ってみれば、築地のセリみたいなもので、分かる人が分かればいいのかもしれません。

けれども、特許権や実用新案権は、他人の事業に直接的に影響を与えるものですから、そうも言ってられないんじゃないの?と思わないでもありません。

ちょっと長くなりそうなので、この続きは、また明日書きます。

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2012.10.22

巧遅よりも拙速

こんにちは。スマイラです。

私は、知財の仕事を始めてもう20年近く経ちましたが、常に心がけてきたのは、レスポンスを速くする、ということです。

これは、その前にしていた仕事が、営業職だったということと関係があるのかもしれません。

私のしていた営業職は、広告に関係したものでした。
広告は、○月○日から○月○日まで、というように、枠を取って打たれることがほとんどです。
ですから、それに遅れるということは、当然のことですが許されないことでした。

そうなると、どうしても前倒しで考える癖がついてしまい、早目早目に物事を進めていく癖がついてしまいました。

この仕事に就いたときは、まったくの未経験でしたから、人より上手にできるということは考えられなかったため、それなら人より少しでも速く終わらせるようにしよう、と考えました。

また、最初の段階では、先輩所員や上司に念入りに確認をしてもらってから、書類を出していたので、その分も見込んで早く終わらせるようにしていました。

仕事というのは、相手のあることですから、自分がどんなに完璧だと思っていても、顧客の要求に応えていなければ意味のないことです。
自分の考える完璧な姿に近づけるために、アウトプットを遅らせるというのでは、本末転倒と思いますし、顧客の要求に応えているかどうかは、顧客に見てもらわなければ分かりません。

たとえ、顧客の要求に十分応えていなかったとしても、速く提出しておけば、修正する時間を入れても、他の人より早く終わらせることが可能になる場合もあります。

だから、私は、後輩たちには、常に、多少不出来でも(もちろん、程度によりますが)早く終わらせることを考えるように、と常に言ってきました。

どんなものでも、とりあえずアウトプットの段階まで作業を進めておくことは、その後の変化に柔軟に対応できるベストの方法のひとつだと、今でも思っています。

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2012.10.21

日曜日の午後五時

こんにちは。スマイラです。

今日は、夕方の多摩川サイクリングロードを走ってみました。
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空気がきれいで、夕焼けに映えた富士山がよく見えました。

しかし、特にこの時期の休日の夕方のサイクリングロードは、想像以上に危険が伴う、と感じました。

お彼岸を過ぎて、日がどんどん短くなってきているので、さっきまでそこそこ明るいと思っていたのが、まさに「秋の日はつるべ落とし」で、急速に暗くなっていきます。
あまりに暗くなるのが早いので、目が慣れる余裕がありません。

さらに、多摩川サイクリングロードの場合は、すぐ横を車道が通っており、ヘッドライトがずうっとこっち向きに続きますから、ますます目は慣れるのに時間がかかってしまいます。

そして、この季節は野外で過ごしやすい季節ですから、休日ともなると、多くの人が川原でバーベキューなどをしているのですが、夕方は、この人たちの帰宅時間に当たります。

そうすると、子ども会のような大人と子供の集団や、若い人たちの集団が、狭いサイクリングロードを横に広がって走っていたりします。

なおかつ、無灯火で走っていたりもしますので、夕刻の暗さに目が慣れる前に、予期せぬことが次から次へと起こります。

これは、本当に怖いです。

ついでに言うと、季節かどうかは分かりませんが、小さな虫もバカにできません。
目や口に入ってきたりすると、つい気になり、全体の注意力が削がれてしまうこともありえます。

そういうわけで、休日の夕刻の走行は、今日で最後にしよう、と決めました(笑)。

走るんなら、人の少ない、平日の朝が一番かな、と思っています。

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Posted at 22:44 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.20

のんびりした一日

こんにちは。スマイラです。

今日も、先週に引き続き、次男とサイクリングに行ってきました。
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コースは先週と同じでしたが、先週とは違って、風は強かったけど、天気が良かったため、景色も違って見えました。

天気と関係があるのか、それとも、季節の変化なのか分かりませんが、先週に比べて、鳥の数が少なくなっているような気がしました。

帰りは、サイクリングロード沿いのワイズバイクに寄り、サイクルパンツを買いがてら、自転車を見てきました。

ぴかぴかのロードバイクはやっぱりかっこいいですね。
次男も、ずいぶん気に入ったみたいで、今度の誕生日プレゼントはこれがいい、と言ってましたが、完璧に予算オーバーでしょー(笑)。

その後、関戸橋からちょっと中河原駅方向に走り、春夏秋というラーメン屋さんでお昼を食べました。

私は味噌ラーメンを、次男は普通のラーメンを頼みました。
次男が、どんぶり一杯食べ切れるか心配だったのですが、ちゃんと食べてました。
知らず知らずのうちに成長しているということですね。

ラーメンは、味噌もしょう油も美味しかったです!近場にいいお店を見つけました。

帰宅後、次男はすぐに友達に電話をかけて、また元気に遊びに行きましたが、私は、ちょうど同じ頃合いにブラスバンドから帰宅した娘と、寝っ転がって、下らない話をしているうちにうたた寝をしてしまいました。娘も寝てしまっていたようです。

こうして書いてみても、ずいぶんのんびりした一日でした。

けれど、子供たちとこうしてゆっくり話す時間も、子供の成長で、いつ急に終わるか分かりませんから、こういう日もいい一日です。

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Posted at 23:12 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.19

シルバー資本主義

こんにちは。スマイラです。

昨日も市長選に絡めて、日本の老人問題を書いたのですが、ちょっと前にこの本を読みました。

チェンジメーカーチェンジメーカー
(2010/02/09)
勝間 和代

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勝間和代さんは、とても有名な人で、それゆえ賛否両論ある方ですが、この本の第1章で論じている「シルバー資本主義」というのは、本当に由々しき問題だと思いますし、よくここまで言った、とその勇気に感心してしまいます。

勝間さんは、3人のお嬢さんの母親だそうですが、私も3人の子の親として、ここで述べられている「シルバー資本主義」には、危機感を感じます。

特に共感した部分は、「それらの施策(若者にとって当然と思えるような施策)が少しでも老人たちの過去を否定するものであったり、失敗する確立が高いものであったり、あるいは何らかの我慢を必要とするものであったりした場合、老人たちは尻込みをしてしまいます。」というところです。

私も、以前いた会社で、新しい方法を提案したとき、これとまったく同じことを言われた経験がありました。
「過去の人たちを否定するようなことはしたくない」とはっきりといわれました。

しかし、どう考えてみても、過去のやり方で、現に問題が生じているのですから、根本的な原因を絶つためには、やり方を変えるしかないわけです。
でも、それは嫌だという。
それで未来が良くなるのなら結構ですが、そんな都合のいい方法はあるはずもありません。
けれども、たしかに今の日本には、そんな光景がいたるところに表れているような気がします。

老人たちが居残り、20代30代の若者が十分な職務経験を積めないままであったとしたら、自分の子供たちの世代は、いったい誰によって教育されるんだろう?という、切実な疑問もあります。

そして、それが現実になったとき、日本はどうなってしまうんだろう?という、もっと切実な疑問もあります。

今日の朝日新聞の声欄(投書欄)に、お隣の調布市の76歳の男性の投書が掲載されていました。

それによると、「90歳で月々30万円近い年金をもらっている知人がいる一方で、私がボランティアをしている老人ホームの新人介護職員の基本給は18万円」とのことです。

そして、この方は「私たちは苦労して今の社会を作りましたが、本当に豊かな社会なのでしょうか。」と問い掛けています。

どこかで、ご老人方に節度を持ってもらうなり、方向転換なりをしないと、この国が沈んでしまうのは、私たちが考えているよりずっと近い将来のことなのかもしれません。

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Posted at 23:26 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.18

死後の世界

こんにちは。スマイラです。

昨日のブログの最後に、「子供がいる良い点は、凡人でも、未来をある程度具体的に考えられること」と書きました。

そう書いた後に、ふと思い出したことがありました。

先日、多摩地域の某市の市長選がありました。

この時期に、多摩地域で市長選はあまりないみたいで、新聞の多摩版でも、しばしば、その詳細が伝えられていました。

私の住む市の近くでもありませんし、それゆえ、この市長選についても、特別な興味を持っていたわけでもないのですが、候補者の年齢を見て、率直に言って、暗澹たる気持ちになってしまいました。

候補者は2名いました。
1名が69歳、もう1名が70歳でした・・。

市長という仕事が、具体的に何をするものなのか、私はまったく知りませんが、それ相応の体力や気力を要する仕事だろう、ということぐらいは想像がつきます。

そういう仕事をする人を選ぶのに、普通の会社のサラリーマンや役員クラスでも、定年退職を疾うに過ぎた年齢の候補者が二人立ち、市長の座を争う、というところに、現代の日本の異常性といっては言い過ぎかもしれませんが、尋常でなさ(同じか(笑)?)を感じずにはいられません。

私が真に暗澹たる気持ちになったのは、市の将来像を考えるには、少なくとも20年から30年先を見越した上で考えるべきだと思っていますが、お二人とも、たぶん30年後はご存命ではないだろう、ということでした。100歳(近く)になりますからね(笑)。

とすると、自分の死後の未来を想定して、政策を、市政を、「具体的に」考えられるのか、と思ったからです。
誤解のないように強調しますが、考えられるか否かではなく、「具体的に」考えられるかという点が疑問なのです。

断言しますが、私には無理です。
死後とは、それほどまでにリアリティーのないものです。少なくとも私にとっては。
考えが及ぶとしても、自分の葬式ぐらいまでですね。それも相当ぼんやりと、です。

もしかしたら、すでに現役を引退し悠々自適で暮らしている私の両親と同じお年頃のお二人は、死後の市民の暮らしもリアリティーを持って考えられる天才的に利他的なお二人なのかもしれません。

でも、そうだとしたら、日本には利他主義の天才が多すぎますし、その割には、世の中が良くならなさすぎですね(笑)。

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Posted at 22:26 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.17

感受性

こんにちは。スマイラです。

今日は、少し早起きをして時間ができたので、午前中に多摩川サイクリングロードを走ってきました。
今日は、一人だったので、この前、次男と走ったときより少し距離を延ばしました。

自分の速度で走ったため(とはいってもそんなに速いスピードではありませんよ)、時間も短く済みましたし、寄り道ひとつせず、写真ひとつ撮らずに、戻ってきたのでした。

どっちがいいかは一概に言えませんが、子供と走るときは、速度ももちろんのことですが、途中で寄り道をするため、時間がかかります。

ただ、その分、発見することや、気がつくことも多いような気がします。
それは、自分ひとりならば気がつかないような、些細なことなのですが、そういうことの積み重ねが日々を豊かにしてくれるような気もします。

この前、次男と走ったときも、鯉が密集して泳いでいるのを見つけたのは次男でしたし、川原まで降りていろいろ見てみようと言い出したのも次男でした。

そのつど、いろいろ忘れてきたというか、捨ててきた感受性のようなものを思い出させられるような気がします。

もうずいぶん昔の話ですが、長男がまだ幼稚園にも入っていない頃、一緒に歩いていて「あっ!」と言って、空を指差したことがありました。

てっきりUFOでも飛んでいるのかと期待して私も空を見上げたのですが、別に空には何の異常もありませんでした。

その頃の長男は、まだ満足に言葉を言える年齢ではなかったので「何が見えたのか言ってごらん!」と詰問(笑)することもなかったのですが、そのときに感じたのは、こんな風に空を見上げたのは何年ぶりだろう、ということでした。

子供がいて、一番いい点は、私のような凡人でも未来をある程度具体的に考えられる、ということだと思っていますが、忘れていた感受性をときどき思い出すことができる、というのも、子供と一緒に行動するからこそのことなのかもしれません。

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2012.10.16

選挙

こんにちは。スマイラです。

今、弁理士会の会長と副会長の選挙をしています。

私も、明日、投函するつもりで(この選挙は郵便で投票します)、先ほど、投票用紙に候補者の名前を記入しました。

特許事務所に勤務していたときにも、立候補した先生からの、投票を促すファクシミリや郵便が、たくさん来ていましたが(もちろん、当時は私自身に選挙権がありませんでしたが)、それは、多くの弁理士が所属する大きな事務所だからだとばかり思っていました。

しかし、自分が弁理士になり、零細事務所を開業してみて、ようやく分かりました。
9月の終わりから10月の初めにかけて、私のような駆け出し零細事務所にもたくさんの郵便物や電子メールが来るようになりました。

ああ、あれは事務所を選んで送っていたんじゃなくて、全弁理士に送っていたものだったのか、ということを、今になってようやく知りました(笑)。

しかし、あれだけの郵便物や電子メールを、10000人弱の弁理士に送るとなると、手数も費用も相当かかるでしょうし、その間、自分自身は業務はできないでしょうから、国会や都議会の議員の選挙と同様、まずは資金と事務所自体の余力がないと、立候補できるものではないですね。
ということも、今年になってようやく分かりました。

この選挙は、2年に1回あるそうですが、今回の選挙は、これまでの選挙と較べて、いろいろな面で異例というか、特殊なのだそうです。
私はこれまでの選挙を知らないので、すべて受け売りなんですが(笑)。

その理由としては、弁理士も、人数が増えて、これまでのやり方ではなかなか上手くいかなくなってきているのでしょう。

しかし、それは弁理士特有の問題ではなく、日本全体、あるいは世界全体が、これまでのやり方では上手くいかなくなってきているということなのだと思います。

その中で、自分はどのような方法を採っていくか、ということを考えなければいけないのでしょうね。

それも、いっぺんに正解を出す、というのではなく、試行錯誤しながら、より良い方法を取捨選択していく、ということが必要なのだと思っています。

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2012.10.15

恐怖の虚言癖

こんにちは。スマイラです。

皆さんもご存知と思いますが、今、森口尚史氏という人が、世間を大いに賑わせていますよね。

普通、ああいう話を聞くと、常識的な人のほとんどは、「どうしてあんなにすぐにばれるようなウソを吐くんだろう」とか、「いったい、あんなウソを吐いて、何の得があるんだろう?」と思ってしまいます。

私が以前、勤務していた会社にも、病的なウソ吐きがいました。
さすがに問題があると思うのでしませんが、本心なら、今後の被害を食い止めるためにも、本名を明かしてやりたいぐらいです。

言っていたウソは数限りない、というより、しゃべることのほとんどすべてがウソ、という、凄まじい男でした。なおかつ、こういう人たちのなかなか上手いと思うところは、ウソだ、というのは直感的にすぐ分かるのですが、証明しにくいウソを吐くのです。

この男が言っていたウソの一例は、旧司法試験の一次試験と弁理士試験の一次試験に(それを合格というかどうかはともかくとして)合格している、ということでした。
そして、会社の幹部は、この男の虚言を真に受け、どんどんと出世させ、ついには子会社の取締役にしてしまいました。
愚の骨頂です。

私は、当時、弁理士試験の勉強を始めていませんでしたが、特許事務所にいたため、合格者はたくさん知っていましたから、「こんな知識で一次試験に受かるはずがない」とすぐに分かりました。

ですから、この男が経歴を詐称しているであろうことを、会社の幹部にいい、かつ、この男の素行も酷いものでしたから、最終的にこいつは、半強制的に会社を辞めさせられる運命を辿りました。

このとき、ずいぶん考えたのは、「どうしてばれたら大変なことになると分かるウソを平気で吐くんだろう?」ということでした。

でも、だんだん分かってきました。こいつらには、そんなことは関係ないのです。

ウソを吐いて、少しでも自分のステータス的なもの(それは他人が「へえー」と感心してくれる程度でもいいのです)が上がればそれでいいし、そもそもウソを吐くことについて、まったく罪悪感がないというか、普通の人が真実や事実をしゃべるのと同じように、全然びくびくしたり、うろたえたりすることなく、ウソをしゃべることができるのです。
だから、なかなかばれないんです。

私にとっては、本当に嫌な経験をしましたが、それまでこんな人間を見たことがありませんでしたから、いい社会勉強にはなりました。

森口氏のニュースを見ていて、こんな下らない人って、世の中には結構いるもんなんだなあ、と久しぶりに思い出してしまいました。

あまり後味のいい話でなくて申し訳ないのですが、皆様もどうぞ虚言にはご注意下さい。

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2012.10.14

サイクリング

こんにちは。スマイラです。

今日は、次男との約束どおり、サイクリングに行ってきました。
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上は中央道です。

多摩川サイクリングロードを、次男のペースに合わせてのんびり走ってきただけですが、いい運動になりました(笑)。

国立市との市境までの、片道10キロほどの道のりを、40分ぐらいかけて、のんびりと走りました。

次男は、日ごろあまり目にすることのない風景や生き物を見て、ずいぶん楽しんでいたようです。

まず、是政橋を過ぎたあたりに、用水路のようなところがあるのですが、そこに転がっている石の上に、カワセミがとまっているのを見ました。
写真を撮りたかったのですが、間に合いませんでした。
サギは結構たくさん見るのですが、カワセミを多摩川で見たのは初めてです。

川沿いの小学校の校庭は、芝生になっていました。
同じ府中市立の小学校なのに、長女や次男の通う学校とはずいぶん違います(笑)。

国立市との境では、マラソンをしていた人に、こっちは自転車なのに、あっさり抜かれてしまいました(笑)。
ホントに速いんですよね・・。

ついでに、川沿いに、スーパー銭湯を見つけました。
国立温泉
車の台数からして、混んでそうですが、平日の昼間を見計らって、一回行ってこようかと思います。

サンドイッチを食べ、川の様子を少し見ていると、次男が、50センチぐらいの大きな鯉が何匹も泳いでいるところを見つけました。
サイクリングというよりは、川を見に行ったような感じになってましたね。

私も、今日をいいきっかけに、これからは健康のためにも、週に100キロぐらいは自転車でのんびりと走ろうと思います。

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Posted at 23:00 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.13

秋の空

こんにちは。スマイラです。

今日は、何だか疲労が溜まってしまい、家でのんびり過ごしていました。
本当は次男とサイクリングに行く予定だったのですが、明日に延期しました。
明日はちゃんと行けるようにしておかないといけません(笑)。

ところで、先日、この本を読みました。

社長、商標登録はお済みですか?社長、商標登録はお済みですか?
(2012/07/27)
平野 泰弘

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著者は弁理士さんですが、単なる法律の解説にとどまらない、特に出願人や権利者側の視点から書かれた本だと思います。商標のことを何も知らないという人が読んでも、とても分かりやすい本だと思います。

この本では、手続面はあまり詳しく書かれていませんが、商標の価値という点については、かなり詳細に書かれています。

面白いと思ったのは、商標は、出願とか登録をした段階では、ほとんど誰もその商標自体を知らないので、価値は限りなくゼロに近いのですが、その後、使用を重ね、宣伝をし、良い商品やサービスを提供することにより、価値は無限大に上がる。

一方で、車や、時計や、不動産などの有体資産は、買った瞬間が、一番価値が高く、徐々に価値が下がっていく、というところでした。

この本では、いろいろな事例を挙げて、そういったことをとても分かりやすく説明されています。

商標を登録して、ブランディングや差別化を図りたい、というようなことを考えてらっしゃる事業者の方には、特にお勧めしたいと思います。

ところで、今日の夕方、ベランダから外を見たら、いかにも秋らしい空が広がっていました。

いい風景だったので、娘と一緒に写真を撮りました。
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2012.10.12

音痴は治る!

こんにちは。スマイラです。

今日は、だいたい終日、出願や、調査や、伝票処理や、書類作成などをしていました。

19時から、会員になっているコワーキングスペースの交流会があったため、三鷹まで行きました。

約2時間でしたが、いろんなものを食べて、飲んで、楽しく過ごしてきました。

どこまで書いていいものか分からないので、ぼかして書きますが、この施設の会員になってらっしゃる方で、かつて某有名バンドのドラマーだった方がいます。

その方は、今、音楽関連のビジネスをされているのですが、今日、交流会でプレゼンをされました。

詳細はともかく、私が興味を持ったのは、「音痴は治る!」と断言されていたことでした。

身内の恥を晒すようですが、妻は音痴なので、帰ってきてその話をしたところ、「行ってみようかなあ」と言っていました。

私はこれでも結構長いこと音楽に接してきて、どちらかというと音を外せない方です。
ですから、音痴の人がどういう気持ちなのか、とか、カラオケに誘われたときや、歌えと言われたときに、どんな風に思うのか、ということに、率直に言って思いが至りません。

妻は、結婚する前は、ある会社にいたのですが、部署でカラオケに行ったときに、先輩から「下手な人から順番に歌いましょう。じゃあ、あなたから」と言われていたそうです(笑)。

その話を聞いたときは、なかなかうまいことを言うなあ、と大笑いしてしまいましたが、内心では(そんなことは絶対にないと思いつつ、話の流れであえて書くのですが)傷ついていたのかもしれません(笑)。

ちなみに私は近視で乱視ですが、目のいい人には、近視の不自由とか、気持ちとかは分からないと思います。

きっと、そんな感じなんでしょうね。

妻にも、機会があれば、ぜひ、この方の教室に行かせて、成果を見てみたいような気がします(笑)。

効果があったら、ブログでご報告しますので、音痴に悩んでらっしゃる方は、こっそりとお知らせ下さい。
秘密裡にご紹介させていただきます(笑)。

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2012.10.11

銀波露らーめん

こんにちは。スマイラです。

今日は、先日企画があったセミナーの打合せに行ってきました。

最近、運動不足を感じていたのと、聖蹟桜ヶ丘の京王百貨店で、北海道祭りをやっていて、「銀波露」というお店のラーメンが出店しているのですが、それが美味しそうだったので、それを食べがてら、自転車で京王堀之内まで走ってみました。

銀波露では、醤油らーめんの写真が大きかったので、これがお勧めなのかな、と思って、注文しました。
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玉ねぎが入っているせいか、私にはちょっと甘く感じましたけど、美味しかったです。

以前、勤めていた事務所が高田馬場にあったときは、純連の支店があったので、残業で遅くなったときなど、そこでときどき味噌らーめんを食べていました。

弁理士試験の勉強をしていたときも、学校の近くに「虎龍」という北海道のらーめんのお店があったので、そこでときどき食べていました。

この3つの店は、味の傾向性が似ているような気がしました。
油が多く、味が濃く、甘め、という印象です。
きっと、北海道のような寒いところに住んでいる方にとっては、この味が一番しっくり来るんでしょうね。

新婚旅行で、富良野に行ったときに、富良野駅前のお店で夕食をとりました。
そのとき、イノシシか何かの鍋物みたいなのを食べた記憶があるのですが、その鍋も、油(脂というべきでしょうか)が1センチ近くの厚みで覆っており、そんな感じの味でした。

私は、昔からよく言われるのですが、何を食べたかはすっかり忘れてしまうのですが、味はちゃんと覚えているのです(笑)。

久しぶりに長時間連続して自転車に乗ったので、お尻が痛くなってしまいました。
ロードの細いサドルは、結構堪えます。
そんなわけで、帰り道の多摩川サイクリングロードは、休み休み帰ってきました(笑)。

私の愛車というほど手入れしているわけではないので、お見せするのが恥ずかしいのですが、休憩のひとこまです。
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2012.10.10

未来への投資

こんにちは。スマイラです。

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一日遅れになってしまいましたが、昨日のセミナーの写真です。
雰囲気ぐらいは伝わりますでしょうか?

今日は、いろんな方から、昨日のセミナーのお礼をいただきました。
本来なら、こちらから先にお礼をしなければいけないところを、後手になってしまい、申し訳ない限りです。

別途、新規のセミナーのお話とか、その準備とかで、手が回らず、失礼をしてしまいました。

ところで、今日の朝日新聞の「異議あり」という面に、東大大学院教授の柳川範之さんのインタビューが載っています。

主旨としては、変化のスピードの速い時代に対応するために、学び直しの時期=教育期間を設けて、より幸せな人生を送れるようにしましょう、ということでした。

私自身も、40歳を過ぎてから弁理士試験の勉強を始め、その後、独立という人生を選んだ人間ですから、共感する部分もあります。
しかし、この仕事自体は31歳から始めているため、40歳からの異業種や異職種への転身が、幸せに繋がるかどうかというと、少々疑問に思わないこともないではありません。

たしかに、この変化の早い時代に、いったん就職したら、そのレールからずっと外れることなく進んでいって、40年後や45年後にどのような状態が待っているのか、と考えると、数十年ごとに、ある種の転機というか、考え直す機会のようなものが必要な気はしますし、自発的にそういう行動をとっている人も多いとは感じます。

この先生の意見で共感したのは、「私が言っているのは『未来を搾取する社会から、未来に投資する社会へ』です。投資とは教育です。」という言葉でした。

以前から少子化やニートなどについては、何度か書いてきましたが、一番言いたい点はこの点でした。

退職者にものすごくお金を使い、新入社員の教育にまったくお金を使わない会社があったとして、その会社に投資したいと、私なら思いません。どこかの飛行機会社みたいですよね(笑)。

皆さんも、新人教育に全然お金を使っていません、というところには、仕事をお願いしたくないと思います。

国も同じです。

未来に投資しない国に未来があるのか?
こんな疑問を、私は一貫して持っています。

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2012.10.09

セミナー大成功!

こんにちは。スマイラです。

今日から、退院した長男は学校に行き始め(というか、正確に言うとキャンパスツアーといって、明治大学を見学に行きました)、長女、次男も当然のことですが学校に行き始め、新しい一週間が始まりました。

そして、私は、今日、独立してから初めてのセミナーを開催しました。

お申込みは、最終的に22名の方からいただき、お仕事の都合等で、急遽参加できない方が3名おり、最終的な参加者は19名でした。

平日のお昼という時間帯でもあり、参加される方の急なお仕事は想定していましたので、そこから考えると、思ったよりキャンセルが少なくて良かったです。

お忙しい中、ご参加された皆様に、心からの感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!

会場があまり広いところが取れず、満席で24名という中での19名でしたので、演台に立って見ると、皆さんの視線の圧力を肌でかなり感じました(笑)。

けれども、皆さん、非常に熱心にお話を聞いて下さり、しゃべる側としては、安心して話を進めることができました。
共催の方は、途中でワークショップも入れたのですが、それもずいぶん盛り上がり、参加してくださった方から、時折笑い声が聞こえたのも嬉しいことでした。
セミナー終了後の懇親会でも、名刺交換が活発にでき、有意義な時間を持てたことを嬉しく思います。

私は実は昔から、神経が粗っぽくできているのか、人前でしゃべるというのに、あまり緊張しない性質で(笑)、今日も、目の前の時計を見ながら、割りと冷静にしゃべることができました。
おかげで、時間ぴったりで終わらせることができました。

ただ、ご来場下さった方からは「いつもにこにこしてるのに、今日はあまり笑顔が出なかったですね」とのお話もいただきました。
それは自分でもよく分かっていて、終了時間をずっと気にしていたため、表情を緩める余裕がなかったのでした(笑)。

この点は、今後の課題として、スキルアップしていきたいと思います。

いずれにしても、今回の初コラボセミナーは、当初の計画から考えれば、「出来すぎ」といっていいぐらいの大成功に終わりました。

けれども、これは「独立後初めて」というお祝儀的な意味も入っている、ということは重々承知しています。

ですから、今後が、次回からが、「本当の勝負」というつもりで、一層の精進をしていきたいと、改めて思っています。

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2012.10.08

凱旋門賞

こんにちは。スマイラです。

今日のブログは一競馬ファンとして書いていますので(笑)、専門用語(?)が多く、分かりにくいかもしれません。ごめんなさい。

先日のブログで、凱旋門賞のことを少しだけ書きましたが、昨日の凱旋門賞の中継を見た方はどれぐらいいるでしょうか?

いやー、それにしても、返す返すも惜しい、そして、悔しいレースでした・・。
欧州に鮮烈な印象=惜敗のオルフェーヴル―凱旋門賞
スタートから道中は、後方2~3番手で、ちょっと後ろ過ぎるのかなあ・・、と思いつつも、オルフェーヴルはかかりやすい馬だから、前に馬群を置いて走るしかないのか、と思って見ていました。折り合いはついていましたね。

ずうっと、もうちょっと前が飛ばしてくれないかなあ、と思っていたのですが、馬場が重かったのか、あまりペースが上がらなかったみたいですね。

でも、最終コーナーを回って、ものすごい勢いでオルフェーヴルが馬群をゴボウ抜きし、馬群の前を横切るようにして先頭に立ったときは、もうこれで楽勝!歴史的瞬間の到来!と思いました。

しかしまあ、これが競馬ですよねー・・。

騎手のスミヨンはたぶん、レースプラン通りというか、ほぼ完璧なレース運びだったんじゃないでしょうか?

もし、勝ち馬のソレミアとオルフェーヴルが逆の立場で、ソレミアが先に先頭に立ち、それをオルフェーヴルが追いかける形になっていれば、勝っていたんじゃないかなあ・・、と思いますけど、それはあと出しじゃんけんみたいなものです。

斤量59.5キロってのにも、ちょっと驚きましたけど、斤量とか馬場とかアウェーとか、そういうことも全部克服してのクビ差の2着だったと思います。
立派でした。

最後の直線で、オルフェーヴルは数完歩、内側に撚れてました。
あれが、オルフェーヴルの気性によるものなのか、レースでの消耗によるものなのか分かりませんが、私は見ていて、本当に精一杯走ったんだなあ、と思いました。

力負け、というよりは、展開の綾というべきでしょうし、ホント「これが競馬」というしかないレースでした。

関係者の皆さん、お疲れ様でした!素晴しいレースでした!
オルフェーヴルもお疲れ様!慣れない異国の地で、よく走ってくれました!
池江調教師は、何度も申し訳ないと言ってましたが、これだけの結果を出したのですから、胸を張って日本に戻ってきてほしいと思います。
そして、一競馬ファンとしては、次の日本馬の挑戦を楽しみに待っていたいと思います!

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Posted at 22:53 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.07

セミナー迫る!

こんにちは。スマイラです。

今日、長男は無事退院しました。
まだ、抜糸が残っていますが、お休み明けからは学校にも行けるようで、まずは一安心です。

長男も、お医者さんと看護士さんの激務と献身ぶりには「あの人たちは本当に凄い!いったいいつ寝ているんだろう?」と驚いていました。

そのように、他人の健康や命のために、身を削って尽くす人たちがたくさんいる、ということを目の当たりにしたのも、長男の今後にとっては、いい経験だったと思います。

それはそれとして、いよいよ明後日に、私と中小企業診断士の方の共催のセミナーが迫ってきました!

ありがたいことに、今でも何件かのお申込みをいただいているのですが、すでに満席になってしまい、お断りをしている状態です。
中には「次はいつやるんですか?」というお問い合わせもいただいているみたいです。

そういうわけなので、今回ほどの人は集まらないかもしれませんが、同じ内容で、近々、もう1回セミナーを開催することを計画しています。

そもそも、計画を始めたときは、オーディエンスがたとえ一人でも、あるいは一人も来なくても、とにかくやろう、と共催の方と話していました。

だいたい、二人の当初の読みとしては、まあ、5~6人来てくれて、家族会議みたいな感じでやれればいいね、と話していたのですが、結果としては、20人以上来て下さる予定になり、嬉しい誤算になりました。

こういう誤算なら大歓迎です(笑)。

ただ、これも、始めたから分かったことで、始めてみないで「どうしよう、どうしよう」と考えているだけでは、分からなかったことです。

今回私は、幸運にも、共催の中小企業診断士の方のお声掛けで、セミナー講師をさせていただくことになりました。

この方のお声掛けと尽力と献身がなければ、セミナーを主催し、講師を務める機会が、いったいいつになったものか、想像もできません。

彼女には、感謝しても、しきれません。
ありがとう!

当日は、二人(と受付等を頼んだ妻とその友人と)で協力して、皆さんに喜んでいただけるセミナーにしたいと思っています。
来て下さる皆さん、お会いできるのを楽しみにしています!

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2012.10.06

ようやく・・・

こんにちは。スマイラです。

長男は、ようやく明日、10時に退院できそうです。

今日、たぶん、これが最後の長男のお見舞いに、家族で行ってきました。
杏林大学病院に行くのもこれが最後だろうと思い、私と長女は、自転車で行ってみました。
家からだと、小休止を入れて1時間弱で着きました。

長女はかなり疲れたみたいですが、小さい頃から根性のある子なので、泣き言や文句のひとつも言わずに、往復してきました。

長男は昨日の手術を終えて、ほっとしたのか、思いのほか落ち着いた表情で、こっちもほっとしました。病院内のローソンで少年ジャンプを買ってきて読んでいました(笑)。

手術中はもちろんですが、その前後も飲み食いはできないらしく、大変だったようですが、仕方の無いことですね。
これで、本人が健康のありがたみを感じてくれれば、それだけの価値はあったと思います。
先の人生の方が長いんですから。

今回の件につきましては、多くの方から、いたわりや励ましのお言葉をいただき、感謝の念に堪えません。心からお礼申し上げます。

また、お見舞いに行くたび、医師の先生や、看護士の皆様の献身的なお仕事ぶりは、本当に大変なものだ、と感じました。これを読んでいる可能性は限りなくゼロに近いのですが、感謝のお気持ちを表しておきたいと思います。ありがとうございました。

私たち家族が帰る間際に、長男の高校の友人二人が、お見舞いに来てくれました。
いると彼らも話しにくいだろうと思い、すぐに私たちは帰りましたが、病気になる前は、学校の文句を言っていた長男も、きっと友達のありがたみを感じたんじゃないでしょうか?
それもまた、ひとつの今後の人生の財産にしてくれれば、と思います。

長男の入院中にお見舞いに来てくれた友人たちにも、心からの感謝を申し上げたいと思いますし、これからも長男を宜しくお願いします、とお伝えしたいです。

家族にとっても、長男にとっても、大変な経験をしましたが、家族みんながこれを糧にして、今後は一日一日を、これまで以上に大切に生きていけるようになれば、大変ではあったけれども、不幸ではない経験にしていけるんじゃないか、と思っています。

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Posted at 23:25 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.05

ファミリー・シークレット

こんにちは。スマイラです。

この本を読みました。

ファミリー・シークレットファミリー・シークレット
(2010/05/07)
柳 美里

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読んだ感想は、というと、「凄まじい」としか言いようがありません。
ページのどこをとっても、私のような凡人にとっては、桁外れのことが書かれています。

私は、柳美里(ゆう・みり)さんの本を読んだのはこれが初めてでしたし、これまでも興味を持ったことがありませんでした。

この本を読もうと思ったのは、先にカウンセラーの長谷川さんの本を読み、そこに、この本のことが書かれていたからです。

本の内容は、かなり有名な本らしいので、ご存知の方もいると思いますが、柳美里さんが、自分のお子さんへの虐待に悩み、長谷川博一さんという臨床心理士にカウンセリングを受ける記録が中心となり、その間にいくつかの挿話が入っています。

どれも、虐待を中心とした話ですから、気は重くなるのですが、さすが小説家といっては変ですけど、文章が上手いので、推進力があり、厚い本ですが、案外すーっと読めてしまいます。

どれも凄まじい話ですが、興味深かったのは、70歳を過ぎた柳さんのお父さんもカウンセリングを受け、その話が詳細に載っていることでした。

こんなことを言っては申し訳ない、とは思うのですが、正直、このお父さんじゃあ参っちゃうなあ、という話の内容でした。

いずれにしても、読んだ誰にも、家族とか、親子とか、宿命とか、血とか、そういったことを深く深く考えさせる内容の本だと思います。

簡単に「お勧めします」と言えないところが、この本の凄さかなあと思います。
でも、家族関係とか、親子関係とかで、思うところのある人は、勇気を出して読んでみるのもいいのではないか、と思います。

少なくとも、私にとっては、きわめて衝撃的な本であったことだけは確かでした。

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Posted at 22:24 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.04

手術前

こんにちは。スマイラです。

今日は、朝からセミナーの打合せをし、夕方からは、長男の入院する病院に行ってきました。

長男の回復は、最初のうちは良かったようなのですが、なかなか肺の穴がふさがらず、間もなく入院から一週間が経つとのことから、これ以上、管を通しての脱気を続けても、早々の回復は見込めないし、雑菌等が入ったらむしろ今より悪くなる、との判断から、数日前から手術を進められていました。

長男は未成年なので、手術のためには両親が説明を聞き、同意する必要があります。
今日は、その説明と、同意書の署名のために、妻と病院に行きました。

手術といっても、医療の進歩はすごいもので、体の横、左肺の側面に当たるところに、1~2センチの切込みを3箇所入れて、そこからカメラを通して手術をするのだそうです。

気胸の治療には、いくつかの方法があるようなのですが、今回は、最も多くされている方法ということで、肺膜にセルロースの網のようなものをかぶせて、穴をふさぐ方法で手術することになりました。

手術をした場合、同じ病気の再発率は激減するようです。

せっかく(というのも変な表現ですが)長男も、怖い思いや辛い思いや痛い思いをして手術するわけですから、これが長い人生において、怪我の功名となり、終生再発しないようになってもらいたい、と思います。

手術後の経過が良好なら、日曜日には退院し、3連休明けからは学校にも行ける、とのことです。

2週間ほどは、体育や部活などの激しい運動はできないそうですが、通常の範囲の歩く、自転車に乗る、程度のことはできるようです。

家族一同心配し、とにかく無事に手術が終わり、予定通り長男が家に帰ってくることを待っています。
私たちとしては、ただもう、頑張ってほしい、これが長い目で見て長男の人生にとって有意義なことになってほしい、と祈るしかありません。

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Posted at 23:03 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.03

運動会

こんにちは。スマイラです。

これも9月29日の土曜日のことなのですが、長女と次男の通う小学校の運動会がありました。

長男も同じ小学校だったので、そのときから数えれば、10年間連続で、妻と私はこの小学校の運動会に行っていることになります。

毎年、少しずつプログラムは変わってきているものの、大枠ではそんなに違いはありません。
例年、5月の最終土曜日にやることが多かったのですが、今年は耐震工事があったらしく、長男の入学以来、初めてこの時期の開催になりました。

9月なら少しは涼しいかも、という期待は完全に裏切られ、炎暑といっていい気候でしたが、まあ、雨が降らなかっただけでも良かったのかな、と思っています。

長女にとっては、小学校では最後の運動会です。
100メートル走、組体操、騎馬戦に出場し、応援団をやりました。

長女は、細いのですが、背が高いので、組体操はずっと下でしたし、騎馬戦でも大将騎をやっていました。

組体操は、なかなか難しそうな出し物をやっていましたが、上手にできていました。家で次男相手に練習していた成果が出ました(笑)。

100メートル走では、出遅れたものの、直線で追い込み、1位になりました。
リレーには出られませんでしたが、有終の美を飾れて良かったです。
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次男は、50メートル走や、ダンスや、台風の目に出ていました。
この学年だと、勝った、負けた、というより、楽しくやる、ってのが第一目標という感じですね(笑)。

娘の最後の運動会ということで、小さかった頃を少し思い出しました。
1年生の最初の娘の運動会の徒競走で、当時5年生の長男がゴールの紐を持つ係で、きょうだい揃ったのも、今思えば、懐かしい光景です。

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Posted at 23:26 | 日常 | COM(0) | TB(0) |
2012.10.02

祝!100回

こんにちは。スマイラです。

先日、長男の急な入院で書けなくなってしまいましたが、9月29日で、このブログの記事が100個目になりました(今日で103個目です)。

6月22日から始めて、1日だけ書き忘れた日がありましたけど、その翌日の朝と夜に分けて2つ書いていますので、ちょうど100日が経ったということになります。

読んでくださっている皆さん、ご縁をいただいた皆さん、本当にありがとうございます!
コメントの返信や、記事の内容でも、至らない点が多々あると思いますが、どうぞこれからも宜しくお願いします。

いろんな方から、「大変でしょう?」とか、「よくネタが続きますね」と言われますけど、自分としてはあまりそういうことには苦労せずに、淡々と続けてきたら100回になったという感じです。

気をつけているのは、日付が変わってしまうので、12時を回らない内に書こう(笑)、ということぐらいです。

自分の人となりが伝わればいい、という気持ちで書いているので、あまり厳格なルールは立てていません。

たとえば、弁理士っぽく知財ネタに限定するとか、仕事のことだけ書くとか、そういう風にしたら、まず続かないだろうと最初から思っていましたので、どんなことでも、とにかく毎日書く、ということを最低限のルールにしています。とは言っても、それすら一回破ってしまっているのですが(笑)。

自分にしか書けないことを書くこと。人の悪口や愚痴は書かないこと。読んだ人が暗い気持ちになることはできるだけ書かないこと。平易な言葉を使って書くこと。
この程度のいくつかの緩いルールは意識しています。

あと、子供のことや家族のことを比較的多く書いていますので、子育てとか子供のいる生活が、読んだ人にできるだけ楽しいこととして思ってもらえるように書いています。

子育てや子供については、大変という情報が溢れすぎていると、私は思っています。
もちろん、現実に大変な人がたくさんいる、ということも承知しています。
それでもやはり、これからご結婚されたり、出産や子育てをされる方が、「こんなに大変じゃあ、考えちゃうな・・」と思われないような内容にしたいと意識しています(だからといって、嘘を書いているわけじゃありませんよ、笑)。

どこまで続くか分かりませんが、とにかく休まず書く、ということを一番の目標にして、これからも続けていきたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします!

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お待ちしています!